病院の変更

2月のはじめ、総合病院での検査が続きました。検査期間の間、家内とも複雑な心境で過ごしました。
総合病院の医師は人当たりがよくて、胃カメラの時ではその医師が直々に担当されていました。家内が聞くと「なんでもやりますよ」的な発言をされ、気さくな雰囲気からも家内はこの先生でよかったと思ったそうです。

この検査の週、直腸がん経験者の方からがんの部位が直腸の下部なら、がん専門の病院に行った方が良いとアドバイスを受けました。その方も部位が直腸の下部の方だったとのこと。
家内のがんの部位は、当初の検査では直腸の下部に位置しているような状況で、下部であればあるほど人工肛門(以下、ストーマ)を永久ストーマとして死ぬまで装着する可能性があるとのこと。
私は総合病院よりもがん専門の病院の方が信頼度が高いと思い、家内と相談して転院することにしました。

総合病院では一通りの検査が終わり、翌週以降の入院や手術の段取りを決めるところまで迎えた金曜、担当医師に転院を申し出ました。
医師は、がん専門病院への転院でもあり、快くこれまでの検査データを準備してくれました。ステージを聞いたところ、ステージ2か3で断定はできないとのことでした。
がん専門病院は通常初診を受けるのに1ヶ月待ちのところ、コロナ禍の影響なのか翌週火曜に予約できました。

お世話になった総合病院は近いのですが、転院するがん専門病院へは高速を利用しても1時間以上かかります。特に朝は渋滞するので、そのことも見越して早めに出発しました。
初診で診ていただいた医師は医長でした。ただ、家内は応対態度からも総合病院の先生がよかったと、この後言っていました。総合病院での検査データを持参したのですが、その病院の方針では再度検査をするということでした。

初診の翌週に一日かけて検査し、その更に翌週に診察となりました。診察では総合病院同様に直腸がんであるとの説明に加え、腹腔鏡手術でがん細胞とリンパ節を切り取って組織を検査しステージを判断するとのこと。
ステージ2であれば術後は経過観察、ステージ3であれば化学療法、いわゆる抗がん剤治療となるため、ステージ判定は今後の重要なポイントです。

困った時の神頼み。入院までの間じっとできず、がん封じの神社を探しました。行ったのは埼玉県行田市にある行田八幡神社です。
祈祷の予約はせずにアポなしで行って窓口に相談すると、幸いにも少し待てば祈祷できることになりました。
祈祷後にはがん封じの神符をいただき、入院までの期間この神符を患部に当てて、リンパ節転移がないことを祈りました。

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