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相手のことを考えて恋をしているときが一番楽しい

試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。/ 尾形真理子 を読んで。

そういえば最近全然服を買ってないなあ、と思い出した。
去年留学に行こう! と衝動的に決めてから、ついでに家も解約して身軽なろう! と思ってから、溜め込んでいた服を選別し、最低限 (冬服) の物だけを残してあとは捨ててしまった。
中には好きな服もあったけれど、スーツケースに入らないということもあって泣く泣く捨てた。
その最低限の数着を持って留学に行き、日本に帰ってきて新しい家に住んで 2ヶ月経ったのだけど、あれから全く新しい服を買っていない。
今年になって彼氏もできて、いろいろ遊びに行こうねと計画を立てていたり、週末会っていたりするのだけど、なにぶん服の種類がないもので、いつも同じような格好をしてしまう。
いずれバリエーションも 1周してしまいそうである。

やっぱり好きな人に会いに行くときはちゃんとした格好をしたいし、素敵だなとかセンスがいいなとかカッコいいなとか、思ってもらいたくなる。
髪型もバッチリ決めたいし、カラーリングもきれいに染めたい。
自分一人だけだとまあちょっとぐらい手を抜いてても気にしないし、職場にバッチリ決めていかなくてもいいか、なんて考えて、少しばかりダサくてもそのまま出かけてしまう。
でも好きな人がいたり恋人がいたりすれば、その人の前では変に思われたくないというのもあって、それが仕事先だとしてもやはり自分の身だしなみが気になる。
そう考えると恋はすごいなあと思う。
好きな人のためにおしゃれをしたり、新しい服を買ったり、スタイルもちょっと変えたりして、今の自分よりももうちょっとワンランクアップしようと一生懸命になるから。
この洋服を着たら気に入ってくれるだろうかとか、新しい髪型にしたら気づいてくれるだろうかとか、何かを買ったり選んだりする基準が「相手に受け入れられるかどうか」に変わってしまう。
それだけ自分をよく魅せたいエネルギーが湧き上がってくる恋の力は、自分を新しいチャレンジに誘ってくれる。
その人と一緒に過ごせる時間を増やすために、今まで興味のなかった分野も知ろうとするし、生活リズムだって変えてしまう。

愛し愛されることで精神的に安定することもいいけれど、恋することでトキメキを忘れない関係がずっと続くほうが、日々に潤いがあるような気がするのだ。

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