NOBU

小さなサロンのネイリストから、世界四大コレクションNY、ミラノ、ロンドン パリコレネイ…

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小さなサロンのネイリストから、世界四大コレクションNY、ミラノ、ロンドン パリコレネイルデザイナーへ。

最近の記事

単独ネイルランウェイができるまで #5

4月10日京都宇治 興聖寺 世界初 単独ネイルランウェイの舞台裏 -NOBUコレBackstage ⑤- 【神がかったランウェイ】  ランウェイ本番の4月10日。 会場の京都興聖寺は、春の眩しい光と澄んだ空気で私たちを迎えてくれました。 前日まで自分のできる準備をやり切った私は、後は天に任せる気持ちでした。できれば本番だけはぐっすり寝て挑みたかったのですが…、作品の仕込みなどの準備が朝までかかり、徹夜で迎えました。  この日まで、ネイル作品、場所、モデル、衣装、ヘアメ

    • 単独ネイルランウェイができるまで #4

      4月10日京都宇治 興聖寺 世界初 単独ネイルランウェイの舞台裏 -NOBUコレBackstage ④- 【未知の領域 30ルックの制作】  クラファンの期間は、使う脳が違ったのでしょうか大変困ったことに、作品作りが全くできませんでした。 これまでは一回のショーで、2〜10作品を発表していましたので、今回の30作品は未知の世界。およそ2年分を制作したことになります。命を削っていると言っても過言ではない30ルックの制作は挑戦でした。でも、単独をやるなら必要である数でした。

      • 単独ネイルランウェイができるまで #3

        4月10日京都宇治 興聖寺 世界初 単独ネイルランウェイの舞台裏 -NOBUコレBackstage ③- 【一人の夢を公の志へ】  単独ランウェイをやる気持ちをより強くしたのは、 「後に続くネイルデザイナーの道を創れるかもしれない」 「私の挑戦が誰かの希望になればいい」ということです。  私自身も、迷った時、目標にしている人の生き方や在り方が、勇気になった経験があります。 また、前を走ってくれる人がチャンスをくれたおかげでここまで来ました。  それを今、自分が与えら

        • 単独ネイルランウェイができるまで#2

          4月10日京都宇治 興聖寺 世界初 単独ネイルランウェイ -NOBUコレBackstage ②- ランウェイの場所が決まったら 「テーマ」を絞り込む。 日本の心を世界に伝えるのは決まっていたのだけど、 テーマやタイトルはまだふんわりしていた。 興聖寺に縁を感じたひとつに、 参道の「琴坂」がある。 私の代表作には、箏爪にデザインした「KOTOZUME」があります。 最近は、リング型のネイルはちらほら見かけるけれど、本物の箏爪を使っている人はまだ見たことがない。 それ

        単独ネイルランウェイができるまで #5

          単独ネイルランウェイができるまで #1

          4月10日京都宇治 興聖寺で開催した 世界初 単独ネイルランウェイ。 準備や想いなど裏側を書いていきます。 具体的な方法やマインドなど 皆様が何かに挑戦するきっかけになれば嬉しいです。 -NOBUコレBackstage ①- 【はじまりは「やりたい気持ち」から】 私は兼ねてから、ネイルだけではなく 空間すべてを表現することに興味がありました。 合同で参加するランウェイでも、 自分に与えてもらった数分の「時間」を 表現するよう意識してきました。 ですから自分の作品

          単独ネイルランウェイができるまで #1

          主婦からパリコレデザイナーへ②

          ネイルを通じて、人を輝かせる 私はランウェイでネイルを見せることに意味を感じています。 動く人の指先にあるからネイルには命が宿り、 なにより人が輝きます。 それがランウェイでは伝えられます。 ランウェイでは、ネイルを通じて人の尊さを伝えたいのです。 「NOBU」の代表的なシリーズ「KOTOZUME」は、箏を弾く箏爪にデザインしたものです。 奏者の心が音色に表れるという箏のように、誰もが持つ心の大切にしている部分が、凛として現れる作品です。 ネイルアートとしては他にな

          主婦からパリコレデザイナーへ②

          主婦からパリコレデザイナーへ①

          日本の心を海外へ 「NOBU」では、和の心を表現するデザインを創っています。 私の作品は静かです。 「ネイル=装飾」というだけのイメージを変えたい。 単にアートを見せるのではなく、その先にある世界を見せたい。 目に見えない余白に思いを馳せる、表には出さない気配に心を寄せる、そんな日本の伝統文化の根底にある心が今の時代に必要だと考えます。 日本は、島国で昔から自然と共に生きてきました。 太陽や山、石や木々まですべてのものには独自の精神があると考えられています。 実りや豊

          主婦からパリコレデザイナーへ①

          パリコレデザイナーになるまでの道のり

          ネイルデザイナーとして、パリコレメンバーに選出されました! 大好きなパリ。 ファッションの最高峰のパリコレへの想いを綴りました。 作品創りの原点  パリを舞台にした大好きな映画があります。 3年前、私はそのワンシーンを描いた作品で爪華師ロスオーディションに合格、ネイリストとして海外に行きました。合格の連絡をもらった時は、信じられなくて、電話を切った後驚きでしばらく何が起こったのかわからずパニック状態でした。  お客様の爪以外にアート描いたのは、実はその時が初めて。“ハリ

          パリコレデザイナーになるまでの道のり

          NYコレクション参加しました

          2023年2月、 2回目のNYコレクションに出展しました。 出演するにあたっての想い NYは私がネイリストとして海外を目指すきっかけになった街です。 無名時代、英語力ゼロで行ったNYブロードウェイで俳優に自作のネイルチップをプレゼントしたところ、トニー賞女優に感動され縁が紡がれ、一夜にして観客から注目を集める奇跡の経験をしました。 そこから、「ここにネイリストとして来たい」「一流の人たちと肩を並べて働きたい」という夢を持ちました。 私の勇気を受け入れてくれる特別な場所

          NYコレクション参加しました

          小さなサロンのネイリストが世界へ

          まずは自己紹介。 数年で小さなサロンのネイリストから、世界4大コレクションネイルデザイナーへ。 Nobuko Nagata ネイリスト歴16年。nail salon Le Ciel代表。「NOBU」ネイルデザイナー。 関西在住。夫、息子(21歳)の3人家族。 2007年、自宅サロンからスタートし、2016年店舗を構える。 他にはないデザインだとリピート率はほぼ100%、遠方から通う顧客も多い。 2019年秋、英語力ゼロで一人旅したNYブロードウェイで、自作のネイルチッ

          小さなサロンのネイリストが世界へ