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デザイン思考と「0⇒1」の関係は?未来に向けて行動するための考え方(前編)

こんにちは!野見山です。

今日は「デザイン思考と「0⇒1」の関係は?未来に向けて行動するための考え方(前編)」というテーマで、書いていきます。

2/12(水)に「0⇒1とは何なのか~デザイン思考の先を行くもの~」
と題するセミナーに参加してきました。

【イベントURL】


参加したきっかけが、直近でデザイン思考を学ぶ機会があったこと。
そして、通常業務にない新しい取り組みを始めるときの考え方、進め方を知りたいと思ったことがきっかけです。

(去年から新しいことに取り組んだりしてはいるのですが、
言い出したわりには、迷子になることが多かったので。。苦笑)

当日は、建築家で株式会社SENの代表でもある、各務太郎さんの話を聞いて、
圧倒されながらも、学ぶ部分が多い会でした!

その勢いのままに、
著書の「デザイン思考の先を行くもの ハーバード・デザインスクールが教える最先端の事業創造メソッド」も読んだので、
自分の中で整理した内容を今日は書いていきたいと思います。

■デザイン思考とは?

デザイン思考の定義です。

人々のニーズを掘り出し、飛躍的発想で生活を豊かにする
出典:書籍「デザイン思考が世界を変える」

要約すると、サービスやプロダクトをモノ視点でなく、ユーザ視点で考えて問題解決しましょう。という考え方ですね。

このデザイン思考について、いつ、どの場面で使うと効果的なのか、
その部分を考えていきたいと思います。

■0から始まる成長フェーズの全体像

組織やプロジェクトの0から始まる成長段階について、
書籍「ひとりの妄想で未来は変わる VISSON DRIVEN INNOVATION」の「イノベータージャーニー」の考え方が分かりやすいので紹介します。

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出典:書籍「ひとりの妄想で未来は変わる VISION DRIVEN INNOVATION」の「イノベータージャーニー」

上の図を自分に当てはめると、
僕の普段の仕事は100→∞のフェーズがメインです。
というより、既にビジネスモデルが確立した企業で働いている人の多くがそれに該当しそうです。

ただ、外部環境の変化が早くなってきているため、
今後も同じフェーズで仕事をし続けるかというと、そうとも限らなさそう。
今まで100→∞のフェーズで働いていた人でも、
より前のフェーズで仕事をする機会は増えてくると考えています。

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僕はIT企業に新卒で入社しましたが、
入社した8年前にはクラウド、RPA、AIといった今では当たり前の言葉を聞くことはありませんでした。

何が言いたいかというと、
将来のどこかで、0から新しいことに取り組む可能性が誰にでもあるので、
まずは小さなことから取り組んでいくことが大事だと考えています!

■デザイン思考で0→1を実現できる?

少し回り道をしましたが、
デザイン思考はいつ、どの場面で使うと効果的なのか。

デザイン思考とは「改善のためのツール」であることが分かる。現状のプロダクトより、さらに良いものを生み出すための「仮説検証」のための道具。1を10に磨いていくための手法なのである。
「1とは」「仮説」のことである。仮説があってはじめて、検証することができる。ところが多くのワークショップは仮説なきままに検証をはじめている。何もない「0」から質の高い仮説を創造するにはデザイン思考と根本的に思想を異にする別のアプローチが必要となる。

出典:書籍「デザイン思考の先を行くもの ハーバード・デザインスクールが教える最先端の事業創造メソッド」

そうなんです。
デザイン思考=0→1を実現するための方法ではなく、
「改善のためのツール」であり「仮説検証」のためのものです。

例として、アップルのiPhoneが挙げられていたので紹介します。
新しいモデルが出るたびに便利になっていったのは、デザイン思考による
機能改善がされてきているためです。

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出典:「0⇒1とは何なのか~デザイン思考の先を行くもの~」セミナー資料

商品の販売を通して得た顧客からのフィードバックを分析して、
それを新製品開発に生かす流れがあり、
デザイン思考が「改善のためのツール」として機能しています。

ポイントは、「改善のためのツール」として機能しているのは2代目以降であるということ。初代は既存のガラケーの改善の延長線上で生まれたものではないということ。

初代のiPhoneというアイディアを、
何もない0から、質の高い仮説である1を生み出すものは、
デザイン思考ではありません。

それは「個人の見立てる力」です。

ここがメインの伝えたいテーマになるのですが、
長くなりましたので、次回の記事で「個人の見立てる力」について紹介していきます。

内容に興味あれば次回も読んでもらえると幸いです。

【後編記事】


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