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文の中には

こんにちは。
noteを始めてこの記事でなんと50個目になりました。これほど続けられるものかと自分に驚いています。読んでくださる方、リアクションをくださる方、皆様に改めて感謝申し上げます。
呟きもまとめるとそれよりも超えるのですが、それはそれでご愛敬ということで。目をつむっていただけると幸いです。

せっかくなので、今回は何についてしようかなと思っておりました。そこに、だいぶ前にフォロワーさんがやってらした、http://logoon.orgのロゴーンを思い出しました。これは自分の文体が過去の文学者と似ているのかを文体診断してくれます。これが面白いことに、例文で「走れメロス/太宰治」がでてくるのですが、誰に似てるかそうでないかのベスト3とワースト3が出ます。最大5000文字まで入力できるようです。コピペでも問題ありません。何人がとの診断の中に搭載されているのかは定かではありませんが、それでも結構な人がいるような気がします。というのも、多くのサイトがこちらに協力をされているそうです。
今回はこれまでの自分の記事を使って、トップとワーストをそれぞれ書いていきます。noteを使われている方も他のSNSで文章を書かれることがある方も自分の文体を覗いてみてはいかがでしょうか。自分の文体に興味を持たれた方はぜひ。
ただ、ここで申し上げるトップとワーストは良し悪しというのではなく、誰に近いか遠いかの診断です。

ベスト

北原白秋
毎回というわけではないですが、一番多かったのは北原白秋でした。
北原白秋と言えば、童謡や詩で多くの作品が知られていると思います。多分。この人に類似しているところが多いと診断されたのは驚きでした。室生犀星の師というのだけで、あとはなんとなく、知ってはいるというのが、正直な現状でした。実際の本人については不明確な部分が多々あります。なぜ数ある人の中からこの人の文章が、この人はどういう人だったのかなど、何が似ていたのかなどに興味が湧きました。また、短歌や詩に込められたメッセージとは何か、の本質的な部分も気になる事が溢れてきました。
北原白秋は「ほのかなるもの」という半分随筆半分詩がありますが、その形式が思いもよらずに詩のようになってしまったと語られています。句読点や言葉などなどのなにかしらの付き方なども似ている点になったのかなと推測しています。「白秋小唄集」と「思ひ出」の詩集を手に入れたので、その話などはまた追々増やしていこうと思います。補足ですがこの「ほのかなるもの」は白秋小唄集に収載されているものの一つです。

ワースト

岡倉天心
不動の一位は岡倉天心でした。凄かったです、微動だにしない全て1位でした。いっそ清々しいくらいなので、笑ってしまいました。
とはいえ、岡倉天心は凄い人ではあるので、それもそうだろうという気もしています。動画で纏めてもらったのがあったので、それで岡倉天心の半生についてはなんとなくは頭の片隅に入っています。しかし、まだ作品は読んだ事が無いです。日本の芸術にとても力を入れた人物の一人とされています。最も有名な著作といえば「茶の心」だそうです。動画を見るだけでも、明治の激動ぶりがとんでもなかったことが伝わってきます。明治時代ってまさに転換期です。
話を戻します。あまりにかけ離れているというので、ではこの人の文章とは一体どういう文体を持っていたのだろうかとかなり興味が湧いてきます。

他にも、小田実や福沢諭吉などにも類似している診断結果が出ました。本当に分野が幅広いのに出てきます。読んだ事のない人の名前も結構出てきます。この診断で初めて知った名前のが多いです。時間を作ってこの方々の書籍もきちんと読んでみようと思います。

太宰治の「走れメロス」の文体の一番近いのが、本人だから太宰が一位と思われるでしょう?やってみると、「阿川弘之」が一番近い文体で2位が本人でした。診断をやってみて思うのは、私の文体の中には、少なくても3人の文字書きがいるのだと知ることができました。その一番近しい人はある意味「先生」として、いるのだと思うと心強いです。だからと言って、全面的にそちらに添わないといけない訳じゃないので苦に思わなくていい、丁度いい感じがします。文章に診断ででた人たちがお出でになっているんだと思うとちょっと嬉しいですね。自分の文章というのは、あるようで実はそうでないのく、オリジナルというのではないのだというのが見られたのはとても収穫でした。誰かがいるのかなと思うと面白く感じます。

だいぶ前のnoteで、アニメに文豪が自分の側で会話してる描写についてお話を致しました。物いわず見えないだけで、実は同じように居るのかなと思うと、少し背中を支えられている気がします。


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