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北澤幸太郎「場当たり的が会社を潰す」読んでみた

あなたはこの様なお悩みを持っていませんか?

・会社の上層部が根拠のない目標を掲げてくる。
・部署の方針がコロコロ変わる。
・問題の解決を丸投げされる。
・周囲が方向性をまるで理解してくれない。

もし上記に当てはまっていたら、
あなたの職場は「場当たり的」な対応をする職場なのかもしれません。

人間誰しもその様な対応をしてしまうことはあります。
私もそうです、食レポ動画を撮影しようとしていたら、
手元が狂って肝心の物を落としてしまい、それで冷静さを欠いて
更に状況を悪くしてしまったりなんて事はよくあります。

しかし、個人であればまだ笑っていられる話であっても会社、
それも上層部が終始その様な対応をしているのは大問題です。

「いや、一体何が大問題なの?」
そう思ったあなた、その理由を知りたくありませんか?
こちらの本を読めばそれが分かります↓

「北澤幸太郎著 『場当たり的』が会社を潰す」


北澤幸太郎さんとは?

ここで著者の「北澤幸太郎」さんについて少し解説します。

北澤さんは写真屋の息子として生まれたものの、
その後を継ぐのではなく、

リクルートやソフトバンクに営業マンとして勤務した後
現在はその時に編み出したノウハウを
研修プログラムとして企業に提供して、
コンサルタントや講師として活躍されています。

内容の概説

本の内容をざっと羅列すると

・著者の来歴
・場当たり的な行動を取る人物の特徴
・そうした人物が居るとどの様な問題が起こるのか
・「場当たり的」にならない問題の解決方法

この順番で記述されています。

まず場当たり的な行動を取る人物の特徴ですが

・問題の内容を検証しないまま解決策を出す。
・いざという時の為の逃げ道を作って提案する。
・方向性が定まらないまま部下に丸投げ。

細かい部分では他にも色々な特徴がありますが、
大まかに分けるとこの様なパターンで行動します。

それを放置すると

・間違った解決策ばかりを出し、問題が更に悪化する。
・企業理念を見失い、内部の人間関係に亀裂が入る。
・結果として会社が倒産。

この様な事態を招きます。

そうならない為の対処法として

・課題と問題を分けて考える
・職場に浸透しやすい理念をまず掲げる
・お互いに本音を出し合える関係を築く。
・本の中に書かれているチェックリストを活用する

等が提案されています。

私の感想


ではここから私の感想となります。
「確かに問題点はその通りで異論はないが、
一方で解決策については少し疑問がある」
という内容です。

「場当たり的な対応」の問題点は本当にその通りですが、
それに対する解決方法、
特に「お互いに本音を出し合える関係」が
どの程度出しているのか?という疑問を覚えました。

仕事に関係する部分だけ話すのか、
それとも自分の全てを赤裸々に出すという意味か。
これだけでも全く違う意味になります。

まして職場の人間関係というのは仲良しクラブではないのですから、
誰にも本音を出せるという人はむしろ少数なのではないでしょうか?

たとえ仕事の部分だけだとしても、
そもそもあまり顔を合わせない人物にそこまでする必要があるのか、
最低限仕事上必要な会話だけでよいのではないか、
こうした疑問も浮かんできます。

なので解決策が適応出来る場面が
少し限られている印象を受けました。

まとめ


まとめると「北澤幸太郎・『場当たり的』が会社を潰す」は

・自分の会社が場当たり出来であるかチェックしたい。
・ある程度の解決策が知りたい。
・会社の規模がそれほど大きくない。

あなたがこの様に思っているのであれば読んでみた方が良いと思います。

今回の記事は日常演舞が
「北澤幸太郎・『場当たり的』が会社を潰す」を
読んだ感想を述べた読書レビューでした。

では又明日お会いしましょう!!

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