大津信亮|メンタルパフォーマンスコーチ&テニスメンタルの専門家

元電気メーカー製品開発エンジニア|40歳過ぎて転職2回→50歳手前で起業|メンタルパフ…

大津信亮|メンタルパフォーマンスコーチ&テニスメンタルの専門家

元電気メーカー製品開発エンジニア|40歳過ぎて転職2回→50歳手前で起業|メンタルパフォーマンスコーチ|テニスメンタルの専門家| メンタルコーチングの経験を生かしたキャリア構築、起業コンサルティング|グロースマインド育成コーチング

最近の記事

選手に共感する

先日、ある選手から相談がありました。話を聞いてみると 「練習に身が入らない」、「全然休みがないから休みたい」 などネガティブなことがたくさん出てきました。 この時、もしコーチング的なコミュニケーションをするなら、 「本当はどうしたいの?」 「あなたの目標な何?」 などと聞くことになります。 でも、このようなコミュニケーションは選手の気持ちがポジティブな状態でやる気も十分な時なら機能しますが、今回のようにネガティブな状態だとうまく機能しません。 むしろ、関係性を

    • 選手に嫌われるコーチの振る舞い

      私は以前、あることをして選手に嫌な思いを させてしまいました。 それは、 ・・・ ・・・ 自分のチーム以外の選手を指導したから。 ・・・ ・・・ これをしたことで、私の指導しているチームの 選手たちはとても機嫌を損ねてしまったので そのあと頑張ってフォローしました。 私が指導しているのは、高校の女子テニス部 ですがある時、男子テニス部を1時間ほど 指導したことがあったんです。 この当時、男子テニス部にはコーチがおらず 顧問の先生から頼まれたので、少しだけ教えて

      • 強ければ許される!の大人のエゴ

        先日、久しぶりに会場を借りて小規模セミナーを開催しました。 対象はスポーツ指導者向けで、コミュニケーションや目標設定について、半日かけて参加者にお伝えしました。 その中でお伝えしたことの一つが、 「勝つこと」は重要である。ただし、「勝つこと」だけが全てではない。 ということ。 指導者として選手の成長、自信、満足感などを育ててほしい、と伝えました。 これからは、指示命令型のコーチングではなく、選手の主体性を育てていくことが大切です。 そんなことを指導者たちに伝えた

        • チャンピオンになれる人、なれない人の違い

          スポーツの世界でトップを目指す時、一般的には正しい理論やハウツーを学び、それの通りにやっても結果を出そうとする人が多いです。でも、その通りにやって本当に結果が出るかと言われると、そんなに甘いものではないですよね。 私も、これまで何かを身につけようとした時は、理論やハウツーを学び、それを実践し、結果を出そうとしてきたけど、ライバルに差をつけてトップまでいくのは難しいって感じています。 ボクシングの王者、村田諒太選手も勝つためにスポーツ科学を取り入れて失敗したそうです。スポー

          試合を評価する4つの考え方

          テニスには引き分けはないので、必ず勝敗がつきます。そして、その試合でパフォーマンスを発揮できたかがとても重要です。 私は選手と試合を振り返るとき、「勝敗」と「パフォーマンス」を組み合わせた4つの考え方で評価をしています。 メンタルコーチとしては、パフォーマンスの質を重視しています。評価としては、 ①→②→③→④ となります。 勝敗だけで評価すると、選手は勝てば 「自分は優れている。」 負けると 「自分はダメな選手だ」 と考えてしまうので、たとえ負けてしまって

          指導者による傾聴の大切さ

           メンタルコーチをしていると、選手から悩みや不安、愚痴など、さまざまなことを聞くことになります。この時、選手は私に話を聞いてほしいから話しているので、私はとにかく聞き役に徹し傾聴します。そしてこれが、選手からの信頼に繋がります。  話しながら選手は、怒ったり、泣いたり、落ち込んだり、いろんな感情が出てきますが、最後はスッキリして終えてくれます。私は途中で遮ったり、質問したり、アドバイスしたり、と言うことはほとんどしません。とにかく傾聴です。多分、コーチングというより、カウン

          目標に縛られ過ぎていませんか?

          アスリートをメンタルサポートする上で必ず やるのが目標設定です。 目標設定をすると、普通ならその目標に 向かってやる気を持って進んでいくのですが、 その目標に縛られてパフォーマンスを発揮 できなくなってしまう選手も時々います。 そんな選手には、 「一回その目標を手放してみよう」 とアドバイスします。 本来なら、 「目標を達成したい」 というやる気が、いつの間にか 「目標を達成しなければ」 という義務に変わってしまっているのです。 こうなると、選手から笑顔が

          学んだことは無駄にならない!

