花粉攻撃を乗り越えてWBC観戦

太陽が頂点を少し過ぎ、今日も例のスーパーへ向かって読書をしようと思い、家を出た。もう寒さが街の何処にも無いのには慣れた。玄関先で生温い外気に触れた時は、まあそうだろう、と云う納得があった。しかし、今日は一つ予想外な事があった。結論を言うと、まさかここまで花粉の影響が酷いとは思わず、花粉症で悲惨な事になって読書どころでは無くなってしまったのである。

花粉ぐらいどうとでもなるであろうし、もし多少目や鼻に違和感が生まれても、気合いで尚もなんとでもなるだろうと楽観していた。今にして思えば、なんといい加減な楽観であっただろうと嘆くばかりである。花粉の側も、そんな楽観はただ愚かなだけであると、嘲笑っていたに違いない。まず、例のスーパーへの道中の時点で鼻のネジが外れていた。鼻をかみたくて仕方が無かったがどうにもかめないので、困った。更に、大きく予想を外したのは眠気についてである。体感としてはそうではないが、どうも夜間の睡眠が浅いような気がする。鼻の不調が原因で呼吸が浅く、脳に酸素が行っていないのではないかという予想である。故か、道中も、例のスーパーのイートインに着いた後も、眠気が取れずに困った。そんな状況であったから、本の内容に集中しようとかそんな事は、例え気合いを以てしても困難であった。

例のスーパーを早々に立ち去った後は、さっさと家に帰って仮眠を取ろうと強く考えた。私は今夜も元気でいなければならない。侍ジャパンの熱戦を、それこそ集中して観戦する義務が私にはある。諸々の予想外な困難はあれど、WBC観戦への熱に水は注がれていない。寧ろ油を注ぐ為の仮眠である。そしてこの日記を書いている今、仮眠を終えてテレビの前に座っている。この集中に関しては花粉も何も関係ない。先発、ダルビッシュ有。対戦相手、韓国。機は熟した。

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