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利害関係。

おはようございます。
今日は強い雨。
昨日、同僚との雑談で、
明日は大雨の予想だから、
長靴はいて出勤しようか。
なんて言ってる人いました。
私は都会の電車に、
長靴で乗る勇気はないな。
雨の日のガイドヘルパー
に備えて、
先日、ワークマンでポンチョ(雨具)
買いました。

ワークマンで3900円

お気に入りの色、緑。
ポケットが収納カバーになります。

たたむの下手ですね(;^_^A

最近のワークマンは、
おしゃれで、かっこいい
作業用品たくさん扱っています。
雨の日のヘルパーはやりたくない
ですが、
このポンチョの出番が来る日、
楽しみかな。

さて、本題へ。
よく、学校の先生が言います。
「学生時代の友達は大切にしなさい。
 社会に出てからも、友達はできるが、
 社会にでてからの友人関係には、
 利害関係が生まれてしまい、
 いい友人関係を続けていくのは
 難しい。
 利害関係の無い、同じ学び舎で
 知り合った友達が本当の友達。
 だから大切にしなさい。」

以前書いた記事に、
田舎にあった会社から、
強制的に東京の別会社に
移籍になったことを書きました。

今の会社と、前の田舎との会社は、
まったくの別会社とはいえ、
取引先の関係、パートナーであります。
前の会社で設計、製造された製品が、
お客様に安心して使っていただけるよう
にサポートするのが、今の私の役目。
ある製品の故障率が高めであることを、
私が発見し、故障率、クレームの有無、
図面に誤りがないか等、
いろんな角度で分析をしました。
寸法の許容範囲に誤りがあり、
装置が壊れてしまう可能性が高いことが
わかりました。
このままでは、お困りになる
お客様が増えていくことになる。
前の会社には、
設計変更、装置在庫の入れ替えを要求します。
ここまでは即対応してくれるのですが、
難しいのは今までにかかった、
クレーム費用の請求です。
前の会社の、設計担当、品質担当、営業、
どの部署にも飲みに行ったり、
旅行に行ったりして、交流していた友達が
いました。
その友達だった人達とは、
今ではパートナーとはいえ、
交渉したり、請求したりする場面がでてきて
しまいます。
今回のクレーム費用の請求でも、
以前の友達と交渉し、
ああでもない、こうでもないと、
議論、言い合いをしました。
向こうからすれば、
おいつは元同僚で友達。
お人よしだから、
こっちの味方になるだろう。
という思いがあったと思います。
しかし、今の私は別会社、立場が異なる身。
今の会社から給料を貰っている以上、
今の会社に尽くす必要がある。
大切なお客様を守る必要がある。
今の会社の同僚も、
交渉先が、前に勤めていた会社だという
ことを十分承知だけれど、
そこをおかまいなしに、
今のおまえからしたら、向こうは敵
なんだぞと、
必ず勝ち取れと発破をかけてきます。
私は、かなりやりにくかったですが、
真を貫き、ぶれることはなく、
交渉を続け、なんとか勝ち取ることが
出来ました。
今の会社の同僚からは、
「よくやった!見事だ。祝杯をあげよう。」
皆、私の功績を称え、
宴会の場は盛り上がりました。
しかし、そこには本気で喜べない
自分がいました。
私がやったことは、お客様、今の会社、
そして自分にとっては良いこと、
「利」
だったかもしれませんが、
前の会社の同僚、友達にとっては、
「害」
だったのです。
前の会社の同僚、友達とは、
それから疎遠になってしまいました。

よかれと思ったことが、
必ず皆がそう思うとは限らない。
しかし、そうであっても、
やらなくてはいけない事もある。
読売ジャイアンツにいたピッチャーが、
阪神タイガースに移籍になり、
読売ジャイアンツのバッターに対し、
手を抜いて投げるなんてしないですよね。
元チームメートだったとはいえ、
試合に勝つためには全力で投球する。
私は間違ってはいない。
だが、友達を失ってしまったという、
怪我を負ってしまった。

学生時代の友達。
残念ながら、私には今まで交流
続いた学生時代の友達はいないに等しい。
10年前に同窓会に出席に、
懐かしいねと盛り上がったが、
東京に出てしまったこともあってか、
友達として付き合うことはしなかった。

利害関係のない友達。
これからの私の人生にとっては、
趣味を通じての仲間が友達なのか、
お世話になっている福祉施設の職員さんが
友達なのか。
いずれにしろ、
「利」「害」
は意識せず、仲間と捉え、交流していきたい。

今日の雨は、「害」。
しかし、違う立場からすれば、
「利」でもある。
雨はデメリットが多いかもしれないが、
農家や、私たちの飲み水の確保には
かかせない存在。
前の会社からとしたら「害」かもしれないが、
お客様にとっては、「利」。
今の会社、前の会社で共通していることは、
お客様は一緒。
前の会社にとっては、費用がかかり、「害」
だったかもしれないが、
お客様からの信用、信頼が高まり、
やがてお互いに、「利」だったね、
と思えるような日が来ることを願っています。

そして、
友達と呼べる日が、再びやって来ることも。

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