安倍晋三、射殺

昼前、参議院選挙の期日前投票に向かおうと家を出て歩いていたら、インターネットで「安倍晋三が撃たれた」との書き込みを目にした。即座にNHKのラジオを聞いたらとても騒がしく、どうやら本当らしいと知って思わず笑えて来た。これは、嘘では無い。誇張表現でも無い。本当に笑えて来たのである。

私はロシアのウクライナ侵攻の時もそうであったが、この様な非日常な出来事に興奮してしまう人間で、どうも一般的には不謹慎とされる感情を抱いてしまう。批難するならば、心の中で批難してほしい。心の中で軽蔑してほしい。ただ、これはありのままを記録しておく日記なので、正直に「笑えて来た」と白状する。

何が笑いに繋がったのか、だが、多くを語る必要は無いだろう。何せ、『元首相が演説時に射殺された』のである。この字面だけでもう非日常極まりない。これは本当に日本で起こった出来事なのかと疑う様なとんでもない蛮行である。こんな滅茶苦茶な事件が発生すればもう笑うしか無い。全く、日本の治安も酷くなったものだ。日本社会は、こんな滅茶苦茶が発生する社会になったのか。私はこんな混沌とした社会に住んでいたつもりは無かったのだが、どうやらそんな事は無いのかもしれない。もう、笑うしかない。

テレビに映っていた記者会見中の岸田総理、恐らくあれは泣いていただろう。岸田文雄も総理にまで上り詰めた政治家である。それなりの信条、信念、のある政治家なのは疑い様の無い事で、そんな政治家が、こんな形での政治家弾圧を耳にしたら、しかも共に仕事をした事のある戦友である安倍元総理がこんな形での被害を受けたら、そりゃあ堪らんだろう。しかし岸田総理も政治家である。立派に記者会見を行っていた。出羽から官邸まで乗って来たヘリコプターの中で湧き出て来た感情を、恐らく押し殺していたのだろう。

関連記事



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?