へんばんしのサプライズお祝い　旋盤試験合格への道

先日一念奮起して挑戦した旋盤加工の技能検定３級。
技術も経験も浅い自分。アラフォー２児の母、今から受けようと思っている人は正直珍しいでしょう。
指導してくださった先生もよくやるねって感じで応援してくれてました。

とにかく練習しました。
調べました。
周りに経験者が少ない環境でしたが、いろんなご縁から、その道に詳しい方に教えてもらうことができたりして、できることはやった感じです。
練習には時間もコストも（材料や施設レンタル料など）もかかるので、しばしばイメージトレーニングもしていました。
加工練習では、飛んでくる鉄くずで作業着に穴が開いたり、保護具はしてるけど、おびえながらも奮闘していました。

第一発めは筆記試験。
筆記試験会場では、周りは99.9％男性。学生がメインでした。
想像はしていたけど、さらに、試験会場では先頭のセンター席でますます緊張。
自己採点では目指した満点ではなかったけど、筆記は通過していそうでした。

その週間後の実技試験。
もう朝から心臓バクバク。
緊張のしすぎて、試験直前の練習開始早々、機械が動かなくて
「機械が動かないんですけど…」
って尋ねると
「電源が入っていませんよ。どれだけ緊張しているんですか。」って笑われてしまった。
そんなこんなでしたが、試験中は集中して自己最短記録で課題を削り終えました。
出来は、寸法など若干気になる点はあるものの、あとは試験官に任せた…祈る…という感じで試験会場を後にしました。

数か月後、結果…
合格していました！！

合格発表の日、主人にも合格の報告と感謝のメッセージを送っておきました。
その日、主人は、なんだかいつもより帰りが遅いなーって思っていると、
こそこそ部屋に入ってきて、ん？
手には大きなケーキの箱！
なんとお祝いにサプライズケーキを買ってきてくれました。
箱を見たら、ちょっと遠い有名なお店のもの。
誕生日も結婚記念日も無いものかのように覚えていない彼ですが
こういうサプライズがあるので楽しいです。
子供にもお母さんすごいね！って大げさくらいに言ってて恥ずかしいくらい。子供もなんだかすごいことだ！？ってそこで初めて一緒にお祝いしてくれました。

だけど、すぐ外に呼ばれて行くと…
ビシャー！
ビールかけならぬ、シャンメリーかけが待っていました…ベッタベタ…
お風呂の後だったから、ちょっと不機嫌になる私。
ただやりたかっただけでしょ。

ケーキには「せんばんし　合格おめでとう」というメッセージ付き。
旋盤士でもないし2級以上がすごいので
そこまでたいしたことないことも主人は知ってるのに盛大なこと。

みんなでケーキをいただきながら聞くと、
電話でお店にケーキ予約して
メッセージ書いてもらったそうですが、
受け取りに行ったら
「へんばんし合格おめでとう」
になってたって（笑）大爆笑。
ケーキ担当者、せんばんもわかんなかっただろうけど
へんばんって？？
なに？？って思いながら書いたのかしら（笑）
へんばんってなんか弱そー。
確かに言われてケーキをよく見ると、「せ」の下はクリームが重ね塗りされている跡が。

それでも自分のことのように主人に本当に感謝です。
ケーキおいしかったなー。
身につけた技術、ちゃんと活かさなきゃ。