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#3 日本人デジタルノマドが考えるコミュニティマネージャーのあり方

Nomad Universityへようこそ!

世界を旅するデジタルノマドのあきな(@beakinaself)です。

わたしは旅の途中で出会った世界中のデジタルノマドにインタビューして、彼らが旅の途中で遭遇した「とんでもない体験」や「おもしろい体験」などをお伺いしています。彼らの非日常体験はとってもおもしろいので、興味あるひとはぜひこの記事を読み進めてくださいね。

📌 この記事はApple Podcastで英語音源を聞くこともできます。
音声をバックグラウンド再生しながら記事を読むことで、英語のトレーニングにもご活用いただけます。

前回の記事では、ザックがこれまでに手がけてきた事業について伺ったのですが、まさか、はじめて自分の会社を設立したのが13歳だったとは思いもしませんでした。そのあと2社ほど経て、今は日本でHOTEMAというサービスを展開しています。

第3回の連載である今回は、そのHOTEMAの指名やサービス内容について伺いましょう。サービスの鍵となるコミュニティマネージャーとはどのような存在なのでしょうか。

本インタビュー記事では、6回の連載でお届けしています。

#1 数々ユニークな仕事を経験してきた赤髪の日本人デジタルノマド
#2 日本人デジタルノマドはいつから事業を始めたのか
#3 日本人デジタルノマドが考えるコミュニティマネージャーのあり方(今この記事を読んでいます)
#4 日本人デジタルノマドのビジネスパートナーの見つけ方
#5 日本人デジタルノマドのルーツをつくる旅
#6 日本人ノマドの人生の目標は国をつくること

この記事の目次は以下の通り。

1.HOTEMAの使命

ザックがやっているHOTEMAではどんなことをやっているんですか?

HOTEMAは、ホテル滞在をシェアハウスのように気軽なものにしたいという思いから生まれました。そのために必要なことは、ホテルの中に良いコミュニティを作ることだと思っています。

HOTEMAでは、ホテル内のコミュニティを運営するコミュニティマネージャーをホテルごとに配置しているんです。

コミュニティマネージャーには実際にそのホテルに住んでもらい、コミュニティをより良くする働きかけをしてもらっています。その代わり、ホテル滞在費はHOTEMAが払う仕組みです。

そういう仕組みになってるんですね。コミュニティマネージャーという職業は日本ではまだ新しいですよね。

昨年バリ島でコミュニティに関するイベントに参加したのですが、バリ島でも、コミュニティとは一体何なのかという議論が活発だったのが印象に残っています。

2、コミュニティマネージャーに期待すること

ザックは、コミュニティマネージャーの仕事に何を期待していますか?

コミュニティマネージャーに期待することは、3つあります。

1つは、その人自身がサービスの顧客であることです。
コミュニティマネージャーは顧客の一人でもあります。かと言って、完全なる顧客でもなく、ホテル側で働く人でもなく、それぞれをつなぐ橋渡し役にだと思っています。

中立的な立場でもありますね。

2つ目は、自らがしっかりコミュニティに参加していることです。
積極的に友達を作ったり、新しい人との出会いを求めたりしている人が理想です。

3つ目は、親しみやすさ。それに加えて、たまに孤独を感じていることも重要なポイントです。

どうして孤独を感じることが大事なんですか?

孤独を感じたことがあれば、誰かが同じように孤独を感じている時に寄り添うことができるからです。

それは大切な観点だと思います。デジタルノマドが、デジタルノマドをやめる時の大きな理由のひとつは「孤独」だからだと言われています。

コミュニティマネージャーが孤独を経験していれば、デジタルノマドがどのように感じているか察しやすいし、より親切に接することができると思います。3つとも納得しました。

3.赤髪日本人デジタルノマドがノマドになった理由

ここまでザックの経歴を聞いてきて、人とは全く違っていて興味深かったのですが、そもそも、なぜデジタルノマドになったのかをまだ聞いていませんでした。

どうしてザックはデジタルノマドになったんですか?

私がデジタルノマドになったきっかけはコロナでした。
2020年の2月、日本には不要不急の用事以外は家から出てはいけないという厳しい時期がありましたよね。なので私は1ヶ月間、当時住んでいたシェアハウスにいなければならなかったんです。

まだ、シェアハウスでよかったと思ってますが、ずっと同じ家にいるのが嫌になって、デジタルノマドになろうと決めました!

そこから日本中を旅しながらいろいろなホテルに泊まるようになったんですか。

私もちょうど同じ時期にデジタルノマドになりました!
コロナが始まってから2ヶ月間はどこにも出かけず、ずっと家に閉じこもっていました。

友達と一緒にオンラインでの交流会を続けて、500人以上の人とお話ししました。おかげで日本全国に友達ができたのですが、もう家に閉じこもっている場合ではない、外に出なければ!という気持ちにもなりました。

だから、デジタルノマドになったんです。

ザックは、デジタルノマドになる時に何かハードルになるものはありましたか?

私の仕事は、一般的なノマドワークとは少し異なるので、特にハードルはありませんでした。私の仕事のひとつは、渋谷駅直結の15階がオフィスでやっているのですが、とてもアクセスが良く、東京ならどこからでも通勤ができます。

確かに、渋谷は東京の中心地で、多くのIT企業が集っていますが、コロナの影響で多くの企業が渋谷から撤退していますよね。それでも変わらず渋谷に通っていたんですか?

はい、変わらず通ってました!

それもまた一般的な仕事の仕方とは違いますね!

4.コミュニティマネージャーの大切さ

ホテルに滞在するというと、どうしても少し敷居が高いと感じてしまいますが、シェアハウスのように気軽に泊まることができたら、とても快適で良い体験ができると思いました。

HOTEMAのサービスとコミュニティマネジャーのおかげで、コミュニティ内が良い環境に整えられて、さまざまなつながりが生まれるきっかけがあるんですね。コミュニティマネージャーはとても重要な存在だと思いました。

次回は、気になるデジタルノマドの恋愛事情について聞いてみましょう!

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