『アイデアのつくり方』(ジェームズ・W・ヤング)を読んで
「マーケティングについて学びたい」と会社のマーケターに聞いておすすめされた本。
100ページもないうっすい本。でありながら、タイトルの「アイデアのつくり方」はちゃんと書かれている。「ちゃんと」というのもハウツーのような書き方ではなく、哲学的に「つくり方の考え方」から説明される。
そもそも、「マーケティングについて教えてくれ」に対して「アイデアのつくり方はこうだよ」と応えてくること自体で思考法から教えられた形になる。「ハウツー」的な思考に毒されているのは僕の方だったわけだ。
以下、そのまま即使えるだろう箇所のメモ。
以下、五つの段階を自分なりにまとめておいたもの、メモ。
この段階を意識し始めてから、特に三→四の部分で「無意識を武器化」できている感覚がある。
一. 資料の収集
特殊資料と一般的資料の2種類を集める。特殊資料とは、製品のターゲットの情報のこと。一般的資料とは、この世の様々な出来事(芸術や歴史、科学など)についての一般的知識のこと。特殊資料収集にはカード索引法が、一般的資料収集にはスクラップブックが役に立つ。
二.心の消化過程
第一段階をやり遂げたら、次は頭脳に任せ、咀嚼の期間を設けることをする。バラバラの情報の「関係性」を求めるのに、「探す」のではなく「耳を傾ける」。この時、部分的なアイデアを全て書き留めておくこと。
三. 問題の無意識化
第三段階では、問題を放棄し無意識の領域に移す。ここでは、他の、自分脳想像力や感情を刺激することをする。
四. アイデアの到来
ここまでの段階を正式に踏んでいたら、休息とくつろぎのひと時を過ごす時、初めてアイデアは降りてくる。
五. アイデアの展開
せっかく生まれたアイデアも現実と合わずに消えていくことが多い。適合させるために、忍耐強く手を加え、協力を得ることが必要である。
最後まで読んでくださいましてありがとうございます! 一度きりの人生をともに楽しみましょう!