ロゴのゆらい
art. #18 / 3200 words (4 min.)
きょうのnoteは、ロゴのゆらいについて書いてみます。
「社名のゆらい」は書いていましたが、ロゴはまだでしたね。
メモ程度の記事です。ご興味のあるかたは、お読みください。
はじめに
そもそもどんなロゴなんだ、という話ですね。
現在のロゴはこちらです↓(2021年3月21日時点)
フォントは「Ubuntu」をつかっています。
どんなイメージでつくり始めたのか
1ヶ月半前…、めちゃめちゃ考えてつくったはずなのですが…、経緯がぱっとでてきません(笑)。
これはアカンやつですね。
しっかり言語化してまいります。
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Workpodsの「pod」には、3つの意味があります。
①さや(さやえんどうの"さや")
②まゆ(かいこの"まゆ")
③宇宙船の離脱部・取りはずし可能な部分
(詳しくはこちらを参照ください↓)
なので、①さやえんどう ②まゆ ③宇宙船のどれかにしようと考えはじめました。
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①さや(さやえんどう)
はじめに、さやから探しはじめました。
当社「Workpods」は、2030年に向けたジョブ型雇用をすすめる役割を担っています。
なので、一つ一つの「ジョブ」が緑のさやの中に整理整頓されている感じだったらいいなとイメージしました。
そこですぐに、さや(さやえんどう)を画像検索してみたのですが…、正直ピンとこず。
「さやえんどうのお菓子をつくっている企業」のようになりそうな気がしてしまい、①さやは断念しました。
②まゆ(かいこ)
つぎは、かいこのまゆでした。
一つ一つの「ジョブ」を、まゆが包んでいる感じだったらいいんじゃないかとイメージが湧きました。
これまたすぐに、まゆの画像検索してみましたが…、うまくヒットしません。
そこで「かいこ」で検索してみると…、かいこファンの方には申し訳ないのですが…、本気の虫を見つづけていると…、すこし気持ちがわるくなってしまいました…。
さすがに、自社のロゴを見て社長がきもちわるくなってたらダメじゃないですか(笑)。
②まゆ(かいこ)も断念することになりました。
※まゆ(繭)のほうです↓ かいこはさすがに割愛します(笑)
③宇宙船
さいごの望み、、宇宙船です。
話題となった「はやぶさ」のような感じでイメージして画像検索してみましたが…、あまりイメージに合うものがありませんでした。
「じゃあロケットならどうだろう?」と思い探してみると、少しビビビッとくるものがいくつか見つかりました!
宇宙船(企業)の接続部に、とりはずし可能な燃料(ジョブ)が装着される。宇宙船(企業)は、その燃料(ジョブ)によって推進力を得て、遠くに飛んでいける−−
「宇宙船」ではなく「ロケット」だけど…大きなくくりでいえば同ジャンルだ…!
ということで、ロケットをもとにデザインをつくり始めました。
どうやってつくり始めたのか
今後を見据えてデザインツールを使いこなせるようになりたい!と思い、Figmaでスケッチを始めました。
Figmaとは
Googleスプレッドシートのように、共同編集できる・共有がしやすいデザインツールです。その使い勝手のよさから、最近人気が出ているようです↓
Figmaでつくっていたのですが、ぼくには高機能すぎてうまく使いこなせず…。結局、Keynoteでつくりはじめました(笑)。
「Workpods」から「ロケット」まではきました。
つぎは、「ロケット」にどういうコンセプト(概念)を持たせるかです。
コンセプトはなにか
ぼくが持たせたかったコンセプトは、以下の2つです。
①ジョブ型(働きかた)
②円型(企業・組織のありかた)
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①ジョブ型(働きかた)
今後の働きかたは、就社ではなく就職です。
本当の意味での「就職」です。
会社に就くのではなく、職種・職業に就くのです。
本当の意味での「手に職(スキル)」となります。
「一人一人の職(スキル)が重なりあって、企業・組織がつくられて、かけ算となって躍進していく」
その世界観をロケットで表せないかと考えました。(難題。笑)
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②円型(企業・組織のありかた)
また、今後の企業・組織は、三角形ではなく円形です。(持論)
会社に就くわけではないので、上下の役職(部長,課長,係長)は関係なくなります。そのため、三角形ではなくなります。
<余談>
そもそも、役職ではなく役割なのです。
日本だと、マネージャーが偉い、年次が上がるとマネージャーみたいな風潮がありますが、はっきりいって誤りです。
マネージャーはマネジメントすることが仕事です。
プレイヤーは現場でプレイすることが仕事です。」
本来はどちらが上とか下とかありません。
持ちつ持たれつの関係であり、それぞれマネジメントが得意だからマネージャーであり、現場でプレイすることが得意だからプレイヤーなのです。
営業経験20年でも現場が得意であればプレイヤーで活躍すべきですし、営業経験3年でもマネジメントが得意ならマネージャーで活躍すべきです。
(話がそれるのでこの辺で戻ります)
職種に就くので、営業,エンジニア,PMといった各職種のプロフェッショナルが同レベルで、役割として扱われていきます。(上下の役職なし)
誰が偉いとか、入社歴長いとか、社長だからとか、そんな考えかたは昭和です。
全員が、全員に対して、リスペクトをもって働く姿が理想です。(Workpodsはそういう組織をめざします)
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全員が同じ高さにいて、繋がっているという意味で円型。
横からみると平坦、上から見ると円になっているイメージです。(ちなみに、取締役会はおおそとです)
「いい意味で全員が均等で、それぞれがプロフェッショナルの誇りをもって仕事をしている。そのプロの仕事同士が、かけ算で重なりあっている」
そんな世界観をロケットで表せないかと考えました。(難題2。笑)
コンセプトをどう具現化するか
どちらのコンセプトにも「重なり合う」というのがでました。
たしかに、当社のプラットフォーム「Workpods」で出会い、一緒に仕事をして、双方が飛躍していくという意味で、「重なり」はキーワードの一つです。
そんなことをイメージしながら、葛藤すること数十時間…。
ひとまず、完成しました!
(再掲↓)
★ポイント
(1) すべての直線が「同じ長さ」
(2) すべての角度が「45° or 135°」
<ポイントの詳細>
■ロケット本体
・全員が同じプロフェッショナルであることを表すために、(1)長さ(2)角度をすべて同じにしている
・同じプロフェッショナリズムを持つ同志だからこそ、重なりあうことができる(誰かが長かったり・短かったり、角度が異なっていたりすると調和がとれない)
※日本的な「出る杭は打たれる」という意味ではなく、全員に対してリスペクトをもっているという意味
■ロケットから出ている火
・ここも(1)長さ(2)角度があてはまる
・いろんな人材がじぶんの仕事に誇りをもって、高い熱量で仕事をしている。それぞれの個性(色)が重なりあって、熱を帯びて火となっている
おわりに
ある程度、言語化できた気がします。
少しでも、想いの熱量が伝わっておりましたら幸いです。
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(僕には子供がまだいないのですが、)この記事を通して「親バカ」の意味が少しだけわかったような気がしました。
ロゴや社名は、ある意味「わが子」です。
妊娠12ヶ月、「わが子」を産んで生後2ヶ月。
(構想12ヶ月、登記完了して2ヶ月)
ロゴのゆらいを思い出していたら、なんか父親のような気分になってしまいました(笑)。
実際に、妊娠10ヶ月、「新田順」を産んで生後30年。
父と母は、どんな想いで「新田順」を育ててきてくれたんでしょうね。
自分自身も、わが子「Workpods」をなんとか成長させられるように、明日もまた仕事に努めてまいります。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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