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ホワイト企業でも自らブラックな働き方をしている人がいる?

俗にいわれているホワイト企業。
その特徴とは、離職率が低いことやサービス残業が少ない、オフィス環境が整っているなど、いろいろあります。
その見分けるポイントとしてあげられるのは、社員が生き生きと働いていることや求人を頻繁に出していないなど。

そんな傍からみたら羨ましい企業にお勤めの方でも、管理職を担っている方で、ブラックな仕事ぶりをしている。
なんてケースも少なくないようです。

ブラックな働き方の形態というと、長時間労働や仕事内容が肉体的にキツイことを連想しますが、精神的な要素を含めますと結構な数で「ブラックな働き方」が見受けられます。

特に、管理職の悩みでもっとも多いケースが、上司からのプレッシャー、部下から突き上げをくらう、いわば「板挟み」状態ですよね。
ついで部下の育成も管理職の大きな悩みとなっております。

こんな悩みを抱え、右往左往することで、自らを「ブラックな働き方」へと追い込んでしまっているケースが見受けられます。

部下へ指導って必要?

例えば部下の仕事の「やり方」が間違っていたとしましょう。
上司自身のもっているリソースを部下にぶつけてみる。
というのもよいのですが、上司自らの「やり方」を一方的に部下に押しつけていくのも、あまり成果が出ないようです。

そのようなことをするよりまずは、部下の現状の最適な「やり方」を探ってみてはどうでしょうか。
いわゆる部下との対話による「深掘り」作業をするのです。

部下の「やり方」が間違っているとき、誰も指摘せずに、そのまま放置していくことは、時が経てば経つほど、「やり方」の修正がかなり困難な状況になってしまいます。
また、部下の考え方・価値観を無視した一方的な「やり方」の伝授は、時が経つにつれ、いつの間にか部下自身のやりやすい「やり方」に戻ってしまうことでしょう。

まずは部下とのコミュニケーションを日々の何気ないところで活発にしていくことが重要だと考えられます。
部下とのコミュニケーションを通して、部下自身の考え方・価値観を理解し、部下の考え方・価値観を基盤として、上司と部下が一緒になって、「やり方」の軌道修正を図っていく。

コミュニケーションの取り方も、わざわざ応接室に呼び出して、改めて面談形式にしなくても、廊下のすれ違い時に、デスクの横にいるときなど、さりげなく行ってみてください。
時間も3分間で構いませんので、部下に質問を投げかけてみてください。

では、どんな質問が適切か。

参考までに
『3分間コーチ』 伊藤守著 ディスカバー
の通読をおすすめいたします。

本書では、営業から帰ってきた部下に「今日はどうだった?」
企画書を書いている部下に「どこまでできた?」などと
部下の現在の感じられている状態から質問してみる。

普段から実践している方も多くいらっしゃるとは思いますが、
本書では、この何気ないと思われる部下との会話を「戦略」に沿って実践することで、組織を大きく変えることができる。
そんな内容となっております。

特に、上司自身が気をつけないといけないことは、上司であるあなたが部下から引き出したい答えを言わせるような質問(上司本人が満足したいだけの質問)や、またあらかじめ解答を用意して、部下が答えられないことを前提にした質問をして、お約束の説教を始めることなど。

3分間コーチのポイント


部下へのコーチングのプロセスは、
理解 ⇒ 実践 ⇒ 理解 ⇒ 実践 ⇒ 理解 ⇒ 実践 ⇒ ・・・・

部下に有益な質問をして、言語化することで「気づき」を与える。
けれど「気づき」を与えたからといって、即実行に結びつくかというと必ずしもそうではありません。

「気づき」で得たことを「熟考」し、「熟考」したことを「選択」して「行動」に移す。

気づき ⇒ 熟考 ⇒ 選択 ⇒ 行動 

このプロセスを踏むことで、部下は今までにない「行動」をするのです。

社内環境は悪くないのに、自らブラックな働き方に追い込んでいる方も、意外に少なくないかも。

部下の育成でお悩みの方







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