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『ゲストハウスがまちを変える』を読んで

ゲストハウス開業に関する教科書のような本。
ゲストハウスを紹介する本は数多けれども、開業に特化した本は今までなかったのではないか?
「ゲストハウス運営は厳しいよー」の中身が、一貫して実践ベースで書かれている。

勝手に、大資本型(既に別の事業ある、もしくはまとまった資本がある会社が行う)、ビジネス型(個人事業からビジネス発展を狙う)、趣味型(個人が趣味範囲で行う)と3種類に分けたとすると、この本はビジネス型に
ついての内容となっている。

熱感を高めつつ、冷静に俯瞰もできる良い本だと思う。
少し、現実色が強いかな。

僕自身が惹かれるゲストハウスも、「建物」や「人」だけではなく、「歴史」や「土地」を重視しているように感じる。以下、本文より抜粋。

「街の富の変遷」が感じられる地域には、建物や人の活動に地域としてのプライドが色濃く残っています。
そういった地域ほど、ゲストハウスの準備や運営を通じて地域を盛り上げようと励む中で、応援者や協力者が見つかりやすいと実感しています。さらに、地域の歴史に厚みがある分、ゲストハウスのゲストに伝える地域情報も豊富になるため、ゲストが地域のがんのきっかけを作りやすくなります。

『ゲストハウスがまちを変える』

色々と参考になる箇所は多かったけど、多分読む人の状況によって変わるんだろうなー。本気の目線で読むようになったら、また違うかも

ターゲットの定め方には、二つの方向性があります。「現状に困っている人」と「呼び込みたい人」です。

『ゲストハウスがまちを変える』


紹介されているゲストハウス一覧

ゲストハウス蔵
神戸ゲストハウス萬家
大阪西成ゲストハウス
DOYAYumori
Onsen Hostel北海道網走郡津別町

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