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umbrella

煌めかない星空広げて
煌びやかな街中歩けば
踏み潰されて乱れる水面
弾くヒール 世界を壊して

知っていたことに知らないフリをして
今日も繋ぎ止めた秘密のカンケイ
重ねた化粧に仮面を重ねてホントの顔も忘れてしまった

愛想も 飾りも 流行の服も 「所詮私には似合わない 」
気付いたときには傷ついていた

冷えきった指先で触れて 嘘つきな唇を重ね
何もかも忘れるくらいに今を犯して
言葉なんて泡のように溶けていくから
乱れた音を空気に乗せるだけでいい

雨が止んだ明日の朝には きっと全てが終わってしまう
このままを願いながらと 重い瞼が私を終わりに進ませる

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