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ポルトガル海外暮らしの良いところ&不便なところ【ヨーロッパ移住】

こんにちは!
海外でデジタルノマドとして生活してるKATSUです。
仕事はメインはWEBフリーランス、その他クリエイティブディレクターやトレーダー、投資家として好きな場所で働いてます。

働く時間、場所は基本自由
なワークスタイルです。
自己紹介はこちら👇

約5年間の日本の田舎暮らしを経て、ヨーロッパのポルトガルに移住しました。

👇のnoteにも書きましたがなぜポルトガルを選んだかというと
主にヨーロッパの中でも
フリーランスビザが取りやすい
・天候
・治安の良さ
・物価の安さ
・ビーチの多さ
が大きな理由でした。


住みやすさトップクラスのポルトガル

世界の生活の住みやすさランキング2023(InterNations)では
53位中7位と総合的に上位です。
下のランキングの一番左の「Quality of Lifeライフクオリティ」はレジャーの多さや旅行・交通、ヘルスケア、治安、環境、天候など総合的に見た評価です。

赤枠がポルトガル

デジタルノマドビザも新設され、物価の安さや税制面からも今ではアメリカ、イギリスからの移住先に人気です。

かといって決して豪華な国ではなく、建物は古く、国も小さいです。
東京やパリ、ロンドン、ニューヨークと比べるとかなりシンプルで質素なライフスタイルで、キラキラしたヨーロッパを期待している人からすればどこか物足りないかもしれません。
実際、最低賃金も低い国なのであまり豊かではないです。
それでもここの暮らしはとても住み心地がいいです。

移住してまだ1年も経ってませんが、今のところ不便を感じることはあまりありません。
ただ、日本国外である以上は、良いところ悪いところがあるので
僕なりに感じたことをまとめてみました。

ポルトガル暮らしのここは良い!

スローライフ

ポルトガルの生活は基本ゆっくりです。
平日ビーチには大勢の人、昼からみんな乾杯、夜は遅くまでレストランは混み合っていて、「みんないつ働いているの?」って思うぐらいゆっくりしてます。物価が安く、ビーチリゾート地が多いので年中観光客が多いというのもあるんでしょう。
僕のアパートの上の階や向かい側からは夜中2,3時まで笑い声や歌声が聞こえますし、朝の犬の散歩時間を見るとみんな起きるのも遅い感じです。
オーストラリア・シドニー在住時は早寝早起き生活が当たり前だったのでオーストラリアとのライフスタイルのギャップに最初は驚きました。
日本ほどエンタメ施設は多くないですが、仕事よりも家族や友人、自分の時間を大切にするマインドが強くシンプルなスローライフを過ごすにはぴったりです。

天候が良い

とにかく天気がいいです。
晴天率はなんと年間75%
雨ももちろん降る日もありますし、冬は寒い日もありますが基本的には晴れています。春から夏は日も長く、夜8時でもかなり明るいです。
冬でも15°だったりと暖かめなので国民の幸福度が高いのも天候のおかげかもしれません。ちなみにポルトガルの北は雨が多いです。

ポルトガルの年間平均気温(左から1月〜)

ビーチが多い
ヨーロッパの西端900km以上にも続く海岸沿いのあるポルガル。とにかく一つ一つビーチがでかいので場所の取り合いで困ることはないです。ビーチ沿いにおしゃれなカフェやレストランが連なって並んでいて歩くだけでも気持ちいです。サーファーやマリンアクティビティは多いです。

人が優しい

日本の接客に慣れてると、海外での接客態度が怖く感じるのはあるあるですね。ポルトガルもお店やレストランで日本人スタッフほどあまり笑顔を見ることはなく、ムッとしている人が多い印象ですが実はとても優しいんです。謙遜な態度で接するとすごく優しくしてくれます。
ツンデレなんだなと勝手に思ってます。笑
困っていたら心優しく助けてくれますし、助け合いの文化が強いです。
規律を守る文化やルールや人へのリスペクトを大事にするポルトガル人は親日の人も多いので日本人は馴染みやすいかもしれません。
実はブラジル人も多く住んでいて(同じポルトガル語圏)、レストランですごく優しくフレンドリーに接してくれるスタッフがいたらブラジル人の可能性大です。
ちなみに今のところポルトガルでアジア人差別的な態度をされたことは一度もありませんし、逆に日本好きが多いです。

