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面白い/興味深い/共感するnoteたち

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#スポーツ

"Jリーグ17万人無料招待"の活用アイデアをファンベース視点で考えてみる

いよいよ、今週の金曜日からJリーグの2024シーズンが始まる。 自分は、開幕以来ずっと浦和レッズのサポーターでシーズンチケットも27年目。この時期になると毎年、ワクワクドキドキしすぎて落ち着かない。 そんな、2024年のJリーグだが、サポーター的にちょっぴり引っ掛かることもある。 それが、こちらの案内… 昨年も行っていた、大規模無料招待を今年もリーグ主導で行うらしい。 この無料招待については、しっかりと施策理由があるらしく、リーグ側で2023年度の「to Cマーケティ

企業が「スポンサー」をやる意味を、そろそろアップデートしてみないか?

ぼくは「スポンサー」ってものの定義を変えたい。再定義したいと思っている。 ぼくはスポーツビジネスの会社をやっている経営者だ。だからこれから話すのは、「スポーツスポンサー」の話が主なものになる。 ただ内容としては、テレビや映画などすべての「スポンサー枠」に活かせるものだと思う。なのでスポーツ業界以外の人も、もし興味があれば読んでみてくれるとうれしい!! 時代は変わった。スポンサーも変わらなきゃいけないあなたは「スポンサー」と聞いて何をイメージするだろうか? テレビのCM

2023年のスポーツカテゴリがこうなるといいな、という考えを残しておこう

歳をとると1年のスピードがどんどん早くなるとはよく言いますが、2023年もすでに4月。本当に早い。今週から新年度に入り、きっと真新しいスーツに身を包んだ新社会人が街を歩いているのでしょう。 そんな前置きはさておき、note社は創業月の関係で4月から新年度という訳ではないですが、いい機会なので個人的に思うスポーツカテゴリが今後こういう方向に進むといいな、という思いを書いていきます。 結論から言うと「noteを書けば、多くの人に読んでもらえて、スペシャルな体験ができる」が叶う

「チームで戦う」と語るチームほど「チームで戦えてない」問題。

最近サッカーやNBAを観ていて考えるのが「連携」である。チームで戦うスポーツは1人の力だけでは到底勝つことは出来ないので、選手同士連携してプレーをせざるを得ない。 映像で観るようなサッカーやNBAのような試合で、選手同士の連携は当然練習する。どの選手がいつ、どこに、どう動いて、どんなプレーをするのか。相手の状況に応じてどんなプレーを選択するのか。選択肢は無数にあるが、状況に応じて適切な選択が出来るようにNBAの選手であっても繰り返しトレーニングしていく。トレーニングをする時

スポーツの試合判定を支えるテクノロジー~サッカーW杯で大注目のビデオ判定(VAR)と半自動オフサイド判定(SAO)~

服部博憲 (ソニー(株)) 北沢綾子(ソニー(株)) スポーツとテクノロジー 近年,スポーツの試合判定を公正に行うことを目的に,大規模なスポーツ大会ではさまざまな先進的なテクノロジーの導入が進んでいる.  2022 FIFAワールドカップ(W杯カタール大会)は,アルゼンチンが36年ぶり3度目の優勝を果たし,幕を閉じた.決勝戦での劇的な試合展開,数々の記録を打ち立ててMVPに選出されたリオネル・メッシ(Lionel Andrés Messi Cuccittini)選手のプ

【5000字】広告宣伝面で今年の箱根駅伝を制した大学は?現役マーケターが解説

お正月の楽しみのひとつといえば、箱根駅伝ですね。 箱根連覇の青山学院大学か、3冠の駒澤大学か、2強対決と言われていましたが、結果は駒澤大学の優勝で幕を閉じました。 各大学で見せ場があり、語りたいことはたくさんあるのですが、このnoteでは、競技視点ではなく、広告効果視点で書いていきます。 箱根駅伝の広告宣伝効果箱根駅伝のようなスポーツをビジネスで語るな、という主張もあり、もっともだと思います。 ただ、よく言われているように、各大学がこぞって箱根駅伝に力を入れるのには、

社会と断絶されるアスリート。社会と繋がるアスリート。

先日、学生アスリート向けの講演にて『社会と繋がるアスリートになる方法とは?』というテーマをいただいたので、そもそもアスリートが社会と繋がっている状態/繋がっていない状態って何だろう?という問いを立てて、お伝えする内容を組み立てていきました。 「社会と繋がるアスリート」ってどんな状態? 講演の冒頭、学生アスリートの皆さんに「アスリートが社会と繋がっている状態ってどんな状態?アスリートが社会と繋がっていない状態ってどんな状態?」と質問を投げかけさせていただきました。 参加して

