娘のためにただの上履きをプリンセスの靴みたいにデコレーションしたの巻

ちょっと前に『おぎゃー！』と産声をあげて産まれた娘も気づいたら三歳。

私はこの一カ月、セミナーに参加したり仕事のほかに、幼活・保活などが重なり疲労困憊だった。夫と協力してどうにか幼稚園の願書を提出し、無事に面接までこぎつけたわけだが、最後の最後に心配事が増えた。

娘「(この靴)やーや！」

今まで幼稚園の見学などは家にあるスリッパで対応してたが、歩きづらそう・幼稚園の面接に運動もあると口コミで知っていたので上履きを購入したのだ。その上履きはどこでも売ってるごくごく普通の白いシンプルな上履き(約500円)。最近ディズニープリンセスにはまってるおしゃれ大好きな三歳女児には物足りないのだ。普通なら無理やりはかせるのだが、ただでさえ言葉が遅い娘、面接前に「履きたくない！」でぐずられると困る！

ということで、娘のテンションが下がらないよう上履きをデコレーションしよう！と考えたのだ。

よくTwitterで見るのは好きなキャラの絵をペインティングしている上履きだ。絵心はちょっとはあるけど、そこまでの集中力も気力も疲労困憊でできない。何よりきれいに描ける自信がない。確実に求められるのはプリキュアかゼンカイジャーかラプンツェルだ。私は早々にあきらめた。
次に『デコパージュ』。好きな絵柄の紙を対象の小物に移し貼る技法だが、これもよくTwitterの育児アカウントでよく見る。100均で娘の好きそうなデザインのペーパーナプキンがなかったのでこれも却下。

そしてたどり着いたのが、100均の手芸コーナーにあるリボンとかレース、ビジューのついたデコレーションテープでのアレンジである。実はデコレーションテープは以前ほかの靴に試しでアレンジで使ったことがあるので勝手がわかる。これに関しては靴にどの部品を置くかっていうくらいなので頭は使わない。ボンドかグルーガンでくっつけて最悪面接だけでも持てばいいのでこれに決定。娘にどのデザインパーツがいいか聞くも機嫌が悪く、全部拒否されたので私が見繕った。

そして面接前日にやっと上履きデコレーションに取り掛かる。もともと手芸など手先を使うことは全く苦じゃないタイプなのでめちゃくちゃ楽しい。グルーガン使えばいいんだが、実は使ったことないので、ひとまず布用ボンドで張り付けて乾かしてやろうと思った。
しかし、想像以上にボンドの接着力が弱く、これではすぐに部品が取れると思い、急遽ビジュー付きデコレーションテープはボンドで接着力を強化。お花の部品は糸と針で簡単に止めた。私はかなり大雑把で、ひとまず形になればいいと思うタイプなので縫いは甘い。しっかりした生地に苦戦しながらも2時間ほどでやっと完成。それがこれだ。

私、もしかしてとてもとてもかわいいものを作ったのでは？？とテンション上がる。私の中の女児が覚醒したのかもしれない。

とはいえ、娘が喜んで履かないとミッションは成功しないのである。作ってるのを横で見てた娘に渡してみると、即☆着用。

そのあとも、少し上履きを履いたまま家で遊んでもらったけど、特に部品が取れることなかった。ミッションコンプリート。

材料は、上履き(約500円)、デコレーションテープ(セリア：110円)、お花の手芸テープ(セリア：110円)、リボン(家にあったもの)、布用ボンドくらいだ。
リボンも別に100均のと変わらないものなので、糸や針も購入しても1000円前後で収まるはず。

材料さえそろえば小学生のお子さんにどのパーツをどこに置くか決めてもらって、親子で一緒にグルーガンでつけたり縫ったりできるなので難しくないです。正直実用性はあまりないけど、かわいい上履きを作りたい人は一度挑戦してみてはいかがでしょうか？

あとは…明日の面接無事に成功したらいいなあ…。