マガジンのカバー画像

おまゆさんの本棚:文芸部員紹介マガジン②

26
部員の皆さまのnoteの中から1作ずつ掲載。ぜひ読んでみてくださいね!
運営しているクリエイター

記事一覧

文芸部員紹介マガジン作ったよ!

こんちは! 文芸部員のまるぶんだよ! ここ最近、部員のみんなのnoteにお邪魔して、たくさん…

note文芸部
5年前
27

これからの僕の全てに君がいる

君が思っている以上に 僕が生きた世界は美しいもので溢れていて それと同じくらい 世界には目…

い〜の
5年前
42

あなたを「面白い」へと誘う3要素のお話

前書き:「面白い」探しのきっかけ色々な人と話しているときに、思うことがある。 「なんでこの…

26

ケチャップの呼び方

夫は、日本人がカタカナ言葉を発音するようには、発音できません。 アルファベット言語の発音…

「酔ってないよ」と言うときの彼女はすでに酔っている。

多分今の私は 普段の私ではなくて いつもより少し飲みすぎていて いつもより少し無防備で いつ…

16

彼女がいなくなる日

 季節外れの雪はいかがですか(笑) 掌編小説書きました。掌編っぽい、掌編を目指しました。…

13

僕のご主人

「ジョン、行ってきます!」 ユミちゃんは毎朝こうやって僕に挨拶をして学校に出掛ける。 僕にとってユミちゃんは大切なご主人様であり相棒。 同じ家にお父さんやお母さんも暮らしてるけど、僕に構ってくれるのはもっぱらユミちゃんだ。 *** 初めてユミちゃんと出会ったのは半年前。 お父さんと一緒にお店にやってきたユミちゃんは、僕を一目見るなり「可愛いっ!」とはしゃぎ、店員さんを呼んで僕を大事に大事に抱っこした。 「ねえお父さん、あたし決めた。この子にする」 「もう決めたのか。

つれづれ杏子 #004

薄く抉って軽く救う悲しい歌や悲しい物語が好きだ。 気質、かもしれない。Mだし。 わたしはam…

新恒 杏子
5年前
13

たんじょうび

「私,誕生日は人に言わないタイプですので」 今年も誕生日がやってくる.祝ってくれるのは身…

urara
5年前
15

『触れる指先が熱をもてば』          〜テーマ性愛〜(掌小説)

蒸し暑い、寝苦しい夜。何度寝返りを打ったのか。最初は数えていたが、もうどうでもよくなって…

しんまん
5年前
36

自分が元気であることは、自分だけのものではないかもしれないと思えた日

完全に崩れてしまった。困ったものだ。こればっかりは、立ち直れないかもしれない。 というか…

102

うそのある生活  4日目

6月2日 晴れのち曇り 風のない日 娘がはさみをずいぶん上手に使うようになった。以前から、…

OMiya
5年前
14

屋上で1/3

「なぁ、ぼくが生きている意味、あるのかな?」 薄い青の絵の具をさっと滑らせたような空を見…

moon
5年前
7

魔法の解けない午前0時

「もう、帰らなきゃ」 本当はまだ、帰りたくなんてないのに、康介の困った顔なんてみたくないから、笑顔で康介の腕を抜け出す。 「……もうそんな時間か」 決して私を引き止めたりしない康介は、壁掛け時計を見ると、煙草に火をつけた。 深夜0時まで、あと30分足らず。 お互い、一人暮らしの私たちに、本当は帰らなきゃいけない理由なんて存在しない。 それなのに、恋人じゃない私たちが、二人で日付変更線を越えるのはルール違反な気がしていた。 「……送ろうか?」 ブラウスのボタ