ペットフレンドリー

僕は柴犬のミックスを飼ってるんですが、ヨーロッパのペットフレンドリーさには感動します。カフェ、レストラン、ショッピングモールには普通に犬を連れて入れますし(場所によってはNG)公園の至る所にフン用の袋とゴミ箱が置いてあります。お店の前にわざわざ犬用の飲み水まで用意されているところも多いし、あちこちでリードを離して自由に歩かせてたりペットに対してかなりオープンな国だと思います。

公園でよく見かける

ワインが激安

ワインの生産量は世界10位と高く、ワインの年間の消費量は世界一だそうです。スーパーでは1€(ボトルで約160円)台からありますし、たまに1€以下なんかも目にします。しかも種類が豊富で、安いワインでもめちゃめちゃ美味しいです。

ご飯が安くて美味しい

ヨーロッパの中ではかなり安い方だと思います。レストランにもよりますがお肉料理や魚料理が絶品です。

高級レストランで15€〜20€

デジタルノマドが多い

カフェに行くとノートパソコンで仕事をしている人が多いです。デジタルノマド移住者も多いのですが、高齢者の方までよくカフェのテラスとかでパソコンで仕事をしているのを見かけます。

英語が通じる

ポルトガル語ができなくても基本は英語が通じるので大丈夫です。
スペインやフランスではなかなか英語が通じず困ったことが多いんですが、ポルトガルでは今のところほとんどの場所で英語が通じてます。おそらく教育が大きく関係しているんでしょうが、最低限の英語さえできればあまり苦労はないです。

家は基本家電付き

海外は多いかと思いますが、冷蔵庫からオーブン、洗濯機、食器洗い機など必要な家電は大体家についてます。
賃貸物件の半分ぐらいはそれに家具までついてます。
今まで見に行った物件の中でテレビや食器、調理器具、洗剤や掃除機まで付いている家もありました。
引っ越しの時に大きな家具や家電を運ばなくて良いのは便利ですよね。

ヨーロッパ圏内の移動がとにかく安い

ヨーロッパ内の航空券の安さは驚きました。
例えばリスボンからパリまで夜の便でいくと片道20€台(3000円ちょっと)で行けちゃいます。

ポルトガルはレンタカーも安く、例えば4日間で15€(2400円ぐらい)とかたくさん出てきます。

ポルトガル暮らしのここは不便!

自分は海外暮らしに慣れているので、今のところそんなに大きな不便さは感じないです。
ただ、それでも日本に慣れているとやっぱり不便なことや、あまり良くないと思うところはあります。(日本がすごい特別で便利なんですよね)

日本からの直行便がない

これはどうしようもないですね。フランスやオランダはあるんですが、ポルトガル、スペインはないので日本から来る場合は乗り継ぎが必要です。いつか直行便ができることを祈ってます。

家賃が高い

欧米で社会問題になってますが、物価上昇と家賃高騰、本当にこれは辛いです。
特にポルトガルの都市リスボンではここ数年で富裕層の移住者が急激に増え、家賃が40%以上値上がりしたそうです。
ここでは良い賃貸物件は数分、数時間で取られるので早い者勝ちです。
数年前まで家賃はヨーロッパの中でも安かったそうなんですが、前まで600€だった家が今では1500€とかたくさん見かけます。1500€の家を見に行った時は毎日20人から内見予約の連絡がきてると言ってました。
家賃が払えなくなって、地方に移住したり国を出て行ってしまった人もいます。国は気に入ったけど高い家賃が理由で帰国して行った移住者も多いです。
この家賃の高さには僕も移住して一番困りましたし、ポルトガル人も怒ってます。意外にも隣のスペインやフランスの方がポルトガルより家賃安くてクオリティの高い家が見つかります。

家の造りが古く、臭い

ヨーロッパ全体的に言えること、築100年以上とか普通だったりします。日本の暮らしに慣れている僕らからしたらちょっと厳しいかもしれません。ちなみにうちのアパートのエレベーターはアナログ式で手動で開閉しますし、最近故障して数ヶ月放置されていてずっと階段生活です。
下水処理も日本ほど技術が進んでいなく、(建物が古すぎて改善できないらしい)トイレは多くの家が臭いです。業者に聞いたらポルトガルはどこもそうだと笑われました。
エアコンや網戸がない家が多いので夏場はしんどい時があります。

