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クリマイ特集 ep001

クリミナルマインド特集ep1は、シーズン1第1話 。

【クリミナルマインド FBI行動分析課】
FBIの行動分析課(Behavioral Analysis Unit、BAU)のメンバーたちが、犯罪者たちをプロファイリングし、犯罪心理を読み解き、事件の解決に挑むアメリカのドラマ。
2005年〜2020年に、シーズン1〜シーズン15までCBSにて放送。
【クリミナルマインド FBI行動分析課:エボリューション】
リバイバル版としてシーズン16が2022年に放送。

記念すべき1話は、誘拐刺殺事件。
わずか4ヶ月間で4件の殺害事件が発生し、シリアルキラーによる犯行となる。

シーズン16まで続く大人気シリーズの記念すべき第1話。

この回のシリアルキラーは実際にいそう〜、と思わせますね。
優しい人にはご用心…。

特にネット社会の今は、より手口が当てはまりそうで怖いです。。。




🔷あらすじ

シアトルで4ヶ月の間に4人の若い女性がさらわれ、絞殺される事件が起こる。

5人目の誘拐が発生し、FBIシアトル支局はBAUにプロファイリングを依頼。

犯人はネットで「車を安くゆずる」というエサで女性を騙していた。

BAUはシリアルキラーから女性を救うことができるのか?
プロファイルvsシリアルキラーの戦いの行方は?

また、シーズン1では、
ある捜査の失敗から心に傷を負い、半年間現場を離れていたベテラン捜査官のギデオンに焦点が当てられ話が進んでいきます。

ギデオン、そしてBAUのメンバーは、犯人を捕らえることができるのでしょうか?


🔷犯行の手口から見るサイコパス度

被害者の女性はネットを通じ、車を買おうとします。
車の値段が安いのに疑問を持ちますが、
「急な引越しで手放さないといけないから。」
と、誰もが信じそうな話で納得してしまいます。

そして、まんまと犯人に捕まってしまう女性たち…。

サイコパスですねぇ…。

今回の犯人は、コミュニケーションスキルが高いことが特徴です。

精神をおかしくしている犯人は、他者とのコミュニケーションがうまくできないことが多いですが、今回はネットを通じて物色するという荒技。

車が安いからという理由もありますが、なんの疑いもなく女性はその男性と会う約束をします。

車の試乗ということで女性を助手席へ。
女性は途中で何か違和感を感じますが、なんとドアロックが壊されており車から出られません。

この犯人は計画性、知性ともに兼ね備えていました。

そしてこの犯人は人数を重ね、犯行の手口を少しずつ変えていきます。
プロファイリングによると、犯行を重ねることで、効率的に殺しができるよう学習していたのでした。

実は、この記事を執筆するのに再度ドラマを見てみましたが、1話でこんなに計画性の高いサイコパスが出ていたのかと驚きました笑


🔷サイコパス溢れる殺し方…

誘い方も誘い方ですが、殺し方も殺し方。
さすがサイコパス。
なんと、女性をレイプし、7日間生かした後に殺すという焦らしプレイ。

テレビドラマだから言いますが、
最高におもしろくてやばいでしょ。
恐怖で怯える女性を数日間生かせた上で、最終的には殺す。

心理状態、一体どうなっているんでしょうね、
殺すことは決めているのに、なぜ数日生かすんでしょう。

レイプするため?
恐怖に怯える女性を見るため?
女性が殺されないと安心したところで殺すのがいいから?

しかも、殺すときにはなぜか目隠しをさせて、殺しています。
(ガムテープを何重にも…)

なんで目隠しする必要があるんでしょうか。
サイコパスだなぁ…。
このような犯人は、妄想性障害、統合失調症の疑いがあるようです。

私は、最後まで恐怖を与えたいのかとも思いました。
視界を奪い、最後の光景を見えなくさせて、より恐怖心を仰ぎ、
代わりに自分がその女性の目になって、最後を見届ける。

…サイコパスだなぁ…。


🔷致命的なミス

ここまで犯行が華麗でも、少しのミスで捕まってしまいます。
こんなにもコミュニケーションが高い犯人。
なんと相棒がいました。

結末は、その相棒が捕まり、そこから謎が解けるんですが。
1話完結ということもあってか、最後はなんともあっけない。。。

BAUは犯人へ繋がる、手がかりを発見してしまいます。

共犯者を尋問するときに、ホッチはわざと、
まだ捕まっていない犯人が捕まって自供をしている、と話します。
しかも、全て共犯者のせいにしていると。

このままでは自分のせいにされてしまうと思った共犯者は被害者の居所をホッチに教えました。

この手法は、心理学で有名な「囚人のジレンマ」を利用しているのだと思います。
(「囚人のジレンマ」については別の記事で解説します!面白いですよ!!)


🔷今回の格言

この世のすべては謎。そして謎を解く鍵は、新たなる謎だ。
- ラルフ・ウォルドー・エマソン (19世紀アメリカの思想家・哲学者・作家・詩人)

邪悪さとは超自然的なものから生まれるわけではない。人間そのものに悪を行う力があるのだ。
- ジョゼフ・コンラッド (海洋文学で知られるギリスの小説家)

過去を振り返れば振り返るほど、遠くの未来が見えてくるだろう。
- ウィンストン・チャーチル (WWII当時の首相を務めたイギリスの政治家)

やってみろ。しくじったら、うまくしくじれ。
- サミュエル・ベケット (20世紀フランスを代表する劇作家)

「やってみる」のではない。「やるか、やらぬか」だ。
- ヨーダ (映画『スターウォーズ』に登場する架空の生物)

おまえが深淵を覗き込むとき、深淵もおまえを覗き返している。
- フリードリヒ・ニーチェ (ドイツの哲学者・古典文献学者・思想家)

https://www.superdramatv.com/line/criminalmind/episode/detail1-1.html

“この世のすべては謎。そして謎を解く鍵は、新たなる謎だ。”
深いですねぇ。
謎を解きたいが、その鍵もまた謎。
純粋に読むと一向に謎は解けないままですよね。

よく推理ドラマを見ていると、
次の犯行が行われないと、何もわからない時ってありますよね。
必要なピースがないというか。

そのために、次の犯行で犯人が何かミスするのを待つしかない。
何かを犠牲に、何かを得る。
良いのか、悪いのか、そういうときは人生においてもあるのかもしれないですね。


“おまえが深淵を覗き込むとき、深淵もおまえを覗き返している。”
有名なニーチェの言葉ですね。
おまえが見てるんじゃない、深淵が見てるんだ!
なんかシュールで笑えますが、考えると怖い言葉でもありますよね。

今回の話で行くと、共犯者。
元は普通の人だったはず、サイコパスと出会わなければ。
出会ったが故、サイコパスと触れ合ううちに、サイコパスに影響され、
いつの間にか自分もサイコパスになっていた。

分かりやすく言うと、
犯罪者を説得しようとして、自分が犯罪者に説得されるなよ。
ということでしょうか。
逆に説得されて、丸め込まれないようにな。

そう考えると、深い。
深い言葉ですね。


🔷あとがき

クリマイ、第1話。
1話にして、サイコパス度の高めな犯人が登場しましたね。

なんといってもクリマイは殺し方が独特で、シリアルキラーと言えるだけあって
殺し方が残虐でおもしろい。

所々に心理戦が出てきて面白いドラマだなと実感。
昔見た時は分かりませんでしたが、見返すことでいろんな心理テクニックを使っていました。
犯人も知性があり、計画性もあり、もっともっと逃げ回ってほしかった〜、最高でした!

まだまだ、すごいのが登場しますからね。
次回もお楽しみに〜。



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