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IKIGAI channel from Fukushimaとは?いま福島から世界に希望を与える発信を!

この記事は、わたしたちがYoutubeなどのプラットフォームを活用し、ヒューマンドキュメンタリーを配信するというお話です。なぜそれをやるのかについて、皆さんに読んで欲しくて。

社会は次から次へと新しいニュースが流れています。ジャーナリストも最先端の情報をとりに追っかけます。でも一方で、私たちの記憶から取り残されていること、そしてもっと大切なことって沢山あると思うんです。

さて、甘いココアを飲みながら本を読むように、一緒にゆっくりと考えましょう。ココアがない方は目を瞑って、気分だけでも味わっておきましょうか。自分にも相手にもどれだけ柔らかくなれるかが、大事ですから。

筆者


チャンネル概要

■チャンネル名

IKIGAI channel from Fukushima

■概要

“IKIGAI (生きがい)”をテーマとして、ヒューマンドキュメンタリーを世界に配信する。東日本大震災が起きた福島県に焦点を当て、前を向きながらひとつひとつ地道に取り組んでいく人々の姿勢や取組を、丁寧に掬い上げる。
人々の未来や希望へ前進するエネルギーを映し出し、視聴者が自分の中から湧きでる想いを信じ、一歩踏み出すきっかけを届ける。

■目的

現在までの人生を見つめ直すことで、未来への足がかりを創造する。
また、自身の内側に目を向けることで、この社会に向き合い、自分には何ができるだろうかと問い行動するきっかけを生み出す。

■特徴

・インタビュー形式のノンフィクション。
ありのままに映し出し、言葉を切り取ることは極力しない。予め用意したシナリオではなく、あくまでも媒介者として撮影する。
・海外への発信
字幕・タイトルに英語をつけて、海外向けに発信する。原発事故を彷彿させる”FUKUSHIMA”の印象を変える。
・アーカイブとしての役割
話題性や速報性に捉わない。過去のことでも今・未来へと繋がっていることを伝える。時系列を無視した形で、ある一点だけをとって何かを作ろうととはしない。

取材する人は主に一般の方です。示唆に富む動画でもありながら、身近に感じるものであってほしい。

■目指す将来像

・前向きな意思をもって、人生を創る人が増える。
・社会への関心を持ち、他者を思いやる人が増える。
・市民 / 国民の側からの報道。

プロジェクトの背景・理由

では本題、なぜわたしたちがこのチャンネルを運営していきたいのかということについて。2つの理由を書き残したいと思います。
*写真は筆者が福島を中心に撮影したものです。

一つ目は、メディアのあり方を変えたいということ。

“Run by the people for the people.” (民衆のために、民衆による運営)

国境なき記者団が発表する「報道の自由度ランキング」では、180ヵ国・地域のうち日本は68位。(2023年度)本来なら民衆のために報道を行い、政治の監視役であるはずのメディアですが、今は組織/国の権力者に配慮してしまっているのが、事実だということです。

わたしたちが見ているものは、本当に真実なのだろうか。
話題性や流行性が注目されて、大切なことを置き去りにされていないだろうか。
過去に起きたことは、今・未来へと繋がっている。なのに、わたしたちの知らないうちに終止符が打たれてしまっていないだろうか。

どこを向いて報道しているのか?
本来のメディアの役割としては、国民目線で社会を横から串刺しにして見る横断的な視点が必要になってきていると思います。国民みんなの幸せのために何が最善か?ということです。昨今テレビや新聞が利権と繋がっていて本来の役割を果たしていないからこそ、オールドメディアと揶揄されてしまっている現状があると感じています。

誰も見向きしなくなれば、歴史に残されることもなく、また記録として辿ることも、ほぼ不可能かもしれない。

数字や客観性を重視する風潮にある現代社会とニュース。コロナ禍でも毎日感染者数が報じられ、今もイスラエル・ガザ地区では「これまでの統計では...」とニュースになっていますね。

わたしたちが携わる東北でも、「2,000人以上のまちの人が戻ってきました。」「復興して100を超える店舗が参入しました」とか。もちろん、客観的に示せる数字は、大事なエビデンスです。

しかし、忘れてはいけないのは、数字の裏には、一人ひとりの物語があり、その周りには家族がいて、友達がいて、人生があるということ。

南三陸にて

わたしたちは、その一人ひとりの物語を通して、人間としての優しさ、強さ、そして未来へ進んでいくエネルギーを伝えていきたいです。そこには予め用意されたシナリオで取材するのではなく、あくまでも媒介者として撮影に望みたい。

そう思ったわたしたちは、話題性や速報性とは関係なく、アーカイブとして動画を残していきます。そして”人”に焦点を当て、市民・国民の側からの促進し、現実を直視して伝える、心を耕すようなメディアをつくりたいと思いました。

特徴としては、震災を深堀していくことがメッセージではありません。
世の中絶えず変化していている中、震災による莫大な被害を受けた福島にあって、さまざまな覚悟・決断をし、前進する方たちを取り上げたヒューマンドキュメンタリーを届けていきます。

