【詩】知らない銀河

いつか私の覚えている星が全部燃え尽きて
知らない星ばかりになった夜空を想像した
そこに浮かぶ星座はなぜか
今日と同じように
オリオンやカシオペヤと呼ばれていた
私の胸に
ぽこぽこと空洞が生まれて
知らない銀河が
流れ込んでくるみたいだ
本物かどうかはどうでもいい
だってそれもどうせ
誰かが決めたことだから
風の時代が来て 終わって
海の時代が来て また終わる
小さな天文台から それを見ている


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