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自然とのふれあいで「ストレス」を軽減させよう

こんにちは、ラン丸(@sign45917948)です。

1、自然とふれあうだけでストレスを軽減できる

なんと20分間、自然とふれ合うだけでストレスを軽減できることが明らかになりました。

屋外に出て自然と接触することで、ストレスホルモンの「コルチゾール」を大幅に減少させる効果がでることが分かりました。

科学メディア「フロンティアーズ・イン・サイコロジー」に掲載された論文で、この効果について発表されました。

ミシガン大学のMaryCarol Hunter博士は、
「ストレスホルモンのコルチゾールを減少させるのに最も効果的なのは、自然を感じられる環境下で20~30分間、過ごすことだ」と述べています。

現代人の多くは、スマホの画面を見つめながら屋内で過ごす時間が増えています。

今回の研究のポイントは、ストレスが減ったと明確に感じるために、どの程度の時間を自然の中で過ごす必要があるかを突き止めた点です。

実験では被験者らに週3回以上、屋外で自然を感じる体験をしてもらい、その前後に唾液を採取することでコルチゾールのレベルを比較しました。

屋外で過ごす時間に関しては、10分間を下限とし、上限は設けていません。

また、実験中はランニングなどの激しい有酸素運動を行わないことや、SNSやインターネットの閲覧、読書は行わないルールが設けられました。

その結果、コルチゾールが最大限に減ったのが、自然の中で20~30分間座って、あるいは歩きながら過ごした場合であることが分かりました。

別の研究では、子供時代に自然の中で過ごした時間の長さが、その後の人生に影響を与えることも判明しています。

100万人のデンマーク国民を対象に行われた調査で、屋外で自然とふれ合う時間が長かった人ほど、大人になってからの幸福度や健康度が高いことが分かっています。

都市部への人口集中が加速する中、自然環境の保護の重要性は高まっていくでしょう。

日本のオフィス街も緑化が少しづつ進んでいると感じています。

とはいえ、全体でみれば自然に触れ合う機会は減少しているので、木の匂いや土の香りを体験する時間も取れるといいですね。

自然とのふれあいについては、環境基本法第14条第3号の環境保全に関する施策の策定の指針において「人と自然との触れ合いが保たれること」と定められています。

また、環境基本計画や第3次生物多様性国家戦略においても「自然との触れ合いの推進」が位置付けられています。

2、環境省における自然とのふれあうための活動の推進

環境省では、自然を楽しむ行事など自然とふれあう機会の拡大を図る取り組みや、自然とのふれあいを支える人材の育成などを環境教育の観点を踏まえつつ実施しています。

・自然とふれあう動機付け機械の提供
・エコツーリズムの推進
・自然とのふれあいをサポートする人材の確保
・情報の提供

【参考資料】
自然とのふれあいの推進 - 環境省
https://www.env.go.jp/nature/np/nikko-nasu/02/mat01.pdf

自然と触れ合うべき「7つの理由」

次に、自然とふれあうメリットを7つ紹介していきます。

1)心臓や肺の健康

予防医学アメリカンジャーナルの研究で、木が消失したエリアに住んでいると、心臓病や呼吸器疾患での死亡率が高まることが判明しました。

2)ストレスホルモンの低下

緑が多い地域に住んでいる人は、ストレスホルモンとして知られているコルチゾールの量が少なく、彼らが自己申告したストレスは都市部で生活している人よりも少ない傾向がありました。

3)セラピストとしての役割

自然の中を歩くことで、フラストレーションが減少します。

そして、物事により没頭でき、頭がすっきりし、集中力と肯定的な感情を高めることができるようになります。

4)睡眠特性が改善

森林の中で2時間ウォーキングすると睡眠特性を改善させることができる。睡眠特性とは、実際の睡眠時間や睡眠の深さ、質のことです。

5)ストレス管理が実現

植物や緑豊かな環境での生活は、ストレスを減少させます。
自身のストレス管理の改善につながるはずです。

6)脳疲労の減少と冷静でいられる

自然の中を歩くと脳の疲労が減少します。
実験を行なった結果、車の多い都市部を歩いている時の脳は、公園の中を歩いた時に比べて、周りに気を配り、イライラし、興奮した状態でした。

また、千葉大学のJuyoung Lee氏は、リラックスして森を散歩することは、街中を歩くことと比較して、ストレスホルモンのコルチゾールを12.4%、交感神経活動を7%、血圧を1.4%、心拍数を5.8%減少させたことを発見しました。

7)病気と戦うNK細胞を増加させる

自然の中を散歩することで、疾患と戦うNK(ナチュラルキラー)細胞が増加します。

ある集団がハイキングに行くと、血液検査でNK細胞が40%増加したことが判明しました。

1ヶ月後、彼らのNK細胞数は歩き始めた頃と比較して15%高いままでした。一方、都市をウォーキングした場合は、NK細胞の数は変化がありませんでした。

舗装された道路やテクノロジーによって支配された世界では、より多くの時間を自然の中で過ごすべきだということがわかります。

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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