【小説】未来から来た女(3)
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「美穂!このマンションに住んでるって言ったのかい」
「言わないわよ!何処の誰だか判らないし!結構!エキセントリックなおばあさんだったし・・・私、そのマンションの裏手に住んでいますけど、そのマンションが、建ったのは最近ですよって言ったんだけど・・・」私はまた腕組して、悠太に応えているのに気づき、サッ!と腕を解いた。
「おばあさんたら、聞こえないふりしてるので、少し大きな声で聞いてみたの。『失礼ですけどお幾つですか』って、するとワタ