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面白い/興味深い/共感するnoteたち

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タイトル通りの基準で素晴らしいnoteたち、何度も見直したくなる、お勧めしたいものを集めました!どうぞフォローして自分にあったnoteと出逢って頂ければ☆
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#本

断片は作品ではない(本を書く心がけ)

結城は仕事のメモを保存するためにEvernoteを使っています。自分が思いついたことを書いておいたり、参考書のスナップショットを取ったり、Webサイトのクリッピングを行ったり。Evernoteには数万個のノートがあります。 自分のEvernoteの中には「新しい本のアイディア」というノートブックがあります。そこをのぞくと、おもしろい本になりそうな設定やアイディアがぎっしり見つかります。何しろ、結城自身が長年集めてきたものですから、自分で読んで興味を引くものばかりです。 「

「役に立たない」仕事の流儀|『「役に立たない」研究の未来』書評|大滝瓶太

【本稿は作家・大滝瓶太さんによる寄稿です】   「ひとはなぜ集まるのか」ということを、折に触れて考える。  たとえば京都で過ごした学生時代、鴨川では入れ替わり立ち替わりやって来るカップルが等間隔で川沿いに並ぶという現象がいわゆる「散逸構造」の例としてネタにされていたのだけれど、これはわりと馬鹿にならない観察でもある。1組のカップルを1つの個体として見たとき、個体と個体のあいだには「鴨川沿いでしっぽりしたい」気持ちと「なんとなく気まずい」みたいな心理的な障壁を含むポテンシャル

図書館はつくれる。空き店舗の新しい使い方、完全民営・黒字経営の「みんなの図書館さんかく」の思想。

今年の3月で「みんなの図書館さんかく」を開館しはじめて1年が経とうとしています。たった1年間だけど本当にいろんなことがあって、たくさんの参画が生まれる図書館に育ちました。 焼津駅前通り商店街の空き店舗を活用し、「一箱本棚オーナー制度」と呼ばれる月額制の本棚オーナーの仕組みで、家賃や水道光熱費などの最低限の経費を稼ぎ出し、本を中心にまちの新しいコミュニティをつくる。 シンプルにやっていることはこれに尽きるのですが、①運営者の持ち出しなく黒字で経営できること、②一箱本棚オーナ

読書を年間1000冊するとどうなるのか?

みんなにもっとたくさん本を読んでほしい。と思ってこの文章を書きました。 誰もあなたの頭の中まで盗めないでしょう。だから読書します。 では。 1.年間1000冊の読書をするとどうなるのか1-1知識が増える読書効果のまずひとつめ。単純に、知識が増えます。で、これは読めば読むほど、単純な足し算以上に増えていく。 情報というものの特性に、ひとつの情報にさらに情報が紐づいていくというものがあります。この特性のおかげで、1+1が2になる増え方ではなくて、爆発的に増えていきます。 例え

読書という行為

最近後輩の子から「会う人みんなに読書した方がいいって言われるけど、読書の有用性が実感できない」って相談を受けました。 そのことについて考え、改めて読書という行為について、自分が思ったことを書きたいと思う。 小説と実用書は違う読書について考えた時に、大前提はここなんだって気づいた。 みんな「読書」=「本を読むこと」って認識だと思う。 読んで字のごとく、書を読むから読書。あってるのはあってるんだけど。笑 一番最初に本を読むことをするのって子供の頃、絵本とか、漫画ですよね

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紙の本大好きマンVS究極の電子書籍を開発する博士

もしも一年後、この世にいないとしたら

最近編集をした本のタイトルに、上のようなことばをつけた。私自身、この言葉をみるたびに少しドキっとする。 著者は、国立がん研究センターの精神腫瘍科で働く清水研先生という精神科医の方。「精神腫瘍科」という言葉は初めて聞く人が多いと思う。精神腫瘍科とは、がん患者さん専門の精神科医のことだ。 今、がんになる人は二人に一人と言われている。自分ががんでなくても、身近なひとががんに罹ったことがある、がんで亡くした経験がある人を含めたら、多くのひとの人生にがんは関わっていることになる。

クリエイターの宿命

『やりたいこと』と『世間に受け入れられること』のギャップは、特にクリエイターの人にとって永遠のテーマだと思います。 どうにかしてそこの両立みたいなことをして、クリエイターやアーティストの方にフルスイングしてもらえないかなーと考えてるんですが、やっぱりそこは良くも悪くも、割り切るべきなのかなというのを、昨日たまたま観たYouTubeの動画2本から感じました。 観た動画というのは、これら2つ。 >コンテンツを作る人全員に必要な「編集力」とは?「編集者」を定義から見直せ!【ド

本を読む習慣 — オバマ、ゲイツ、バフェット、出口 | きのう、なに読んだ?

