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あれ? 一哉ってば、名刺ケース置いていってる。 これがなくちゃ、仕事ができないだろうに。…
次の日、あたしは典子の働いている渋谷のお店まで遊びに来ていた。 「梨紗!」 「典子、来ち…
今日は日曜日だったが、一哉は仕事に行っている。 一哉は、本当に有名人なのだ。 その枠は、…
あれから月日が経過して……。 まだ、仕事に行く事もなく家にいるのには慣れずにいる。 そし…
「吉田さんが……オレに逢いにスーパーライトに来てくれて……話、全部聞いた」 よっちゃんが…
あたしはHEARTYの撮影の為に、いつもよりも早く自宅を後にした。 一哉は、あたしの隣でスヤス…
「拓巳に聞かれたんだよね。梨紗と付き合ってるのかって」 「……何て答えたの?」 「何も答えなかった。けど、梨紗の事本当に好きだって言われた」 「……」 拓巳のヤツ、何を考えているのだ。 「拓巳は、あたしの客でしかないよ」 「……オレも?」 「一哉の場合は……お互い様でしょ?あたしは、サムサラへは行ってない。だから、拓巳の客ではない。けど、あたし達は……お互いに指名してる。お互いから見て、客でしょう?」 「梨紗は、何考えてるかやっぱ分かんないな」 あたしの気持
その日は、通常営業で平和に終わらせる事ができた。 最近は、何やら平穏無事に仕事が終わる事…
ルンルン気分でご出勤のあたし♪ ポルシェだあ! 「色は赤になっちゃうけど、平気?」だなん…
今日は、お休みだ。 だからといって、一哉もお休みというわけではないので連絡するわけにもい…
「一哉、ヤキモチ妬いてた?」 ニヤニヤしながら、愛梨が言う。 両手に焼き鳥を一本ずつ手に…
控室にて。 「また梨紗と愛梨、ホスト席着いてたね。浜っち、あたしは絶対着けてくれないんだ…
「梨紗さん、代表の隣に座ってください」 勿論だ。 ナンバーワンの男の子にそう言われ、あた…
ホスト軍団。 もう、ホストなんて見たくもなかった。 昨夜のシャンパンの嵐を思い出して、吐きそうになる。 あたしは、真っ先に浜っちに宣言しておいた。 「浜っち、あたしは絶対に着かないからね」 「ダメ。梨紗、着いて」 「高宮さん来てるんだから、ダメだってば」 「最初は着けないから。後で着いてもらうから」 くそお、浜っちのヤツ。 何も知らないくせに……。 「よっちゃあん!」 あたしは、よっちゃんに助けを求めた。 「ホストの席には、着きたくないっ!」 「うー