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なぜ、女性は「共感」を求めるのか

こんにちは、ラン丸(@sign45917948)です。

あなたの周りに、以下のような人はいませんか?

・「報告が長いうえに結論が見えない」
・「いつの間にか会話の地雷を踏んで嫌われる」

しかし、「脳の違い」を知ることで、その壁は乗り越えられます。

今回は、男女別の脳の違いやコミュニケーション術について解説していきます。

「男性脳」は問題解決、「女性脳」は共感を重視

例えば、男性が「なぜこんなことで怒ってるのか」と戸惑ったり、女性は「なぜわかってくれないの」と苛立つパターンです。

このギャップの原因は、「男性脳」と「女性脳」の違いにあります。

男性脳や女性脳とは、「情報処理時に脳内で走る電気信号の、典型的な2パターン」のことを指します。

必ずしも、男性=全員男性脳、女性=全員女性脳というわけではありません。一人の脳の中でも両パターンを行き来することはあります。

しかし、男女間でギャップが起こるときは、総じてこの「2つの典型」がぶつかり合っているのです。

では、その典型とはどのようなものでしょうか。

男性脳の情報処理は俯瞰力に長け、素早く状況を把握して問題解決を図ろうとする方向性を持ちます。人類の歴史において「狩り」をしてきたことによる特徴です。

一方、女性脳は物事の細部や推移を認識する能力が高く、共感を求める特性があります。男性が狩りに出ている間、女性同士集まって一緒に子供を育てる、という環境下では密なコミュニケーションと助け合いが必須です。

まずは、共感を示すことが必要になってきます。

つまり、男女間のギャップは、問題解決脳と共感脳のすれ違いと言えます。男性が女性から悩みを打ち明けられ、「じゃ、こうしたらいいんじゃない」と解決策を示したら、「聞いてほしかっただけよ」と怒られるのはそこからきています。

男女のすれ違いは、「脳の構造の違い」によって、必然的に生じるのです。

報告に「キャッチコピー」を取りいれる

仕事においても、女性に好かれるには共感が必須です。しかし、これはなかなか思うようにはいきません。

例えば、ついつい話が長くなってしまう場合です。物事の推移に敏感な女性脳はプロセス重視の脳でもあるため、「報連相」の際も、ことの発端から経緯を細々と話しがちです。

本来は相手の時間も奪っているので、簡潔な話し方を心がけるべきです。

そこでオススメしたいのは、普段から報連相は結論から述べ、次いで要旨を端的に言うことを職場のルール化することです。

さらに良いのは、結論に「キャッチコピー」をつけることです。

相手を惹きつけるだけでなく、聞いてもらえる状況を作れるからです。話したい事が、まとまっていないうちに話し始める人は、特にこの方法が効果的だと思います。

もし、長話をされそうになったら、「それで、どうしたの?」と聞くと否応なしに結論を言わなくてはなりません。

この殺し文句で、円滑かつ迅速に情報を引き出しましょう。

「事実」または「感情」の文脈かを見極める

相手が「事実の文脈」なのか「感情の文脈」のどちらで語っているかを見極めましょう。

実際に起こった出来事がメインで進む話なら、解決策を述べるだけでいいです。

一方、「びっくり」「面白い」「もう嫌」など感情を表す語が頻繁に入るなら、「驚いたね」「面白いね」「大変だねえ」と根気よく共感することが大切です。

必要に応じて「それで、どうしたの?」で短縮して、最後は「よく頑張ったね」とねぎらって締めれば完璧です。

区別がつかないときは後者の対応をしましょう。

いずれの場合も、共感は必ずプラスに働くでしょう。

例外は「悪口」です。ここだけは気を付けましょう。
とりわけ同性を悪く言ったときは要注意です。

「彼女はとにかくひどいです!」と訴えられたら同調も反論もせずに、まずは無難な相づちを打ち、次に解決案を聞いていくのが正解です。

悩みの多くは、自分の中に解決策をもっています。

それでもダメなら、その2人の距離を離すしかありません。

褒めた回数を見える化

重要性を認めることは、「仕事は出来るけどキツい女性」に特に有効です。

ついつい攻撃的になったり、不満を募らせたりするこのタイプには、責任を与えてあげるのが一番です。

大事なプロジェクトのリーダーを任せるなどが常道ですが、「同じようなタイプの後輩を育てさせる」手法もあります。

問題児の教育係という難しい職務をさせることで責任感を喚起できますし、似た相手の姿を通して自分を客観視させ、反省を促すこともできるでしょう。

性格や性別を問わず、部下をこまめに褒めてあげることは必須です。
そのうえで「喜ばれる褒め方」の違いも知っておくと良いです。

男性脳には「公平性」を求める傾向があり、頑張りや成果に応じた評価や賞賛をもらうことで、満足感を覚えます。

対して女性脳は「平等性」を求めます。
成果の度合いは別として、「皆と同じように」褒められたいのです。得てして「あの人ばっかり褒めて」「私だけ何も言われない」という不満が出るのはここからきています。

これを避けるためには「褒めた回数を見える化」することをオススメします。誰を何回褒めたかをチェックし、回数を平等にすれば、部下間の嫉妬やモチベーションの低下を防ぐことができます。

「女性脳」は企業に必要不可欠な戦力のひとつ

最後に、女性上司の下についたときの心得もお話ししましょう。管理職ともなれば、個人の才覚や価値観のほうが前面に出ますが、それでも「女性脳ならでは」の特性が現れる場面もあります。

例えば、A案とB案を提示し、メリットとデメリットを説明したとき、女性上司は「で、あなたはどちらがいいの」と聞くことがあります。

女性脳は、比較検討より、直感的選択を重視します。

相手にも、それを期待するため、即答しないと「真剣さが足りない」と思われかねません。「私はB案です」など、事前に答えを持ったうえで説明しましょう。

ちなみに、そう答えたとたん上司が「Aにする」と言うことがありますが、部下をないがしろにしているわけではありません。上司はむしろ、真摯に考えた部下に好感を持っています。出した答えがたまたま別でも、決して傷つく必要はありません。

「ビジネスは迅速な問題解決が重要なのに、共感なんてしていられないよ」と感じられたかもしれません。

その考え方も一理ありますが、ビジネスには、女性脳が役立つ場面も多くあります。

直観力や発想力は女性の得意領域ですし、愛着を持った仕事には集中力を発揮します。それが創造性にあふれた発案につながることは珍しくありません。

共感は、その能力を引き出すための要素です。日頃のやりとりにひと手間かければ、女性はその才能を発揮するでしょう。

まとめ

男性と女性は違う生き物なので、脳の構造の違いを意識し、さらにお互いが相手への思いやりを持たない限り上手くはいきません。

親しき仲にも礼儀ありという言葉は、男女の関係においても有効です。

男女の仲はもちろんのこと、親子も友達も同僚も、基本的には「相手を思いやる気持ち」や「感謝する気持ち」を忘れさえしなければ、上手くやっていけるのだろう。

思いやりの一言をかけることが大切ですね。

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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