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心を「無」に はじめての座禅

先日、人生初の座禅(坐禅会)に参加してきました。

場所は、岐阜県多治見市の虎渓山にある永保寺です。名古屋からも車で1時間かからないところです。
パワースポットとしても人気のあるお寺で、 境内の庭園では、 四季折々素敵な景色を楽しむことができます。

きれいな庭園


特に紅葉の時期は圧巻で私も 好きな場所の一つです。

坐禅会参加方法

事前予約は不要です。
当日時間まで(5時50分まで)に直接会場に向かいます。

永保寺の座禅(坐禅)の詳細は、公式HPをご参照ください。

  • 日時:毎月第3日曜日(行事により前後の場合あり)

  • 内容:午前6時~ 坐禅および法話(全体所要時間1時間半程度)

  • 費用:1,000円(参加費として) 当日受付のみ、予約不可

(公式HPより)

駐車場は、境内近くの踏切の手前にあります。
そこから境内まで数分歩きます。
境内には駐車場がないのでご注意ください。

駐車場

参加してみて

今回は20人前後の参加者でしたが、大半が常連の方のようでした。
そのうち私のように初心者は6名でした。
外国人の方もいらっしゃいました。
男女年齢も様々に見えました。

座禅は6時からスタートです。
5時50分までに受付を済ませ、置いてあるサンダルに履き替え、禅堂に入ります。
少し早めにつきましたが、すでに数人いらっしゃり、座禅を行っていました。

特に説明はありませんが、みなさんの見よう見まねで座って待ちます。

困ったら周りの方が親切に声をかけてくれます。

坐禅堂

「無になる」ことは簡単ではない

座禅は約30分が2回でした。
座禅は、姿勢を正し、心静かに無になることだと私なりの解釈で行っていましたが「無になる」というのはなんとも難しいこと。
改めて感じました。
静かに目を閉じると、あれこれ色んなことを考えてしまいます。
ですが、呼吸に集中し、周りの音と風に体をゆだねていると少しずつ落ち着いてきました。
土岐川の流れる音と、早朝の鳥のさえずりが、癒しのBGMのようで、そよそよと入る朝の風と共に大変心地よかったです。
自分に全集中できる時間は贅沢で、あれこれ考えしまいながらも、それはそれとして過ごしました。
実際は、禅堂に最初に入るときは左足からなど、作法も細かくあるそうで、最後に説明書をいただきました。
全くできていませんでしたが、静かに背筋が伸びる時間は、また特別です。

永保寺へ移動し、法話を伺いました。
その中で、
「無になることは、起きているけど、寝ていない状態のこと。最初は難しい。あれこれ考えてしまう。自然なこと。人間は考えるためにできている。
しかし、練習を重ねるうちに次第に無になることもできるようになる」こと、そして、
「心は宇宙よりも広い。心と体を自由に使うためにも、こだわりすぎることをやめる。時の流れに身を任せる。何かあってもとらわれず、次へと進んでいく。こだわりが強いと、心が凝り固まってしまう。 そうすると心が重くなり病んだりする。そうならないためには、無になるを繰り返すと、柔軟に生きられるようになる。そして、何事も続けること。座禅も続けるとできるようになる。(ただし、座禅にこだわることはない、ここから帰ったらいつもの仕事や生活に務めること)」
のようなお話を伺いました。
(このような話だと理解しましたが、違っていたら失礼しました)

早朝の境内

トータル約1時間半の坐禅会でした。
非日常の空間で、いつもと違う早朝の活動。
そして、法話を伺い、朝からすがすがしい気持ちで帰ることができました。

ちなみに、初参加のアメリカの方と雑談しながらの帰り道、法話の概略を英語で
教えてほしいと言われ、超つたない英語で伝えました。
相手の方は優しくて、英語力の低下を痛感。
英語もっと勉強しよう…

今回の目的

私は特に3つの目的があってトライしました。
・いつもと違うことがしたい
・座禅と言うものを体験してしてみたい
・海外からの参加者と英語でおしゃべりしたい

3つ目の英語については、以前、別の座禅に参加した友人に、外国の方も多かったと言っていた記憶から、安直ですが、もしかしたらいらっしゃるかも?とトライしてみました。
英語の勉強のため、話す機会が欲しいと思っていたからです。
なので法話を訳すということは、私には超ハードルが高い課題になってしまいましたが、ある意味充実感もあり、お話もできて嬉しかったです。
英語を勉強するモチベーションになりました。

日々の生活ために

マインドフルネスも話題になっていますが、マインドフルネスや坐禅などで
無になることなどにトライする人も見受けられます。
世の中にはわずらわしいこと、周りにとらわれて心と体が自由に使えていないと感じる人も多いのかな。
そして、ソロキャンプブームや、1人時間のためにカフェやお出かけするように、
1人心静めたい人、1人落ち着く時間というのは、日々、心身共に元気に過ごすため、
仕事のパフォーマンスをあげるため、私生活を充実させるためにも、
やはり重要なんだろうな、と改めて感じた朝でした。


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