出産後に教員免許を取得し、 3人の子供を育てながら公立中学校教諭をしています。 教科は…

出産後に教員免許を取得し、 3人の子供を育てながら公立中学校教諭をしています。 教科は英語、趣味は総合です。

最近の記事

新しい社会をゼロからつくる

「のと未来トーク」にオンラインで参加した。県が作成中の「創造的復興プラン(仮)」に県民の声をのせていくというもの。 原発事故後、一度は人口がゼロになった福島県南相馬市で、新しい社会をゼロから作っておられる和田智行さんのお話には、とても勇気をいただけた。 グループセッションの中で、「子供にどんな未来を作りたいか聞いても『イオンが欲しい』みたいな意見しか出てこないよね。(その後、上手に誘導して、残したい地域の魅力発見につなげた、という経験談)」とおっしゃった方がおられた。ちな

    • おでんのようなクラス?

      学級通信2枚目、今日の一冊は『おでんのおうさま』息子が保育園に通っていた頃に表現会で演じて以来、好きになった本です。 がんもに、だいこん、ごぼうてん…。おでんだねたちが「おれが おうさまだ!」と、さわぎだすお話です。 誰が主役というわけでもないけれど、同じ鍋の中でことこと煮込まれているうちにお互いがお互いをおいしくしてくれる そんなクラスになったらいいなと思います。 当時、こんにゃく役として「まあまあ けんかは おやめなさい」とかわいく言っていた息子は現在、小学校で連日

      • 対面式

        今日は対面式。 生徒会メンバーには、「あなたたちは大人の手先ではないし、小さな先生にならなくていい。中学生として、中学生が本当にいいなと思えることをやる。」と言っているものの・・・言った側から「先生、挨拶は何分ですか?何を話せばいいですか?」と聞いてくるのが、これまでの学校生活で染みついたマインド。ひとつひとつ、問い返して、進めてきた。 「中学校へ(上級生全員で)ようこそ!」のあいさつ ローカルネタで究極の二択(→縦割り対抗、答えが同じになったら勝ち) 小学校との違い

        • はじまりの日

          新年度最初の週末は、やっぱり、満開の桜を横目に職員室・・・ 学級通信のタイトルを決めてバナーも作ったけど、 使うのはやめて、タイトル未定としておく。 本の紹介、1冊目はやっぱり『はじまりの日』 さて、月曜日は娘の入学式。からの、担任としての入学式。がんばろう。

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          新たな探検

          今年こそは年度初めでも定時退勤・・・ とはいかないこの季節。 いそがしい!で頭がいっぱいになっていたけど 生徒会が書いた新入生へのメッセージを見たら 疲れた大人もエネルギーをもらえた。 新たな探検、楽しもう!

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          会議とカラーユニバーサルデザイン

          夫は赤を認識できない。特に緑の中に赤が見えづらく、黒板の赤字には困っていたらしい。 そんなこともあって、会議での「課題とまとめを赤で囲む」という提案に対して「赤ではなく白か黄色にしては?」と言ったら、「赤が使えないと困る」「先回りで配慮するのではなく申し出られる子に」など、思いがけず長時間の議論に。 結果、年度初めの会議を長引かせてしまった。面倒くさい人と思われないように、しばらく何も言わないでおこう・・・という気持ちにうっかりなりそうな程、年度初めは会議に追われて時間が

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          変わらないもの

          今年度は、総合的な学習にもサブとしてかかわれる、かも。 勤務校の担当学年のカリキュラムでは「伝統」 市内の伝統工芸や伝統芸能の調べ学習+地域の民謡。 「伝統=良いものだから受け継ぐべき」という前提ではやりたくないな と思いつつ、民謡について少し調べてみると、心がキュッとするエピソード。 今の子供達には、心を支えてくれるものはいくらでもあるわけだけど。支えてくれるものが欲しくなるときや、どんなものが支えてくれるかは、どの時代も変わらない共通点がありそう・・・・

          変わらないもの

          変化

          今の学校に異動になって2回目の新年度。 「変化」には期待と不安がつきもの。 昨年度は正直、しんどいな、と思うことも多かった。 今年度は、昨年度に引き続き生徒会や学校行事の担当。 形骸化した行事や委員会活動の目的を問い直すこと、 ペーパーレス化、など、多くの変化を提案することになる。 たとえそれが良い方向への変化と信じて起こしたものだとしても 変化にはストレスがつきものであること しんどいなと思う人もいるであろうこと を、忘れずに。

