妊活日和#16
2019年12月。妊活開始から16ヶ月目。
久しぶりに病院へ行った。
紙カルテがチラッと見えたが、「自己中断」という札が貼られていた。
確かにそうかもしれないが、若干傷つくよね…。
自分勝手な患者だと言われてるようで…。
まぁ、どう思われてもいいや、と開き直って診察してもらい、今後の治療計画について話し合った。
「あと2回人工受精して、ダメだったら次を考えていきたいです❗️」
「OK。じゃあ、人工受精に向けて準備しましょう。じゃあ採血してきて。」
いよいよ、4ヶ月ぶりに治療再開。
少しワクワクしてきた。
次こそ、上手くいくといいな!
人工受精は来月上旬の予定。
それまでは、とにかく仕事に励まねばならない。
医療機関で働くと、御用納めなんて関係なく、年末年始も少ない人手で、いつもと変わらず業務に当たらなければいけない。
でも、不妊治療をしてみて、医療機関で働いていて良かったと思うことがある。それは、多くの人が連休だ、祝日だ、旅行に行くぞ!とワイワイとした雰囲気の時も、普段通りに、何食わぬ顔をして仕事を淡々とこなすメンタルが自然と身についてしまったことだ。
不妊治療も仕事をしている時と同じような感じで、周囲に妊婦さんがいて幸せそうな雰囲気でも、私は私の治療をこなすだけだな、とどこかドライに考える癖が出来てしまった。
仕事の時に連休中の浮かれた雰囲気と比較して自分の状況を悲観的に見てしまうと、業務に支障が出ることは経験済み。だから、周りと比較したところで、何もいいことはない。
私は私。
淡々と。
心で呟きながら、生活しよう。
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