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ひよこかパンケーキか。鶏飼うか。ひとつの食育の話④


先日、卵をひよこにする卵、パンケーキにする卵にわけて、
卵の命をいただいた。
(参照:ひよこかパンケーキか、、、ひとつの食育の話①)

ひよこが無事かえったら、そして鶏になったら…
食べるんじゃなく、飼いたいと言っていた息子。


飼育小屋の屋根の材料などじーちゃんにもらいにまで行ったんだけど。

やっぱり、鶏は飼えない。
ひよこも見に行かない!

と言い出した。



図鑑を見て調べてプレゼンしたり
鶏を飼うことに必死だった息子。

今まで飼っていた水生の生き物を
捕まえてきた場所に順番に戻していき

今うちにいるのは、

水生じゃないキリギリス

それから、
欲しいと言ってくれた人がいて、
里子に出すことになったアカハライモリ。
(母としては、一生懸命探したことやら愛着湧いていることやらで手放すのが惜しい気持ちになっているのに加えて、この子たちを捕まえた場所は今は灼熱だろうと、、、もとに戻して生きていけるのか不安があり、里子にだすことになってホッとしている)


でも、その残されたキリギリスは
食事も清潔な住まいも与えられていない状態、、、

見かねて、

キリギリスが病気になりそうだ。
こういう飼い方をされたら鶏も病気になって死んでしまう。

毎日様子を見れている?
元気かな、ごはんちゃんと食べてるかな、
いつもと違う様子はないかって見てる?

飼うって、そういうことだよ。
たまーに気が向いたときにしかごはんをもらえなかったら
お腹が空いて死んでしまうし、掃除してもらえなくて、
家が汚くて病気になるかも。
そんな家にきたら、鶏がかわいそう。

このキリギリスだって、死んでしまいそう。
お母さんが、汚れてかわいそうだから掃除してあげて、って言わないと掃除しないでしょ?
お腹空いてそうだよごはんあげて、って言わないとごはんあげないし、
お母さんが、ごはんなくて可哀そうだなって思ってきゅうりあげてたの、知らないでしょ?

息子はびっくりしたような顔をして
「知らなかった、、、」

あっさり、
「鶏飼うのやめる!」

と言うので、こちらもびっくり。
鶏飼いたい気持ちはそんな大した気持ちじゃなかったんだ?というと、

投げやりになってふて寝する息子。

しばらくしてから

母「鶏はもういいの?」

息子「うん。」

母「なんで?」

息子「お母さんに言われたから。」

母「そっか。誰かに何かを言われて、じゃあもういいや、というぐらいの気持ちだったんだ。じゃあそれは本当に飼いたいという気持ちではないということだね。」

息子「そうじゃない、本当に飼いたかったんだ!
でもお母さんに言われたことがショックだった。
お世話できてなかったから、、、

うちにきたら鶏が死んじゃうかもしれないから、、、」

と泣き出す息子。

鶏がきたら毎日世話する、できる、と、意気込んでいたところだったけれど、
今いる子たちの世話が出来てなかったことに気づいたようだ。

母の言葉がショックだったと繰り返し言うので
きつく言い過ぎたかと思ったけど、

それもあるけれど
実際自分ができてなかったこともショックだったよう。

ひよこを見ると、飼いたくなってしまうから、
ひよこは見に行かないと言う。

その横で、
「あーちゃんは毎日おせわできる!」

と余計なことをいう妹😂

「あーちゃんなんかお世話できないよ!鶏は飼ったら戻せないから最後まで責任があるんだよ!」

と急に責任を語り出す兄…笑

うーん、どうしようかな。
母、考え中。

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