こちらのQuartz の記事を読んだ。タイトルは「週5時間を学びに充ててない人は無責任だ」くらいの意味だ。 冒頭部分をざっくり訳す。 オバマ元大統領は、世界で最も多忙な人のひとりだったが、在任中、毎日1時間を読書に充てていた。なぜか? 史上最強の投資家であるウォーレン・バフェットは、若い頃から現在まで、時間の80%を読むことと考えることに充てていた。なぜか? 世界一の大富豪、ビル・ゲイツは、そのキャリアを通して、毎週1冊の本を読み、毎年2週間の読書休暇をとるという習慣を続

SNSで本の表紙を載せた紹介は、「まだ」違法ですか?

2018/916 新規作成2024/4/8 一番下に嬉しい話を追記しました 初めまして。TwitterではAという名前で本のデジタルPOPを書いている一介の読書好きな人です。(@hon10pop)※今はこのアカウントは更新しておらず、鍵垢です。 なんでnoteを書こうかと思ったかというと、これから書くお題についてTwitterでは文字数が少なくて誤解を招きそうだと思ったからです。(noteで書いても誤解や賛否両論は起きるかもしれないけれど) 賛否両論というのはあるすでに

「紙の本」はなくなるのか?

紙にインクで印刷した古いスタイルの本は、現在は何より最も耐久性があり信頼できる長期保存テクノロジーなので、図書館は(多くの個人も)敢えて廃業したいとは思っていない。 ※本中より引用 『〈インターネット〉の次に来るもの』を読んだ感想、第16回です! 第1回はコチラ↓ きのうのnoteでは『本というフォーマットは、単なるプラットフォームになっていく』という話をしました。 ウィキペディアのような感じで、各ページ相互にリンクが貼られ、始まりも終わりもないような形が、これからの

現代に生きるぼくたちはみな、「永遠の初心者」

『〈インターネット〉の次に来るもの』という本を読みました。 きっかけは、下記のけんすうさんのツイートです。 その場ですぐにポチったのですが(なので購入日は約3ヶ月前の4月21日)、なんせ本が長かった。。。 全416ページ!!! ただ、伊達に長いのではなく、その分たくさんの示唆に富む話があったので、これから何回かのnoteに分けて書いていきます! ということで第1回のテーマは『我々は永遠の初心者』。 新しいテクノロジーは際限なくアップグレードを要求するので、、あなた

本屋さんのInstagramの29の活用事例とアイデアまとめ_随時更新

本屋さんがSNSに力をいれるときに、選択肢のひとつにInstagramがあがります。現状活用されている本屋さんと読書アカウント、InstagramのEC連携などの情報をまとめたので、ご活用ください。 本屋さん活用事例 店舗数が多い書店さん11の事例まず、書店数が多いチェーン書店さんを中心にピックアップします。 チェーン書店さんのリストアップは、下記サイトより、店舗数20位内の書店で「店舗名 Instagram」で検索上位にInstagramアカウントが確認できた書店を掲載

書評「読みたいことを、書けばいい。」(田中泰延)

Twitterで多くの人がシェアしているので、買う予定じゃないのに手にとってしまいました。 「人は3回違う場所で目にしたら、その商品が欲しくなる」という話を聞いたことがあるのですが、僕はTwitter、Facebook、書店と3回目にしてしまったので、まんまとその法則にハマってしまいました。 でも、読み終えた今はこう言えます。買ってよかった。人に自信をもっておすすめできる本です。 本書「読みたいことを、書けばいい。」は、電通で24年間コピーライターとして働いていた著者が