小さな窓の"瞬間"を切り取る。
きょうは、わたしにとっての #カメラのたのしみ方 を書いてみようかな。
ミラーレス一眼、フィルムカメラなど、カメラはいくつか持っていますが、今日はお手頃なフィルムカメラ「写ルンです」にフォーカスを当ててみよう。
「写ルンです」が再び脚光を浴びたのは、いまから6年くらい前でしょうか。
1986年に発売されて以来、デジカメが主流になるまで一世を風靡した商品ですね。
わたしも小学生・中学生くらいまでは、旅行先で使っていた記憶があります。なかなかにへたくそで、真っ暗あるいは真っ白で現像されることもしばしば。
いまでこそ、スマホの画質もいいので、もはやデジカメを運ぶことも少なくなってきてしまいましたが、軽さとワクワク感で写ルンですは常に持ち歩いています。
きっかけ
きっかけは、大学の映像研究ゼミ。
映像研究、というだけあって、映画好きだけでなくカメラ好きも大集合。
わたしは、写真好きだなあ、くらいの感覚だったのですが、まわり(特に先輩方)の作品をみて、"すてきだな、やってみたいな" とおもって、手に取ってみたのがはじまりです。
影響を受けたひと
■yuki muraseさん
■naoki moritaさん
お二人、相当のカメラマニア(だと思っています)で、SNS等でも素敵な写真を投稿しています。ぜひ、みてほしいです。
1年ほど前に、“synchronicity”という展示をやっていました。2人の違う視点で切り取った写真を並べている。
例えば、「犬」を撮影しても、「赤」を撮影しても、「道」「空」「食べ物」を撮影しても、見る点は人によって異なる。
「どっちがどっちを撮影したんだろう?」と考えるのもいいし、その場面を想像してみたり、視点が違うお互いの目線に立ったみたいで、写真っておもしろいなあと感じさせてくれる展示でした。
(また、ぜひ開催してほしい。。)
身近なタイムカプセル
"写真を撮るぞ~!"というよりも、"好きな場面がきたら、撮ろう"、と思っているので、1本撮影が終わるのに結構時間がかかることも。
このあいだは、4本の現像をしてきたら、いつかの夏といつかの冬の思い出が蘇ってきた。
撮影して、すぐに確認ができて保存ができて、いつでもシェアできるデジタルな世界とは違う楽しさもありますね。
その写真は、友達に送って、"懐かしい~"と思いだすのが、楽しかった。
(旅の余韻を長く、できるかも。)
余談
わたしは、自分の写真に自信がある、というよりは、
自分の撮影した写真が好きです。
それは、あの小さな窓からみた景色にうっとりしたり、
ふう、とため息がでたり、はっと時間が止まったり、
そんな自分だけの瞬間を切り取っているからだと思います。
▼好きすぎて、Tシャツまで作ってしまいました。(2019年)
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