新しい社会をゼロからつくる

「のと未来トーク」にオンラインで参加した。県が作成中の「創造的復興プラン(仮)」に県民の声をのせていくというもの。



原発事故後、一度は人口がゼロになった福島県南相馬市で、新しい社会をゼロから作っておられる和田智行さんのお話には、とても勇気をいただけた。

グループセッションの中で、「子供にどんな未来を作りたいか聞いても『イオンが欲しい』みたいな意見しか出てこないよね。(その後、上手に誘導して、残したい地域の魅力発見につなげた、という経験談)」とおっしゃった方がおられた。ちなみに政令指定都市在住。そうでしょう、そうでしょう。でも・・・!!!と思いながら、時間切れで話せなかったので、ここに書いておく。

(1)未来は自分たちで創れるし、声を上げて良いと思える環境を、日頃から大人が作っているか。子供をそういう存在として扱っているか。都合のいいときだけ呼ばれて、それらしい答えを求められても、言えないでしょうね。

(2)イオンが欲しくて悪いですか?自分の足で買い物にいけない地域にあなたは住めますか?都市化されていない風景が能登の魅力であるのは確かだけど、便利さの放棄を強制しないでほしい。「イオンが欲しい」という子供の前で「いや、そうじゃなくてさ・・・」という顔をするから、何も言えない子供になるんじゃないですか?

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「新しい社会をゼロから作れるけど、どうしたい?」にいつでも答えられる子供を育てるのが、いや、答えられる力を奪わないのが、大人のつとめ。

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