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世界を拓く本

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読んで感想を書きたくなった本たち
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記事一覧

カレーはうまいしか言えなくても(『やがて哀しき外国語』を読んで)

資格を取りました。旅行サービス手配業務取扱管理者です。僕は日本旅行という会社で新卒から働…

Nomura Keisuke
2か月前
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BLUE GIANTのB面として楽しむ(映画 『ピアノマン』を読んで)

これは沢辺雪祈の物語。漫画『BLUE GIANT』では語られない物語であり、あるいは漫画とは異なる…

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『街とその不確かな壁』(村上春樹)を読んで

ここのところ、心揺さぶるような本や映画に出会えていない気がする。満を持して読んだ村上春樹…

Nomura Keisuke
8か月前
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『街とその不確かな壁』(村上春樹)を読んで②

なんて書きながらの2稿目。 前の記事で書いた「自意識との向き合い」は村上春樹的物語の特徴…

Nomura Keisuke
7か月前
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信じる宗教を変える(『Dark Horse〜「好きなことだけで生きる人」が成功する時代』を…

Voicyというラジオアプリを愛用していて、毎日の会社への行き帰りやジムでのトレーニングの最…

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2023年に生きる93年生まれにオススメ(『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』を…

僕が書くならこんなふうになるのだろうか。 この本は、「30歳になる年代の人々の物語集」であ…

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観覧車から自分を発見する(『スプートニクの恋人』を読んで)

良い小説は、一行読めば住む世界を変えられる。 職場から帰宅する。持ち帰った仕事を片付けてから、簡単に夕食を作って食べる。簡単に夕食を作る方法は決まって炒め物。キャベツと玉ねぎを切ってサラダ油をひいて熱したフライパンに入れる。肉のパックかツナ缶を開けて、野菜に合わせて強火にする。思い出したように生姜とニンニクを投入して、適当に塩と胡椒も入れる。キャベツの緑色が輝くまで焼く。食べてジムに行って風呂に入って食器を洗う。今日一日でするべきことが終わったと充実感に満たされながら布団に

『ゲストハウスがまちを変える』を読んで

ゲストハウス開業に関する教科書のような本。 ゲストハウスを紹介する本は数多けれども、開業…

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『アイデアのつくり方』(ジェームズ・W・ヤング)を読んで

「マーケティングについて学びたい」と会社のマーケターに聞いておすすめされた本。 100ペー…

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『ねじまき鳥クロニクル』(村上春樹)を読んで 〜言葉と背景に向き合う〜

愛読書とも言える『ねじまき鳥クロニクル』。 出会いは高校生の頃、通読できたのは大学生にな…

11

『自信と劣等感の心理学』(加藤諦三)を読んで

「自信がないんです」営業先で、仲の良い社長に、転職の現実をこぼした時にオススメ頂いた本。…

3

『ケーキの切れない非行少年たち』(宮口幸治)を読んで

非行少年は、障害を抱えていることがある。あるいは、障害を抱えているのにも関わらず、そのこ…

3

『自分の意見で生きていこう』 (ちきりん)を読んで

改めての気付きが多い本だった。しかも懇切丁寧に事例や図解を示して繰り返し伝えてくれるので…

8

『THE MODEL』(福田康隆)を読んで

非常に勉強になった。かなり遅すぎるかもしれないが、、、SaaSというものがあるらしい。とだけの知識のみで転職市場に飛び込んだ結果、訳のわからない用語集に戸惑うことになった。ある企業ではSaaSの働き方を前提にした他者との違いを言い、ある企業ではSaaSのモデルでの組織運営のワークが出題され、分からないの上塗りをしていた。 だが、この本を読めばほとんどのことが解決される。 順序が逆だが、今ある現象の元となる考え方の基礎を学べる。なんなら、多分、この本のみで語っている人もいる