福島=東日本大震災という大括りにされてしまいがちですが、現地で生活する、仕事をする人たちは決してそうではありません。

どちらもとても大切で、見る人が自分自身や社会について考えるきっかけになるような、学びと深みのあるものであればいいと思います。

南相馬にて

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2つ目は、視聴者が過去から現在までの人生を見つめ直すこと。
そこから未来への足がかりを創造すること。
また自身の内側に目を向けることで、自分には何ができるだろうかと問い掛け、行動するようなきっかけになることです。

どのような状態においても、人は人を勇気づけることができるということを伝えたい。

俺たちの伝承館。アートは正解のないということ。

この社会は絶望的だなぁなんて思ってしまうこともあります。

でもそれをかいくぐってくる本当に輝くものは決して死なない。本当に輝くものは、人間の強さと弱さだと思います。

海外では”IKIGAI”という言葉が大きく取り上げています。以下4つによって構成されてあるそうです。

*コンセプトは「
IKIGAI ~The Japanese secret to a long and happy life ~」を参照。

IKIGAIを切り口にドキュメンタリーを発信をして、たった一度しかない人生において、自分の気持ちに素直に決断する勇気。
そして、他者や世の中に、わたしは何を残していけるのだろうか、ということを見つめ直してほしいです。

健康なときは健康を楽しみ、
豊かなときはその豊かさを楽しむ。
病気や貧しいときがあれば、怒りや哀しみの感情で溢れることだってある。

それでもどんな感情にも、再び走り出す力や光は必ずと信じています。
心があるうちは心を楽しみ、命があるうちは命を楽しむということ。そんな姿は本当に輝いていて、どのような状態においても人は人を勇気づけることができると思います。

よくあるのは、途上国のボランティアに現地に行ったら、そこでは特別な日常でもなく、当たり前の毎日を過ごしていて、逆に自分が生きる勇気をもらったとか。誰かのお見舞いに行った時、辻伸之さんのピアノ演奏を聞いた時、自分がふと自分の狭い考えの中に閉じ込められていて、忘れていた何かをよみがえらせてくれるような瞬間がある。

人がただその人らしく懸命に生きているだけで、他の人を救うことは必ずある。それが、いちばんいいのではなんて思っちゃったりもしてます。

浪江にて
南相馬にて

福島は、大地震、津波に加え、原発事故、風評被害でまだまだ復興道半ばです。「震災を風化させない!」と声高に叫ぶことも大切です。
しかし動画を通して、"原発"や"震災"ではない脈略で、「福島や東北を旅をする」「現地のものを食べる・飲む」「何かチャレンジしてみる」そういった関わりも増えたら嬉しいなと思います。

そして、自分の人生と、誰かのために自分には何ができるのだろう"ということを考えるきっかけになってほしいと思います。

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これからの課題

さて、とはいえ今も課題はまだまだ沢山あり… 今回は主に2つ共有しますので、ぜひご意見や当てはまる方があればホームページからご連絡ください。

■インタビュイーが少ない。

テーマに共感してくれる・実行している人を対象に取材を考えています。社会的な称賛を求めているのではなく、真っ直ぐに想いを伝えてくれる人です。しかし、わたしたちの知っているコミュニティだけでは人数が限られてしまいます。現在の施策は以下3つです。

①インタビュイーから広げる。
②ネットや本など、既に取り上げられている人を探す。
③周囲へ事業を共有する。

わたしたちからのアクションとしては、以下を考えています。
・概要を載せたチラシ を常に用意して、会う人会う人に伝えていくこと。
・動画事業について綴ったものを日英で発信する。
・インタビュイーになりそうな人と接点を持っていそうな人と話す/会う。

■取材をする仲間が少ない。

取材前 / 取材中 / 取材後に分けた時、それぞれのフェーズでやることが生じます。現状自分一人でやり切ると、苦手な部分がててくるため、時間がかかってしまいます。特に、海外へ発信する際に心強い仲間がいれば嬉しいなと思います。一緒に未来を創っていきたい方はぜひご連絡ください!

終わりに

色々綴りましたが、シンプルにこの地域と人が好きだから、わたしたちもこの場所にあり続けたいというのが原動力です。

まだまだ物語は始まったばかり。苦しいこともありそうですが、その過程をも面白がっていければと思います!

いわきにて

あとがき

「#かなえたい夢」プロジェクトの候補に採択されて

今回「#かなえたい夢」のプロジェクトの候補に採択され、多くの方が見てくださること。本当に感謝しています。

連絡を受けたとき、メールの言葉がどきんとわたしの胸の動悸を打ってくるような、まさかと驚きの感覚でした。段々喜び湧いてきて、このプロジェクトに関わる人に精一杯のことができたら嬉しい、そう思いました。

そして、みんなで形づくるメディアにしたい。そんな想いがさらに強まりました。

最近は目に見えているものばかりが信じられる世界で、心が壊れたまま進んでいる人も増えているんじゃないかって。
ドキュメンタリーなので、一見矛盾してるように聞こえますが、わたし達は明確に答えを提示したいわけではないです。

わたし達がどのような局面にいて、どんな地面の上で立っているのか。
そんな中、わたし達はどう生きていくのか。

“生きがい”と”福島”を切り口に、そんなことを考えるきっかけや進む方向性を与えてくれる、地図のようなメディアになれば嬉しいです。

幼少期から抱いていたこの想い。
みなさんと一緒に、夢が叶えられますように!

*いいね・拡散大歓迎です!!泣いて喜びます。


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