【詩】一番星

こんな時間に行ったって
もう誰もいないし
何も残っていないよとみんなが言う
月と一番星の距離はまた少し離れた
このまま離れ続けたら
隣にいたことさえ
いつか忘れてしまうだろうか
仰向けになって
無限のひとつ前まで数える
たった一言が見つからないまま
空は美しい群青に染まっていく






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