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【詞】Moonlight

目を瞑ったら月の世界
銀色の球体が熱を帯びたその世界
今日はいつもより会話の中で嘘を付いたから
本に挟んだ栞の先、あんまり読む気が起きなくて

そんな夜の僕にだって月は今宵も歌を込めて
木々の隙間から滲む灯りを
僕に届けてくれるのです

夜はひっそり歩き出す
すべて持って行ってしまうくらい
外は寒いから重ね着をして
一応傘も持参して

僕は部屋から抜け出して
少し曇天のAM2:00
更新の止んだタイムラインと
いざ歩き出す月の歌


そんな夜の僕にだって月は夜毎よごとに歌を込めて
木々の隙間から滲む灯りを
僕に届けてくれるのです

夜はひっそり歩き出す
すべてわすれてしまうくらい
深く眠る街で独り言の様に
朝を目指している

僕は街から抜け出して
朝靄見える芝生へと
寝転ぶ頃には明ける空
静けさを繋ぐ月の歌

目を瞑ったら月の世界
銀色の球体が熱を帯びたその世界
双眸そうぼうで渡る理想郷


詩集"わたくし"から

"月"がテーマの詞です。

時期的には、こちらの"比喩じゃない"という詞と同じくらいの頃に出来ました。

単体での投稿にあたり、文章が一部変わっています。


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