ぼくはスポーツが好きだから、スポーツでちゃんと儲けたい

儲ける発想がなかった日本のクラブ 「スポーツでは食えない」とよく言われてきた。 日本でスポーツに関わる人の収入は、海外に比べても低い。スポーツの仕事が「ドリームジョブ」と呼ばれることはない。野球選手の年俸はたしかに高いけれど、そのほとんども、引退後の再就職にはかなり苦労する。 「スポーツにまつわる仕事」で食べていけるほど、業界自体が儲かっていないからだ。コーチやクラブ運営なんかは、とくに厳しい。 その原因は、クラブの成り立ちにある。 日本のスポーツクラブの多くは「企業

かけひきを楽しむ思考型ランニングゲーム3選

11月になると、毎週のように大学生や実業団の駅伝大会が中継されるようになる。そしてその流れに乗るかのように、学校現場でも「持久走」のシーズンが幕を開ける。しかし、これまで一般的に行われてきた伝統的な「自分との戦い」を強いる持久走は、全く楽しさに触れることができず、マラソン嫌いや運動嫌いを大量生産する装置と化している(これについては別稿で詳細に述べている)。 そこで、今年度体育主任である私は、自校の持久走を撤廃し、大会や休み時間の練習もすべて「なし」とすることに成功した。一方

誰しもが”スポーツを見る”ことを楽しむための環境づくり。センサリールーム視察レポート

こんにちは!Offensive Lineの小嶋です。 突然ですがみなさん、「センサリールーム」をご存知でしょうか? センサリールームとは、聴覚や視覚など感覚過敏の症状がある方やその家族が安心して過ごすことができる部屋のことです。 スポーツが行われる会場は大歓声や鳴り物、演出による大音量の音楽や明るい照明など、感覚過敏の症状がある方々にとって安心できる環境ではありません。 センサリールームは適切な照度で、大きな音や声などの大音量を遮る防音ガラスが施されていることから、人混

スポーツサイエンスは、自分自身と向き合うために。スポーツ科学研究者・谷川聡氏インタビュー。

スポーツの世界でも、今やサイエンスはアスリートの能力を高めるのに欠かせない要素になっている。その理由を紐解くと、これから私たち人間がどのように身体性と向き合い、どのようにスポーツを楽しんでいけるのか? さらには人生をどれくらい豊かに過ごせるのか? そんな問いに対するヒントがあるように思う。また、遺伝や人種など医学的・倫理的要因は関係しているのだろうか? かつてオリンピアンとして活躍し、現在はスポーツ科学研究者である谷川聡氏にお話を伺い、「スポーツサイエンス」の最前線を覗いてみ

【前編】なぜスポーツに金融が必要なのか?

僕自身は、証券会社に13年勤務する中で、ずっとスポーツと金融の関わりについて考えてきた。 結論として、「金融」に関する知識は、スポーツチームを発展させるために相当程度に必要なスキルではないかと感じている。 しかし、「金融」と聞くだけでアレルギーがある人も多いのではないだろうか。危ない、複雑、とかそんなイメージもあるだろう。また、金融機関出身者がチームに転職した場合を想像しても、頭固そう、お金の亡者っぽい、とかネガティブなイメージを持たれる気もする。(ここは、あながち当たっ

分析の目的は、指導者のバイアスを取り除くこと。イングランドの過ちに学ぶ、分析の捉え方

バスケットボール指導者やアナリストの方々に、映像分析へのさらなる理解を深めていただくことを目的に開催した「Hudl Tip-Off」。Hudl Japan公式noteでは、いくつかのセッションをピックアップしてバーチャル講義の内容をお届けします。 第1回となる今回のテーマは、「アナリティクス(分析)とは何なのか」。スタッツとの違いなど、映像分析を進める上での基本的な整理について。さらに、サッカーイングランド代表での誤った分析事例、そもそも分析をするべき理由などについてお伝え

スポーツの現場にふれつづけるために、僕はカメラを選んだ。

「好きなことで、生きていく」YouTubeのCMで使用されたこのキャッチコピーが流行って数年。自分の得意を活かし、組み合わせていくという仕事観は年々身近なものになってきています。 この言葉を、今回の主人公・長田洋平さんに当てはめるなら「好きな“世界”で、生きていく」になるかもしれません。長田さんは、オリンピック・パラリンピックやサッカーワールドカップをはじめ、多くの国際大会で撮影を行い、ライフワークとして車いすバスケットボールのスポーツドキュメンタリーの制作にも力を入れるス