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国際恋愛むず

 ぼんやりとしたあこがれを持っていた国際恋愛を経験してみて、想像していた以上にストレスがたまり、大変すぎると思ったので、ここにまとめようと思います。

主なストレスの原因は下のこちら!


言語の壁

 これはあるあるですよね。私が日本語以外あまり話せないから余計感じるというのもあります。ですが、相手が日本語を話せても、私が相手の母国語を話せるようになったとしても、一生付きまとう問題だと思いました。

 お互いがわかる共通の言語があれば大丈夫じゃん!と最初私は、楽観的に考えていましたが、気づいてしまった。お互いの母国語を話せたとしても、細かいニュアンスまでは受け取ることができないため、ネイティブ同士ならできる細かい言葉のキャッチボールができない。

 どこまで行ってもネイティブにはなれないから、相手がどんな気持ちでその言葉をいったのかという日本語なら受け取れたであろう細かいニュアンスが受け取れない。

 自分が引っかかる言葉を言われても、それを相手が本当はどんな気持ちで言ったのか、どれぐらいの気持ちで言ったかがわからない。話し合うことが大事なのに、言葉を100%信じられない。


文化の違い

 これも言わずもがなですが、生まれ育った場所での経験はその人自身の価値観に大きく影響を及ぼしますよね?

 特に感じたのは、私がスイスに行ったときのこと。駅で電車を待っているときに、近くにいた子供たちがとても楽しそうに話をしていて、その中で広島の原爆の爆弾の名前が出てきました。まるでかっこいい動物の名前かのように。

 子供たちの細かい話までは聞こえませんでしたが、とても楽しそうに話していることに、私はとても違和感がありました。

 一緒にいた彼に「え、、、?」あの言葉ってみたいなことを言うと、「のみ(日本人である私)とスイス人では広島の原爆に対しての感覚が違うから仕方がないよ」みたいなことを言われました。

 その時はそうか、と思いましたが、今思いだすとやっぱりなんかもやもやする。私が日本人だから、不信感を持ったとしても、スイス人だから広島の原爆のことを楽しそうに話すことが大丈夫。とはならないと思うし、仕方がないだけで片付けるのはなんか違うと思いました。

 日本人同士でも価値観のずれはよくあるけど、国際恋愛の場合、そのずれが個人的なものなのか文化的なものなのか、言語的に勘違いがあったのか、考えられるズレの理由が多すぎて、その人と合うか合わないかの判断が難しすぎる。

 たぶん、この話だけじゃなくて今後もずっと、私が違和感に感じたことでも彼は違和感を感じなかったり、逆のことがあったり。

 ほかにも、人種についての話でもやもやしました。相手が、職質みたいなものをスイスでされたというのを私に話したときに、彼が笑い交じりに「もし、自分(彼)がスイス人っぽい見た目じゃなかったらすぐに開放してくれなかったかも」みたいなことを言いました。

 ええええ?なんて???じゃあ、もしスイス人ぽい見た目じゃないアジア系の私だったら、ずっと職質されたってこと?いろいろな見た目の人が住んでいるスイスで、見た目に対しての感覚がそうなら、私がドイツやスイスに行ってもそんな扱いを受けるということ?

 たとえスイスで人種差別的な対応があったとしても、人種が違う人(私)と付き合っているなら、なんで今の発言が差別的だと思わないのか。なぜ、私に平気で話してくるのか。

 彼に、そのあと、もし私がスイスに住んでも、私はアジア人だからもっと長く職質されるってこと?みたいなことを聞くと、「日本人だから大丈夫!」みたいなことを言われました。!じゃあ、日本人じゃなかったらどうなの?!

今あげた話は、ただの例にすぎません。これらのエピソードで大事なのは、スイスで人種差別や国籍による差別があるかないかというよりも、差別的な発言を外国人と付き合っている人が平気で言うということにいら立ちました。


そばにいる労力

 これは、実際に自分が相手の近くにいたいと思い、ドイツ移住を計画してみて感じました。

 日本から離れることで、外国人になり、母国語でもない言語を使って仕事や生活をして、家族や友人とも頻繁に会えなくなって、知らない文化・環境の中で暮らすことを想像して負担が大きすぎると思いました。日本であれば、すぐに見つかったり、自分のやりたい仕事を選べても、日本以外であれば、自分が望まない仕事をせざるえなかったり、母国語以外を働けるレベルまで勉強しないといけなかったりと乗り越える壁が多い。

 今あげたことを労力と感じている時点で、海外移住があまり向いていないのかもしれませんが、これらのことを乗り越えるのは本当にしんどいと思いました。

 それだけでなく、外交的な問題もあり、滞在のためにはビザの申請などさまざまな手続きをクリアしなければなりません。

別れた後

 そして、最後は付き合った後、もし別れることになった時に日本では失わないようなものまで失っているという点です。例えば、私の場合、ドイツに移住するために、内定を手放していました。

 (当時は、内定を手放したことを後悔しましたが、今はあのときドイツに行くことを決めなかったら、それはそれで後悔したと思います。)

 それだけでなく、その後もことを考えても大変なことをは続きます。

 私は移住をする前に別れましたが、移住後子供がいる状態で別れることになれば、子どもをどちらがみるかという問題になります。ただでさえ国内での離婚でももめるのに、国際的な離婚となれば、からんでくるのは個人的な問題だけでなく、言語、法律、条約、距離、お金など複雑化していきます。

 もう想像するだけで大変すぎます。


 国際恋愛や国際結婚されている方は、今まで挙げたものを乗り越えてされているということに尊敬します。

 そして、それらの困難を乗り越えるのは、話し合い想像力(おもいやり・配慮・尊重)だと思います。


 私は、相手に配慮のない発言をたくさんされたので、別れました。今でも、別れてよかったと思っていますが、また会いたいとも思ってしまいます。ですが、今あげた大変なことを想像するだけで、よい関係性が築ける気がしません。

今日はどうしても、やもやしたので、いつもよりやさぐれた文章を書きました。(読みにくいかも)

ではまた~~!

 




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