We=あなたと私で「私たち」
日本で暮らしたことのない私がいまコロナ騒動を機に、はじめて日本社会の矛盾を肌で感じている。3月11日に来日してから1ヶ月少し、色々な疑問が日々自分の頭の中で飛び交っている。
その疑問は政治家に対しても、国民に対してもあって、あまりにも違いすぎる他国とのギャップはなんなんだろうと模索している毎日である。
そんな中で新型コロナにおけるアメリカの政治家のスピーチを聞いて、私はハッとさせられました。
皆さんの犠牲によって感染者を抑えてくれてありがとう。マスクをしてくれてありがとう。家にいてくれてありがとう。私たちは命を救っている。それは誰かの姉であり、祖父であり、愛する人である。これはただの数字じゃなくて、私たちの隣人である。
ーロサンゼルス市知事、ガルチェッティー
私たちは乗り越えられる。なぜなら私はニューヨークを愛していて、ニューヨークはあなたを愛している。あなた達全員を愛している。黒人、白人、ブラウン、アジア人、低い、高い、ゲイ、ストレート。ニューヨークは全員を愛している。今までも、これからも。そして今日のような長い1日の終わりには愛が勝つ。必ず。このウィルスにもね。ありがとう。
ーNY州知事、クオモ
Weとはあなたと私で「私たち」
誰一人と見捨てないという平等なる愛と、一つであるという意識。それは政治家と国民がボーダーレスであり、人種もステータスも関係なく、ONEとなって全員で乗り越えるんだという強いメッセージ。同じビジョンを持ち、それぞれの役割を果たそうという想いから、国民一人一人が責任を持ち社会と接する。
一方で、日本の政治と国民には明らかな区別とヒエアルキーがあるように思う。政治家がルールを決める人、国民がそのルールに従う人。というように。
あれ、それって社会主義っていうんじゃなかったっけ?
私たち国民がどんな社会で暮らしたいのか?
そのビジョンを持ち、声をあげて、その理想に寄り添うルールとシステムを政治家と一緒に築き上げる。そんなWeとなる社会へと変わることを願います。
Maya
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