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ミラクルな男の子。

はやしっぷ♡さん&Akkiy☆さんの企画に参加します^ ^


ミラクルな男の子

これは、ミラクルな長男のこれまでのあらすじ。

妊娠8ヶ月で産まれそうになる。

当時28週でお腹の中ではまだ1500g。
一日でも長くお腹に、そして無事に生まれるよう、まるまる2ヶ月寝たきりの入院生活。

36週の検診の時に、エコーでお腹の赤ちゃんの様子を先生が診てくれる。

「2500gくらいにはなったかな〜」

けれどそれは、先生の予想を大きく超え、モニターに表示された数字は既に3000gを超えていた…

「すぐに産みましょう」
そこから、バタバタと準備が進み、

その日のうちに産まれた長男は、36週と4日で
なんと3000g超えの元気な男の子でした。
(もし、40週だったら、間違いなくジャンボベビーだったに違いない。)

退院1週間後。鼻が詰まる。検診先の先生に
うちの子は鼻の穴が小さいのではないかと心配になって訊ねて笑われる。
そういうものだと聞いて安心する。

一歳半の頃。
昼間に赤ちゃんを見せてと遊びに来ていた友達がちょっと具合が悪くなったと突然帰る。
その日の夜に、長男、高熱を出す。
夜間救急で、
「この月齢ではちょっと考えにくいけれど、インフルエンザです。」
と言われ即付き添いの私と一緒に入院。
一時白目をむいたので死んでしまうのではないかと思って心配した。しばらく入院後無事、完治。
(途中でわたしもしっかりうつり、退院が伸びる)

幼稚園。

小さな頃から割と普通に話せる子供だった。
というか、大人びていた。
(おねしょは長いことしていたけれど)

入園当初、ママと離れて泣く子供達がいるなか、
「なんか、赤ちゃんみたいな子がいるねん。トイレも1人で行かれへんねんで。」
独立心旺盛な子だった。

体も大きく、行動も目立つ。

そんな風だから、起こったある日のこと。
他のことは全く覚えてないのにも関わらず、
彼が未だに根に持っている事件が起こる。

ある日、幼稚園が終わったあと、園庭でママ友とおしゃべりしながら、遠目に彼の様子を見ていると何か様子がおかしい。
長男はまだ年少さんなのに、年長の男の子達数人が彼に向かって何かを言っている。
後で聞いてみると、言われた言葉が、
「年少が年長にさからうなや!」
怖がるでも、泣くでもなく、彼はとても怒っていた。

正義感の強さ。というのだろうか。
自分なりの正論を物怖じせずに言うのだ、彼は。

小学校に入学した最初の日。
靴箱で靴を取ろうとしたら、少しやんちゃな
同じクラスの子が、
「じゃまやどけ!」と言って押してきたそう。
彼はおとなしく道を開けた…はずもなく、
持っていた上靴でその男の子の頭をはたいたらしい。ケンカになっていたところを先生が見つけて
両方とも叱られ、立たされたそうだ。
初日から学校から電話がかかってきた。
よくやり返したと心の中でこっそり思った母でした。靴はあかんけど。

またある時は、雨の日に、通ってはいけないとされている運動場の真ん中を高学年の男の子達が通っているのを注意し、砂をかけられてケンカに。
学校からの電話で知る。
アイツらが悪い。と長男。
たしかに。確かにだけどね。

5年生くらいだったか。
教室のドアを蹴っていた、高学年の子達に注意しに行きケンカに。気の強さは筋金入り。
でも、中学では危ないから、先輩に言うのはやめておこうとアドバイスしたのでした。

高校三年生の時。受験する高校を決める懇談があった。嫌々ながら週に3日、部活をしながら塾にも通っていた長男。
成績は中の上くらい。
公立高校の中では、進学校ではないものの
「賢いやん」と言われるA校を第一志望に。
学校での成績をもとに、担任の先生が言った言葉は、志望校のランクを落とした方がいいとのこと。もし入れたとしても、勉強についていけなくて辞めてしまう人もいるからとの考えだった。

塾の模試の結果で、自分なりにいけると思っていた長男は、ここでも反抗。
「受かればいいんやろ」
と一言。
その言葉通り、
滑り止めの私立も奨学金枠を取って合格。
公立高校も見事合格。
先生に勝手に進路、決められんで良かったわ。
と自信満々に報告をしに行ったのでした。

高校は、部活以外は楽しくはなかったようで
行きたくないというのが毎日の口グセでした。
体育祭行きたくない論争、修学旅行、行かんでいいやん論争。
"ひろゆき"をYouTubeてよく見ていた彼に論破されそうになりつつも、普通は…とか一般的には…とか、がもう禁句になっている親子バトルはしばしば勃発しました。

最終的に彼は自己責任を選びました。
修学旅行には折れて行きましたが、
現地でわざとグループから外れて、
ひとり旅を楽しんできた我が子。
仲良しがいないクラスでの修学旅行は
楽しくないだろうなとは思ったけれど、
彼なりの工夫だったそう。
(ちゃんと点呼の時にはいる周到さ)

皆で何かして楽しんでる時もあるけれど
独りを楽しみたい子でもあるのです。
わからなくはないけど。

遊ぶ友達はいるけれど、教室では無口。
ゲームとかオタクの世界が独りの時間
を強くしてくれたのかな。感謝。

大学は電車には乗りたくないからという理由で家から自転車で通える大学に。(中堅な大学)
ここも難なく合格。何故か、彼なら受かると信じてました。
全然、受験生らしくありませんでしたが。

塾に行く時間がもったいないと、通わず、いつものようにゲームして、カラオケして、YouTube三昧、そして時々勉強の日々。
高一の最後に苦手科目で危なかった時は、
さすがに反省したようで、そのあとの、やる時の徹底ぶりはすごかったけれど。

昨年の夏。
大学の帰りに横断歩道を青信号で渡っていた
彼の横に追突する感じで、右折の車がぶつかりました。

彼の乗って行った私の電動自転車は廃車😭
だけど彼はとっさに受け身をとって転がったらしく、奇跡的にかすり傷と打撲で済んだようです。
しばらく病院に通って様子を見ましたが、
今のところ、大丈夫なよう。
自転車の壊れっぷりを見るに、よくぞ助かってくれたと、何かに感謝せずにはおれません。

車にはねられたと電話があった時には本当に心配しました。

はねられたあと、彼は通行のジャマになるからと
すぐに立ち上がり、自分で自転車を近くのコンビニまで運び、私に電話をしてきました。

「嫌いやし、無駄やと思ってたけど、高校の柔道、役に立ったわ〜」

その後、大学の友達にも、その横断歩道は事故が多いらしいから気をつけるようにと注意を促しているようです。

「気ぃつけへんと、俺みたいに事故るからな!笑」

春休みに入り、昼夜逆転している彼は、今、すやすやと寝ていますが、きっと大丈夫。

だって私の子供だもん^ ^
いや、あのばあちゃんの孫だから?
それともあのひーばあちゃんのひ孫だから?

#春はミラクル起こります

ミラクルな男の子。

一つ付け加えるならば、彼はとても耳がいい。
掛け時計は秒針がうるさいと、すぐに片付けられてしまいます。母は毎日時計を掛ける。

歌も上手。 
彼の最近の悩みは、

人生について悩むけれど、
その悩みさえもこの年にありきたりな悩みだというのが嫌だ。甘えかもしれないけれど。

あ、2つだった。

きっと人生何週か回ってきてるはず。笑

2023年の春はこれから。
頑張れ若者。

ちなみに彼はたまねぎが嫌い。


明日も素敵な一日を✨

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