手動開閉で動くエレベーター

水が硬水

ヨーロッパは硬水が多く、あまり肌に合わないせいか肌荒れがやばいです。髪はキシキシしてて日本ではあまり使わないリンスをこっちでは使ってます。水道水は一応飲めます。
ちなみにウォシュレットがないのは全然平気な人もいるでしょうが、僕は未だにしんどいです。笑
水が硬水なので管の中で石灰が固まりやすいのと、トイレに配線が難しいとの理由からウォシュレットがヨーロッパではなかなか普及しないそうです。

セブンのようなコンビニはない

近所のスーパーや小さな売店(コンビニのようなもの)は夜9時には閉まります。夜遅くに買い物行きたくても日本のような24時間オープンのコンビニがないので我慢するしかありません。慣れますけど。
小さな売店は多いですが日本のコンビニにあるコピー機はないので、コピーしたいときはコピー専門店に行って注文しないといけないので不便です。
ちなみに、お店で専用のメールアドレスに写真やpdfを送って、スタッフがパソコンでメールを受信して印刷するというかなりアナログサービスが多いです笑

Amazonがない

IKEAイケアやZARA、スターバックスなど日本にある外資系チェーンは大体あって買い物で困ることはないですが、Amazonはありません。どうやら倉庫とか交通事情の理由かららしいです。
代わりに隣のスペインのAmazonが配送対応しているのでそっちを使いますが、翌日に届くような日本の配達の素早さはありませんし、
実際、僕は服をオンラインで購入後、2回ほどロス(スペインから運送途中に紛失。笑)され2ヶ月経ってやっと手元に届いたってこともありました。

日本人の美容室がない

海外移住者はみなさん苦労されてるんじゃないでしょうか。
特に僕のような直毛で太めの髪を持っている日本人には海外でのヘアカットは苦労するかと思います。技術的にもサービス的にも日本と大きく違うのでアジア人のカットを上手にできる外国人美容師さんは少ないです。スペインとかフランスには日本人の美容師さんがいるそうなんですがポルトガルは今のところいないのでローカルの床屋で切るしかありません。
僕は基本は自分でカットしてます。

日本の食材が高い

欧米は日本との食文化が大きく違うので日本食に慣れている人は苦労するかと思います。ポルトガルはパンやパスタ、ピザが多いです。海鮮系や肉、ライスももちろんあるのでそこまで苦労はしないですが、バリエーションは日本ほどないです。例えば中華食べたいと思っても中華料理屋はそんなにないし、日本食も多くはありません。日本食材を売ってるお店はありますがカップラーメンは3€(約500円)、マヨネーズは5€(約900円)とバリ高です。

賃貸詐欺が多い

これは本当にショックです。
特にオンライン上に出ている賃貸物件や中古車販売は詐欺が多く、
メルカリのような一般人が売買するサイトや賃貸専門サイト、Facebookなどで頻繁に見かけます。
手口はほとんど似ていて、
例えば安くて綺麗な条件の物件または車を掲載する。
何かと巧みな嘘や言い訳をしてオンライン上だけでやりとり、初期費用を振り込ませて逃げる。
僕も何回も引っかかりそうになりましたし、実際ポルトガル人に騙されて大金を取られ自殺してしまった移住者の話を最近聞きました。

賃貸物件は不動産が仲介に入ることもあれば、オーナーと直接やりとりして契約することも多いんですよね。
良いアパートや中古車って本当に秒で取られるので移住者も慌ててしまい信じてしまうそうです。なので直取引の時は要注意です。

780€で2ベッドルーム。完全なる詐欺でした

不便も海外移住の楽しさ

日本を出る限りどこ行っても不便はあるので、こういった不便さも海外暮らしの醍醐味じゃないでしょうか。
僕は不便さよりも、心地よさやスローライフがかなり自分に合っているので総合的にはとても満足してます。
ポルトガルライフ、気になる方は一度遊びに来てみてください

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