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pha「ニートの歩き方 お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法」読破感想

「社会から外れた人達の言葉?」

今更私が言うまでもない事ですが、今世界は様々な問題を抱えています。
個人単位で見ても不登校、引きこもり、ニート……と上げればキリがありませんが、
本日はそんなニートの方が考えている事、その言葉に迫ってみたいと思います。
そのための本としてこちらを紹介しますね↓

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「pha著 ニートのあるき方」
こちらは「日本一有名なニート」であるphaさんと言う方の著書です。
その内容をざっと紹介すると

・著者がニートになるまで
・ニートとしての生活
・現在思っている事
・これからについて

この順番で著者の心境、実際に生活で工夫している事、
心がけている事等が書かれています。

では、ここから読んだ私の感想になりますが、
「前半部分はあくまで個人の体験であり、参考にするのは難しいので、
単なる読み物として楽しもう」
と言った印象です。

まあ、この辺りは肩の力を抜いてリラックスして読めましたね。

ですが後半の今思っている部分における
「人生は生まれた環境で殆ど決まってしまう」という部分は
非常に印象に残りました。

というのもこの部分が私は昨今ニュース記事等で取り上げられつつある
「親ガチャ」この言葉がそのまま当てはまっている様な気がしたのです。

この本が出版された時にはこの様な言葉は当然生まれていませんでしたが、
内容に書かれている所を考えると
「この問題は急に浮上してきたのではなく、元々潜在的問題として存在していた事が、
親ガチャという言葉を得て表面化してきた」のではないかと思ったのです。

そしてこの親ガチャに相当する記述に対してよく上げられている
「努力してなんとかなった人もいる!!」
という反論に対しても触れられており、著者はこの反論に対して
「それはその人が努力出来ただけ、出来ない人の方がよほど多い」と返しています。

つまり、親ガチャというのは
主に遺伝と環境面の2つの問題から語られる事が多いですが、
環境をなんとかできるか否かも結局遺伝的な面で決まってしまうのではないか?
そうおっしゃりたいのではないかと私は思いました。

まあ、私自身は親ガチャはやや賛成よりと言った考えですが、
この考え方を当てはめた場合、この問題は思っている以上に根深いものだ
と考えずにはいられませんでした。

そしてもし、冒頭で上げた問題を抱えている人が
「親ガチャ」の意味を知っていた場合、説得は
非常に厳しいものになってしまうのではないでしょうか?

少し古い本ですが、今に通ずる問題を考える切っ掛けになりました。

はい、というわけで本日は日常演舞が
「pha著、ニートの歩き方 お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法」
を読んだ感想とそれで考えた親ガチャ問題を語る読書感想記事でした。
では又次の記事でお会いしましょう!!


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