『Work Is Therapy』アメリカで驚いた!精神疾患を抱えた人たちへの就労支援の実態!【のだオバさん】
こんにちは!のだオバさんです。
僕は33歳の頃、バラエティー番組の制作をしながら心理学を学び始めました。
キッカケは、周りにうつ病の人がいたからです。どうにか手助けできたらな〜と。でもね、学び始めて気づいたんですが…結局、僕が親子関係の葛藤があって生き辛かったんですよね。
自分のことなんて、分かってそうでいて分からないなって思いました。
学んでいたのは、アライアント国際大学カリフォルニア心理大学院(C S P P)の東京校でした。通常なら3年で卒業するところを、僕は実習を終えるまで5年かかり、さらには修論を書けずに終了…という超劣等生でした(笑)
※現在、東京校は無くなっています。
僕が一番の思い出になったのは、カリフォルニアにある本校に10日間ほど実習に行ったことです。(2009年)
授業は英語で説明された後、日本語に翻訳されます。
同級生たちは頭が良いので英語で理解しているのですが、僕はほとんど分かりません💦
アメリカの先生が、アメリカンジョークを言うと皆んなが一斉に笑うのですが、僕だけ分からない。日本語に訳されると、面白くなかったりする。仕方がないので、皆んながどっと笑う0.5秒後くらいに、意味も分からないけど笑っていました。そんな話はどうでも良いですね(笑)
<うつ症状の人が、着ぐるみを着て子どもと遊んだら元気に!>
実習では、より実践的な心理学を学ぶため現地のN P O法人を訪れました。僕が選択したのは、うつ病など精神疾患を抱えた人たちの就労支援の現場です。
まず目に飛び込んできたのは、『Work Is Therapy』のポスター。
「働くことが一番のセラピーになる」と教えて頂きました。
◉人に認められて、自分の居場所が見つかる。
◉収入が入り、生活が安定する。
◉親が安心する。
次第に、心が安定していくそうです。
自分を否定せず、受け入れていく過程で、“働くこと”は大切な一つの手段かもしれませんね。
ただ、精神疾患を抱えた人たちが働きたくても働ける良い環境があるか!?という大きな問題があります。ここのN P O法人ではちゃんと仕組み化し、働く人をケアしていました。
Aさんの場合:「大好きな動物と関わる仕事がしたい」
① N P Oスタッフが、Aさん宅から歩ける範囲内でペットショップを探す。
② 店主に、働く人たちが一番苦手な仕事を聞く。例えば、ゲージの掃除。
③ 「それなら良い人がいますから」とAさんを紹介。(時給は健常者と一緒)
④ N P Oスタッフが、就労前と就労後にカウンセリング。Aさんの悩みは常にフォロー。
このような仕組みのお陰で、Aさんは安心して働けて心も安定してきたそうです。
一方、店側にもメリットがあります。離職率が高いアメリカで、コツコツと働くAさんは評判が良いそうです。
すごい!“人が活きる”ステキな仕組みだと感心しました!
もう一つの例は、驚きしかありませんでした。
表情が乏しく、長らくシャワーも浴びていないBさんの場合:「子どもに関わる仕事がしたい」
N P Oスタッフは、子どもたちが遊ぶプレイルームを就労先に選びました。着ぐるみを着て子どもたちと遊ぶという役割があったのです。
着ぐるみなら、表情が乏しくてもシャワーを浴びず多少臭くても気になりません。無邪気に寄って来る子どもたちと接しているうちに、Bさんは元気を取り戻したそうです。
お話を伺いながら、「僕が本来やりたいことはこういうことだな!」って思いました。
“アイデアを足しながら、人が活きる場をつくる”
“補完し合いながら、新しい価値を生み出し収入を生み出す”
僕も自分の人生を振り返れば、欠点は沢山ありました。
じっとしていられない。小学校の同級生には「朝礼の時、野田はよく先生に引き摺り出されて殴られていたよね!」って言われます(笑)。今はクリニックの顧問をやっているので契約書のチェックも僕の仕事ですが、同じところは何度も読むし、眠くなる(笑)
まだまだ苦手なことはいっぱいあります。でも、笑いをつくったり、表現したりするのは得意です😃
誰にでも得手不得手があります。苦手なことは補完し合いながら、楽しく生きていければなぁ〜と思っていますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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