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下肢疾患こまごままとめ

【大腿部打撲】
・骨化性筋炎の合併症や筋組織の拘縮により膝関節の屈曲制限
・スポーツ活動復帰への条件として健側の筋力の90%以上

【ハムストリングスの肉ばなれ】
・ハムストリングスが収縮使用としている状態で伸展されたときに発生しやすいといわれている(遠心性収縮)
・筋腱移行部で生じやすい
・成長期の重症例ではXpで坐骨結節の裂離骨折をみることがある

【反張膝】
・小児の膝関節伸展可動域は約20°までが正常範囲
・膝関節伸展可動域が20°を越えたものを一般に反張膝

【内反膝】
・外方凸に変形したものを内反膝➡O脚
・くる病
・ブラント病

【外反膝】
・膝関節を中心として下肢が内方凸に変形したものを外反膝➡X脚

【ブラント病】
・脛骨近位骨端、骨幹短の後内側部の発育障害

【大腿四頭筋拘縮症】
・とくに医原性に生じるものが多い
⓵先天性:これらが認められない症例に限って先天性大腿四頭筋拘縮症
⓶後天性:医原性大腿四頭筋拘縮症は大腿部に注射された薬剤の影響によって筋組織が壊死に陥る。医原性の80~90%は直筋型

【オスグットシュラッター病】
・スポーツ活動をしている男児に多い

【ジャンパー膝】
・尻上がり現象がみられる症例も多い


【膝関節側副靭帯損傷】
・内側側副靭帯損傷が外側側副靭帯損傷よりも頻度が高い
・内側側副靭帯損傷では膝関節の外反動揺性
・外側側副靭帯損傷では膝関節の内反動揺性

【後十字靭帯損傷】前外側線維束と後内側線維束に区別
・膝関節屈曲位で脛骨粗面部を強打
・膝関節の過屈曲や過伸展で損傷
・疼痛は運動時や立ち上がり動作時に膝関節後面にみられる

【後十字靭帯損傷】前外側線維束と後内側線維束に区別
・膝関節屈曲位で脛骨粗面部を強打
・膝関節の過屈曲や過伸展で損傷
・疼痛は運動時や立ち上がり動作時に膝関節後面にみられる

【腸脛靭帯炎】
・膝関節外側部に圧痛
・グラスピングテスト
・大腿骨外側顆に疼痛

【膝蓋軟骨骨化症】
・膝蓋骨グラインディングテスト

【滑膜ヒダ障害】
・膝蓋内側滑膜ヒダ
・若い女性に好発

【コンパートメント症候群】
・前方および外側筋区画に発生しやすい特徴がある
・筋区画の内圧が上昇
・動脈本幹の拍動は触知可能
・観血療法(筋膜切開)
・圧迫と挙上は筋への血流現象を助長させる可能性があるため行うべきではない

【アキレス腱断裂】
・跳躍動作の着地時に好発
・腱の変性
・アキレス腱狭窄部がもっとも多い
・疼痛は一般に軽微
・足趾、足関節の屈曲(底屈)運動は長趾屈筋、長母指屈筋、後脛骨筋の作用によって可能ではあるが、つま先立ちは不能である

【腓骨筋腱脱臼】
・長腓骨筋腱の単独脱臼が多い

【外側側副靭帯損傷】
・前距腓靭帯損傷が多い
・部分断裂➡3w固定
・完全断裂➡6w固定

【内側側副靭帯損傷】
・三角靭帯損傷

【二分靭帯損傷】
・圧痛点は外果と第5中足骨基部を結ぶ線から2横指前方に存在する

【セーバー病】
・10歳前後の男子に多い

【有痛性外脛骨】
・足関節屈曲(底屈)に伴う同部位の疼痛誘発

【有痛性外脛骨】
・舟状骨内側に存在する過剰骨が疼痛の原因
・足部内側に骨性隆起

【踵骨棘および足底腱膜炎】
・骨増殖

【第一ケーラー病】
・足の舟状骨に発生する骨端症
・3~7歳の小児に好発

【外反母指】
・バニオン(腱膜瘤)

【第二ケーラー病】➡フライバーグ病
・第2中足骨頭に発生する骨端症
・10歳代の女性に多い

【モートン病】
・第3・4中足骨間において足底神経が絞扼されることが多い。


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