「水島広子著 毒親の正体」読みました。

今日ここを訪れたあなたは
「毒親」
という言葉を聞いた事はありますか?

・まあ、言葉くらいは……
・意味も詳しく知っています!!
・初めて聞いた言葉

感想はいろいろでしょう。

では毒親という言葉から
あなたはどのようなイメージを持ちますか?

・子供を虐待する親
・育児をしない母
・家庭を顧みない父

恐らくはこのような親を
想像したのではないでしょうか?

もちろん間違いではありませんし、
世間に出ている著名人や専門家の告発本も
殆どが上記の親について
述べたものです。

私も上記の意見に異論はないのですが、
一方で

・全ての毒親が当てはまっているのか?
・そもそも毒親が生まれる背景は何?

という疑問を持っていました。

そして先日、私が抱いていた疑問に対して
一つの答えを示してくれた本と出会えました!!
つまり、今日紹介するのは↓

水島広子著 毒親の正体

「水島広子著 毒親の正体」

以前にも著書を紹介した
精神科医の水島広子さんが
自身の診療体験をもとに
毒親問題について語った
こちらの書籍です。

本の中身は?


著者の水島さんについては
以前「恐れを手放す」という本を書いた時に
触れていますので
今回は早速本の内容に入っていきます。

内容は

・水島さんが見た毒親問題の実態
・毒親が生まれてしまう理由
・被害者へのアプローチ方法
・毒親の子が傷を癒すために自分で出来る事

・親子問題が生まれる大きな要因
・ワークショップの体験談
・毒親と言われた時にするべきこと
・水島さんのメッセージ

上記の順番で書かれています。

具体的な内容は

・まず水島さんが
自身の診療現場からみた毒親問題の実態。

・続いて毒親が生まれる要因に
発達障害や愛着障害、精神疾患や家庭環境が
大きく影響しているという考え。

・もし被害を受けてしまったら
当事者はどのようにすればいいのかという対処法と
診療現場で愛着を軽視している専門家が多いという
著者が抱いている現場への警鐘。

・もし自分の親が毒親だった場合は
まずその事実を認めることが重要で、
治療していくのはそれからという事実。

前半4章の内容を書き出してみましたが、
文字として目にしてみると
私自身改めて驚いた要素が多いです。

特に毒親問題にも
以前、何度か著書(主に岡田尊司さん)をレビューした、
愛着障害や発達障害が関連している
可能性がある事、

そして愛着に無理解な専門家が多いという指摘は
驚きました。

後者はなんとなく想像していましたが、
別のお医者さんからも同じ意見が出ると
信憑性が増します。

周囲の人に相談しても
話を遮られることが多いのに
専門家にまで……

本当、相談は時間の無駄ですねと
改めて思いました。

そして後半4章では

・毒親が生まれやすい環境は
未だに残る古い考えに由来している点が
大きいという事。

・水島さんが主催した
ワークショップの実体験についての感想

・もし毒親と言われてしまったら、
どうすればいいのかについて

・水島さんから私たち読者へのメッセージ

といった内容が書かれています。

特に環境の話は未だに根強く残る
男女の性に関する古い知識が
問題を引き起こしているという指摘が
興味深かったです。

一方でワークショップについて
書かれていますが、
私は以前レビューした

「コンビニは通える引きこもり達」

の影響から当事者会等の効能について
凄く疑問を持っているので
若干おめでたい展開かなと感じました。

続いての章は親へのメッセージなので
これまでと少し方向性は違いますが、
敵を知る参考にはなるかなと思いました。

そして著者のメッセージで締めくくられています。

感想


ではここから私の感想ですが

「毒親について思っている疑問を
解消してくれた。

だけどそれ以上に
人に相談するという事が
どれだけ無駄で時間を浪費するかが
改めて分かったのが一番印象的」

というのが感想になります。

以前YouTube動画や
細谷功さんの著書を紹介した時にも言いましたが、
私は

・相談は基本しない方がいい
・コミュニケーションは100中99無駄

だと思っているので
毒親問題に限らず、どうしても相談したいなら
専門家に対して行い、
その上で録音しておいて万が一に備えておくのが
最も良い選択だと思っています。

(該当する記事は下のリンクから

http://aiann99.jp/blog-entry-6021.html

http://aiann99.jp/blog-entry-6133.html


http://aiann99.jp/blog-entry-6189.html



まあ、もともと持っていた考えが良いと
さらに思わせてくれたという点で
私にとっては良い本です。

もしあなたが

・親の事で悩んでいる
・自分の問題を見つめなおしたい
・水島先生に興味がある

のであればぜひ読むべき本です。

まとめ


日常演舞の読書感想、今日は
「水島広子著 毒親の正体」を
読んでみました。

明日またお会いしましょう!!

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