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部活に明け暮れて、お洒落に無頓着だった私が洋服が大好きになるまでの話(前編)

こんにちはnobashiです。

「お洒落とか全然わからない」
「お洒落だからなんでも着こなせるんだよ」
こんな言葉を良く聞きます。

洋服に高いハードルを感じていたり、興味はあるけど踏み出せないあなたの、ちょっとしたキッカケになれば。そんな思いで

学生時代、部活に明け暮れて、お洒落に対して本当に無頓着だった私が洋服が大好きになるまでの話をしようと思います。


洋服に出会うまでの話

私は大分県の片田舎で育ちました。割と内向的な性格で、外で遊びまわるというよりは、室内で1人遊びを良くしていた記憶があります。

特にハマったのはブロック遊びとお絵描き。
1人で黙々とブロックを組み上げては、出来上がったブロック達でおままごと的な事をしていました。お絵描きでは、当時流行っていた遊戯王カードの絵を描いて保育園に持って行くと、いろんな人に褒めて貰えて喜んでいました。

小学生になってからは、いとこのお兄ちゃんの影響でサッカーとゲームに出会い、放課後はサッカーとゲーム漬けの日々。絵を描く事はずっと好きだったので、授業中に落書きをしては先生に怒られる。そんな生活が高校生まで続きます。

高校3年生、卒業後の進路は、得意な絵を活かして漫画家かイラストレーター、グラフィックデザイナーとかかっこいいなぁ。なんて漠然と思っていました。

そんなある日、大学や専門学校の合同説明会が開催され、1人じゃ心細いからと数人の友達とお互いの興味のある学校の説明に同席する形で参加し合いました。

その中の1つに、私が卒業した服飾専門学校があり、デザイン学科にとても興味を惹かれました。

「洋服にもデザインというものがあるのか!」

至極当然の話で、洋服にもデザインしたり、縫ったり、作る人がいる訳です。
でも、お店に並んでる洋服にしか接点がなかった私にとっては、店員さん以外の職種があるという事は、まさに青天の霹靂でした。

「めちゃくちゃ面白そう!ここに行く!」

と、かなり興奮していた私は、盲目的に服飾学校への進学を決意しました。

しかし、ふと冷静になった帰り道、突如として危機感に襲われます。

「あれ?洋服なんて全然持ってない。てか、ファッションなんて全く知らなくね?」

考えてもみれば、ずっと部活のジャージを着て生活していました。部活終わりに友達とカラオケやボーリング、漫画を読んだりゲームをしたり…。

それが一変し、突如として私服の必要性が出てきたのです。ましてや服飾の専門学校。かなり焦りました。
「制服無いじゃん!私服登校じゃん!洋服とかわかんない!一体どうしたら…」

一気に湧き上がる絶望感に私の心は満たされてしまいました。


ファッション雑誌買ってみた話

幸いな事に、友達の興味のある学校の説明を聞きに行っていたので、その友達は洋服に興味がありました。

このとめどなく溢れてくる不安を払拭したくて、どうしたらいいか聞いてみると、友達はうーん…と考えて「好きな服は人それぞれだから雑誌読んでみたら。」と助言をくれました。

すぐに最寄りのコンビニに行って雑誌コーナーへ。めちゃくちゃ種類があって驚きました。

「こんなに種類あんの…。一体どれを選べば…。」

最初は「なんとなく好きかも」くらいで買ってみたらいいって事だったので、とりあえず1冊買って家で読む事に。初めて買ったファッション雑誌は「Men's JOKER」というもの。20代前半〜30代をターゲットにした、スタイリッシュで男らしい服装を提案する雑誌でした。(今は休刊してるみたいです。)

沢山の洋服をかっこよく着こなしてるモデルさん、こう着るのがお洒落!なんてテクニック的な事も書いていて、新しい世界にワクワクしました。

ただ、所詮は田舎、服屋さんなんてRight-onとかUNIQLOくらい。頑張って雑誌に載っている服に似たものを探して、なんとなくそれっぽく見える服装になりました。

洋服に興味を持ったのも高校3年生の中盤。
周りの友達や専門学校で一緒になるであろう人達と比べてもかなり遅いスタートだったと思います。


後編へ続く

https://note.com/noba_shi/n/nfe8ee455d32c

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