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妊活日和

25
妊活の経過を記録しておきます。
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妊活日和#25

2020年9月。妊活開始から25ヶ月目。

先月一応妊娠反応が陽性だったので、次は2週間後妊娠6週目の胎嚢確認がある。

前回の妊娠反応陽性の際は、夫が自分の両親や仲の良い友達にすぐに私の妊娠のことをしゃべってしまったため、夫はその後の流産の報告が辛かったらしい。こうして身を持って妊娠の奇跡を理解した夫は今回の陽性反応はきちんと口を閉じてくれた。

胎嚢確認までの2週間は、強烈な空腹感と眠気で毎日

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妊活日和#24

妊活日和#24

2020年8月。妊活開始から24ヶ月目。

いつもより出血量の多い生理が終わり、2回目の胚盤胞移植へと向かう。

次の移植に向けて、何か前向きに取り組めることはないか。

いろいろ考えてはみるものの、やはりまだ、流産したことを受け入れる時間を要するのか、仕事から帰っては手術の日からいまだ消えずに残る点滴痕をボーっと眺める日々が続いていた。

移植前日に、職場の同僚が熱を出して休んだ。その同僚の仕事

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妊活日和#23

妊活日和#23

2020年7月。妊活開始から23ヶ月目。

妊娠10週目の検診で「流産」という診断が下る。

夫に報告し、手術当日の送り迎えを急遽お願いした。夫はまさか「流産」するとは思っていなかったようで、私よりもうろたえていた。

手術前日、お昼ごろから出血が始まってしまった。明日までどうにかひどくなりませんよう、祈るような気持ちで当日を迎えることに。

当日は手術の時間までおそらく2~3時間はあるだろうと考

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妊活日和#22

妊活日和#22

2020年6月。妊活開始から22ヶ月目。

妊娠反応が出てから2回目の病院受診は、胎嚢の確認。

この日までに体調の変化があった。

茶色いおりものはでなくなり、透明のおりものに変わっていた。また、日に日に空腹感が辛くなり、何か食べていないと気持ち悪くなってしまった。また、眠気もひどくなり車の運転中も大変になるほどだった。

受診の結果、胎嚢は無事確認できた。この時、妊娠6週目だった。卵黄のうが天

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妊活日和#21

妊活日和#21

2020年5月。妊活開始から21ヶ月目。

4月下旬に生理が始まり、その翌日病院受診。ホルモン値の検査を行った。そして、その1週間後くらいに子宮内膜の厚さを確認するために再度受診。厚みも問題ないとのことで、移植日を決めることとなった。

「この日からこの日の間ね。いつにする?」どうやら、自分で決めて良いらしい。私は迷わず仕事のシフトを確認して休みの日を指定した。その後、看護師から移植日当日の流れに

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妊活日和#20

2020年4月。妊活開始から20ヶ月目。

今月は初めて体外受精にチャレンジすることになった。

まず初めに行われるのが、採卵という処置。排卵の直前に卵巣から卵子を採取する処置のことである。

先月の時点で、先生からは「目標は10個ね。」と言われていた。10個という数が一般的に多いのか少ないのかはよく分からなかったが、今までの治療で排卵を促す薬を服用しても1〜2個しか排卵されなかった私にとっては、

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妊活日和#19

妊活日和#19

2020年3月。妊活開始から19ヶ月目。

今月はホルモンを整えるために服薬を続けるだけだったので、病院受診は次の生理が来るまでない。なので、仕事のシフト表と睨めっこしながら誰かと休みを交換してもらえないか交渉する必要もなく、心穏やかに仕事に励むことができた。

改めて思い返すと、仕事との両立を図るために、いろいろと神経をすり減らしていたと思う。

私は年中無休の医療機関で働いているため、勤務はシ

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妊活日和#18

妊活日和#18

2020年2月。妊活開始から18ヶ月目。

今月は3回目の人工受精。

これで人工受精での治療はラストとなる。

結果次第でステップアップするのかどうか、夫と話し合う予定である。

最後の人工受精。悔いがないように、パワースポットへ行ったり、早寝早起きを心がけたり、カフェインをいつもより控えたりした。

そして結果は、今回も残念ながら妊娠には至らなかった。

残念な気持ちがあったが、もう落ち込んで

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妊活日和#17

妊活日和#17

2020年1月。妊活開始から17ヶ月目。

去年7月以来、2回目の人工受精である。

年末年始の仕事の忙しさから少し解放されたくて、世間が仕事を開始してから数日経った頃、有給休暇を2日使って3連休を入れてもらった。12月は毎日残業が続き、まともに休むことが出来ないせで、腰痛を悪化させてしまっていた。そして、1月からは去年から担当していた業務から離れて元の担当に戻って仕事をする約束をしていた。去年は

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妊活日和#16

妊活日和#16

2019年12月。妊活開始から16ヶ月目。

久しぶりに病院へ行った。

紙カルテがチラッと見えたが、「自己中断」という札が貼られていた。

確かにそうかもしれないが、若干傷つくよね…。

自分勝手な患者だと言われてるようで…。

まぁ、どう思われてもいいや、と開き直って診察してもらい、今後の治療計画について話し合った。

「あと2回人工受精して、ダメだったら次を考えていきたいです❗️」

「OK

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妊活日和#15

妊活日和#15

2019年11月。妊活開始15ヶ月目。

仕事の忙しさと並行して、日プ(Produce 101 japan)の沼にはまっていた。日プとは、ボーイズグループを輩出するオーディション番組の名前だが、元々は韓国の発祥の番組だ。K-POP好きな私としては、あのレベルの高いK-POPアイドルを目指すグループがこの日本でも誕生するなら、と必死で“推し”を投票していた。(視聴者が毎週“推し”を投票できるシステム

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妊活日和#14

妊活日和#14

2019年10月。妊活開始14か月目。

年末に向けて仕事が忙しくなり始めてくる時期。毎年、寒さとともにやってくるこの時期は、私が好きな季節だ。仕事の忙しささえなければ。

そんな時期に、職場の同僚(同い年で男性の方)が唐突に「パワースポットに興味はあるか?」と尋ねてきた。何やら様子がおかしい。鼻息が荒く、どこか興奮している様子だ。大丈夫だろうか。

「行ったことはないが、興味はあるよ。」と言うと

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妊活日和#13

妊活日和#13

2019年9月。妊活開始から13ヶ月目。

先月から始めたテニスのおかげで、少しずつ妊活がうまくいかないことへの精神的な不安も薄くなり始めた。やはり、不安に駆られた時は運動するに限る。改めて、運動の大切さを実感した。さらに、テニススクールで同じクラスになる人と交流することで、いい刺激を貰うことができた。

そこには20代から60代と様々な年齢の方がいた。また、会社勤めの方や専業主婦の方、定年退職さ

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妊活日和#12

妊活日和#12

2019年8月。妊活開始から12か月目。

1回目の人工授精が残念な結果に終わり、意気消沈していた。

夫と話し合って決めた治療の回数は3回。

残り、あと2回。

あと2回でうまくいかなかったらどうしようという不安が頭の中でいっぱいになり、ある日ついに夫の前で泣いてしまった。普段はめったに感情をぶつけることのない私が泣いているのを見て、夫は少し動揺していた。

「とりあえず、あと2回治療を受けて

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