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単独ネイルランウェイができるまで#2

4月10日京都宇治 興聖寺
世界初 単独ネイルランウェイ

-NOBUコレBackstage ②-

ランウェイの場所が決まったら
「テーマ」を絞り込む。

日本の心を世界に伝えるのは決まっていたのだけど、
テーマやタイトルはまだふんわりしていた。

興聖寺に縁を感じたひとつに、
参道の「琴坂」がある。


興聖寺参道「琴坂」


私の代表作には、箏爪にデザインした「KOTOZUME」があります。
最近は、リング型のネイルはちらほら見かけるけれど、本物の箏爪を使っている人はまだ見たことがない。

それを知ってもらうためにもタイトルは「KOTOZUME 〜箏爪〜」に決めました。

『KOTOZUME』


そうなると、箏の生演奏をいれたい…!
と夢が膨らみ、箏奏者さんを探しがはじまった。

もともと私は職人気質のネイリストで、あまりたくさんの場所に出かけていくタイプではなく、顔はさほど広くない。
でもショーをするとなると、別の分野の方々の協力が必要になる。
いろんな方にご縁をいただき、箏奏者やアパレルブランド様に連絡をしました。

10年来憧れていたデザイナーさんに交渉にし行きました。


衣装は、10数年前から一方的に憧れていたブランドに、連絡しました。
奇跡的にネイルのお客様が高校の同級生ということがわかり、一言繋いでくださったのも奇跡的でした。

箏奏者さんは、ご紹介いただいたのが、お琴をされる方ならご存じ!というほどの素晴らしい先生で、大変緊張しました。

初対面で、電話や直接会いに行くのは、とても緊張したし、自分のショーには価値があると、自分自身で伝えるのはとても難しかった。

そんな中OKをもらえた時は、本当に嬉しく、行きと打って変わって、帰り道は飛んでるんじゃないというぐらい足が軽くなったのを覚えている。

突然依頼してきた者の、聞いたことないショーに、共感し参加してくださった方々には感謝しかありません。

自分もいつかこうやって与えられる立場になりたいと、強く思いました。

とにかく、ショーで伝えたいことを常に想いながら、準備を進めました。

(③へつづく)

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