          夢を見るから人生

          やっと、見ることができた「夢見る学校」 印象に残った言葉はたくさんあるけれど、この言葉に一番はっとした。 「夢」はどこか遠くの、あればいいもののように思っていたけれど、人生に必要不可欠なもの、だった! 映画に出てきた学校の様子は本当にすばらしくて、公立学校の教員になったばかりの頃だったら、職場や自分の子供の環境と比べて、不満や不安が湧いてきたかも・・・でも今は、思うことはひとつ。自分の授業、教室、家庭の中に、小さくていいから「あったらいいなと思う学校」を作ろう。子供が夢

          夢を見るから人生

          みんなでCanva

          年始に自分で作った「漢字一文字+画像」のビジョンボードがなかなか良かったので、Canvaで簡単バージョンのテンプレートを作って、始業式の日に担任クラスで作ってみた。生徒は初Canvaだったけど、使い方もすぐに理解して、サクッと楽しく作っていた! 他のクラスの先生も、良さそうですね〜と言ってくれたので、Canvaのマニュアルを作って、Classroom課題の下書きを作って、よかったらどうぞ〜と配布。さっそくやってみたクラスがあったり、級外の先生が自分用に作ってみてくれたり。生

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          マグさんの読書法

          今年やりたいことのひとつが「読書」たくさん読みたい。けど、収納は悩み。最近はkindleで買うようにしているけど、kindleの本棚も増えるとなんだかな…と思っていた時にvoicyで聞いたマグさんの読者術が、目からウロコ!だったので残しておく。 マグさんとは、こんな本を出している方。 https://www.amazon.co.jp/1-読書術-1日15分の知識貯金-マグ/dp/404605784X メルカリ読書法年間500冊読むというマグさん、1冊1700円としても、

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          2023年の漢字とビジョンボード

          尾石晴さんのVociyで、今年の漢字を入れたビジョンボードを作成し、スマホの待ち受けにする、というのを聞いて、さっそくやってみた。 2023年は「調う」年に 年末ではなくて年の初めに選ぶ「今年の漢字」 どんな年にしたいかな?と考えて浮かんだのは「ととのう」 いつも心のどこかがモヤモヤや焦りがあるし、仕事と家庭のバランスもうまくとれていない。家の片付けもできていなくてイライラ倍増、みたいな日々なので・・・最初は「整」にしてみたけど、ちょっと固い。で、「調う」という漢字もあるこ

          2023年の漢字とビジョンボード

          SDGs=サナギ→蝶

          2021年4月、中学1年生向けにSDGsの出前講座を市役所の担当課に依頼。育休中に何度も市役所絡みのSDGsカフェに通っていたので、センスの良さはよく知っている。SDGsについてもよく知っている、つもりだったけど、私にも大きな学びになった。 SDGsとは「変革」SDGsの前文には「transforming our world 我々の世界を変革する」と書かれています。トランスフォームって、車がロボットになるくらい、サナギが蝶になるくらい、大きな変革。世界をがらっと変えるには、

          SDGs=サナギ→蝶

          今年の漢字とビジョンボード

          尾石晴さんのVoicyを聴いて、今年の漢字を決め、 canvaでビジョンボードを作成。スマホの待ち受け画面に。 浮かんだ言葉は「ととのう」だけど、漢字の「整」はちょっと固い・・・ と思っていたら、「調う」とも書くことを知った。 調う一年に。アウトプットもその一環。 江藤由布先生の言葉 「100本書くと脳が開く」感覚を味わえるよう、続けたい!

          今年の漢字とビジョンボード

          チャップリンのスピーチと、英語を学ぶ意味

          中学1年生の教科書のラストはチャップリンの"City Lights"。 今、チャップリンと聞いて浮かぶのは映画『独裁者』。ヒトラーと外見が似ていたことを逆手にとり、ヒトラーはもちろん戦争そのものまで笑いに変え、最後に伝説のスピーチで泣かせる映画。一説では、映画公開後ヒトラーは笑いのネタにされた演説を嫌がるようになって求心力を失い、敗戦へ向かったという。 授業でこの映画にまで触れるかどうかはかなり迷った。ウクライナの話題には侵攻翌日から度々触れてきたものの、かなり神経を使っ

          チャップリンのスピーチと、英語を学ぶ意味

          総合的な学習の時間と課題解決

          修学旅行について、旅行業者のみなさまに逆プレゼン(こんな修学旅行にしたいのでプランニングお願いします)をした。 総合的な学習の時間の目標を読むと、「課題解決」とか社会参画、「まちづくり」ができる人間を育てる的なことらしい。(「まちづくり」は学校の目標に登場している)「課題解決できる人間の育て方」なんて教科書があるわけもなく、地域の実情にあわせてうまいことやってね、というわけでそれぞれの先生ががんばっている。 でも、課題を解決するだけでは、問題のない元の日常が戻ってくるだけ

          総合的な学習の時間と課題解決