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考えに考え抜いたその先に

文章でも考察でも、浅くしか考えていないと深いものは出てこないし、本質的な部分に達しない可能性も高まります。

専門家と言える存在は、普通ならそこで引き返してしまう道を奥の、本当に奥深いところを目指して進み続ける人だと思います。

そう考えると専門家と言えど、差異は大きく、どこを深く目指しているかでも違いは如実にあると考えられます。

また、知の探訪、考察をひたすら進めるのか、実践も交えて様々なアプローチを加えていくかでも大きく違っていきます。

スポーツに関わる専門家、研究をしていく上では大きく身体性に関わることから、その実践知を交えた研究、考察は欠かせないと思います。

そう考えると身体性を伴うこの分野はまだまだ未知のことも多く、幾らでも新たな発見や気付きがあり、完成形はまだないと言えます。

ボードゲームでは幾つかのものはAIによって最適解を導き出されたものもあると聞きます。自分がやってきた囲碁はまだその領域ではないと思いますが、スポーツやその周辺分野、身体性についてはもっともっと個体差などもあって興味深い分野だと考えられます。

だから考えに考え抜くだけでは不足すると思います。自分が思い浮かべた仮説や理論を突き詰めてしまい、拘泥する恐れがあると思います。どうしてもそこに固執する、煮詰まってしまう。

スポーツにおいては考え過ぎるとかえって思うように身体が動かない、反応しない場面も出てきます。シンプルに反応できるように日頃から叩き込む訓練をすることも大切なんですよね。

それは「何も考えていない」のではなく、身体知として身体が即座に考え、選びとれるようにしていくんですよね。もちろんそこにも弱点があって、反応を逆手にとった戦略戦術が取られること、その落とし穴に嵌まることもあるからバランス良い鍛練が大切だったりします。

上述したように実践知を通して学びや考察を高めたい。考え抜くだけでなく、身体も動かして、見て聞いて試してみる。インプットとアウトプットをぐるぐる回していく。そうすることで理解も大きく深まっていくと思います。

1つのことを突き詰めたり考え抜くことは非常に重要ですが、その方法だけに拘らず、幅広いアプローチを心掛けていきたいですね。

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