見出し画像

子供の宿題 身近な人に戦争の話を聞いてくる

子供が小学校の国語で、戦争の話「一つの花」(今西 祐行)をやっているそう。

そのなかで 「身近な人に戦争の体験話を聞いてくる」という宿題が出て、 私の祖母(子供にとっては曾祖母)にZOOMで課題の話を聞きました。
なんだか時代を感じます。
祖母もひ孫の役に立てると喜んで、お願いした時間の30分も前からパソコン前にスタンバってくれていたそう。

私も昔、同じ単元の宿題で祖母に聞いたなぁ。なんかしみじみ。
当時は、祖母の家の近くに住んでいたわりには、戦争の話を聞いたことがなくて、印象的だったのか、聞いた話を今でも覚えています。

子供の宿題は、戦争中の、食べ物、うれしかったこと、悲しかったことなどを聞いてくるというもの。

食べものは、近くの山でとって来た実や、畑の野菜をちょっとのお米とたくさんの水で炊いたご飯だったから、すぐお腹がすいた。

だけど、当時まだ子供だったので、疎開してきた人たちと住んでいて、たくさん人がいて嬉しかったし楽しかった、と。
遊びも、おもちゃとかないけど、あるもので工夫して楽しく過ごしていた。という、前向きな話が主でした。

子供にとっては、想像と違って、楽しく過ごしていたことが驚きだったようです。
実際、本当にいいことが多いと感じていたのか、祖母の過去の苦労から、昔の大変な記憶は消すか出さないにしているのか、正直わかりませんが、今もはっきり話して聞かせる祖母を嬉しく思います。
私の知っている限り、祖母は幼い頃からかなり苦労が多かった人生だったと思います。
でも、数年前に、祖母が「昔は大変だったかもしれないけど、ひ孫がたくさんできたしみんないて『今』おばあちゃんはすごく幸せにしてもらっている」と言っていたのが印象的でした。

今は私も離れたところに住んでいて、帰省してもなかなかゆっくり一緒に過ごすことが少ないので、改めて時間を作って過去の話を子供と聞けて良かったです。

それにしても、祖母はまだまだ元気だけど、この宿題、数日でこなすのは、難しい人もいるのでは?
身近にいるかもわからないし、話したくない人もいるだろうし。

戦争は昔の話と思いがちだった私に、今のロシアとウクライナの戦いは、いつどこでも起こりうることを印象付けました。
今回、祖母から直接聞けたことはありがたかったです。

いつもありがとうございます!サポートしてくださること、本当にうれしいです。学びなどの活動資金に当てさせていただきます。あなたのサポートが私の活力になります。