          来年、スポーツ指導者向けのセミナーを企画しています。 その中でやる「コーチング」に関するコンテンツを色々と練っている最中ですが、先日フッと過去に自分が受けたセミナーのことを思い出して、その時の資料を引っ張り出してみました。 そうしたら、今度自分がやろうとしている内容とドンピシャだったんです!資料は流用しても構わないものだし、その時のセミナーの動画も残っているので、必要なものはほとんど揃っている状態。 あとは、セミナーに向けて資料を少し手直しして、私が講師の準備をすれば大

          メンタルを数値化する

          メンタルって目に見えないものなので、選手はなかなか成長を感じられなかったり、指導者も触れにくい分野だと思います。 だから選手たちは技術的な練習をたくさんしたり、フィジカルトレーニングをしたり、数値化しやすいもの、効果が実感しやすいものをやりたがります。 でも、選手と試合後の振り返りをすると、必ずと言っていいほどメンタル面の話が出てきます。選手にとってはメンタルって重要なんだけど、ちゃんと取り組めていないものでもあります。 では、メンタルを数値化して、選手や指導者がもっと

          チャンスがあると積極的に行動する

          先日、仲間とテニスをしました。 いつも一緒にやっているメンバーで、初級者から上級者まで毎回楽しくプレーしています。 毎回、時間の最後はダブルスのゲームをやるのですが、今回は少し工夫をしました。 それは、私のレベルを初級者並に下げる、というものです。そんなの簡単できるわけがない!と思うかもしれませんが、あるアイテムを使えば私も初級者になれるんです。 それは、ウケットというテニス用の練習ラケットです。(https://griprangers.stores.jp/) これ

          誰かの背中を追いかければ成長できる!

          私はこれまで、サラリーマン、テニス選手、テニスコーチ、起業などさまざまな経験をしています。 これらは、今の仕事に全て役立っています。 例えば、今は高校のテニス部で指導をしていますが、ただテニスを教えるだけでなく、生徒が高校を卒業し、大学を経て社会人になるということがどういうものか、ということを自身の経験から伝えられます。 アスリートのメンタルサポートをしていても、アスリートと社会との繋がりや、選手引退後のことを考えながら関わることで、その選手の価値を高められると思ってい

          なんでメンタルコーチになったのか?

          今回は、私がなんでスポーツメンタルコーチになったのか? ということについてお伝えします。 私は子供の頃から運動好きで、友達とサッカーをやったり野球をやったり 毎日朝から晩まで外で遊んでいました。 テニスは、両親と一緒に近所の公園で壁打ちをしに行ったのがきっかけです。 本格的にやり出したのは、大学テニス部に入部してからでした。 テニス部に入るまではお遊びでしたが、大学では勝負ごとになるので プレーが上手くいかなかったり負けたりすると、自分自身をけなしたり、 モノに八つ当

          コーチは生徒から常に観察されている!

          昨日、髪を切りました。 だいぶ伸びていたので、とてもスッキリ、頭が軽くなりました。 実は、切るのはもう少し先でもいいと思っていたのですが、妻から「もう切った方がいい」と言われたので、それに素直に従ったんです。 どうやら私が思っていたより伸びていて、あまり見た目がよくなかったようです。 そして、切った後で妻に言われたことは、 「部活指導に行ったらきっと女子高生は、コーチ髪切った、って陰で言うよ。」 でした。 妻は学校の保健室の先生なので、生徒の生の声をよく聞いてい

          実は、見られています!

          SNS、やっていますか? FB、Instagram、Twitterなど、いろいろありますよね。 あなたはいくつのアカウントを持っていますか? 私は主に、FBとTwitterを使っていて、投稿もしています。 私は繋がった方々との信頼関係を大切にしたいので、いいね!がたくさんなくても大丈夫です。 ただ、投稿をしても「いいね!」がないと、読まれていないのかな、、と思ってしまいますよね。 でも、実は見ている人が意外といるんです。いいね!はしないけど、こまめにチェックしてい

          ライバルの存在はプラスかマイナスか?

          よく、ライバルがいるから自分も成長できる、って言いますよね? ライバルの存在は自分にとってプラスに作用する、エネルギーをもらえる、共に成長できる、などいいことがたくさんあります。 でも、そのライバルの存在が、邪魔になる時があるって知ってますか? 私がメンタルサポートしていた、アスリートのAさんが試合でなかなか結果が出ていなかった時に、 「いつも一緒に練習したりしているBさんは結果が出ているのに、私は全然勝てていない。。。」 と落ち込んでいました。 ライバルと比較し

          時間管理は難しい!?

          久しぶりに記事を書いています。 8月は通常と違うタイムスケジュールで仕事をしていたので、なかなか記事を書くタイミングが掴めませんでした。 通常は平日の午前中に書き、午後に仕事をいれていたんです。でも8月は、仕事が入るのが午前だったり午後だったりバラバラで、決まった時間にパソコンを開いて記事を書く、ということができませんでした。 パソコン開いて記事を書く時間が全くなかったわけではないのですが、また9月になったら今まで通りに戻ると思ったら、無理して時間を作って記事を書く気に